アルボナースとは?アルコール消毒で手荒れするなら保湿剤配合の消毒剤のアルボナースが◎
アルボナースは消毒しながらサラサラ、スベスベを味わえます。そこで今回はアルボナースの特徴や、手指や身のまわりの消毒方法を紹介します。
アルボナースとは?
アルボナースは、ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)を有効成分とした手指の消毒剤です。ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)は、逆性石鹸と呼ばれる界面活性剤の一種で手指の消毒、傷の消毒に用いられますが、食器や調理器具、家具、家財などの身のまわりの物を消毒にも用いられます。
アルボナースにはベンザルコニウム塩化物(0.05w/v%)の他にエタノールも含まれています。アルボナースにはベンザルコニウム塩化物とエタノールの2種類の消毒剤が配合されています。
アルボナースには3種類の保湿剤が配合されており、手に潤いを与ええてくれます。新型コロナウイルス感染拡大が長く続く中、手洗いや手指の消毒回数も多く手荒れしやすい状況です。3種類の保湿剤が配合されているアルボナースは、手に優しい消毒剤と言えます。
アルボナースは新型コロナウイルスに有効
新型コロナウイルスの消毒、除菌方法について(厚生労働省、経済産業省、消費者庁特設ページ)の中で、手洗いや手指の消毒が大切であることと、身のまわりの物を消毒して手指に付くウイルスを減らすことの重要性を指摘しています。
興味深いのは手指に付いたウイルスは、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせるそうです。手洗いするなら石けんやハンドソープを使い、時間をかけて手洗いした方がよさそうですね。
手洗いがすぐにできない時には、アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)による手指の消毒を推奨しています。
アルボナースにはエタノールも含まれていますが、ベンザルコニウム塩化物も含まれています。ベンザルコニウム塩化物は物に付着したウイルス対策として、NITE(製品評価技術基盤機構)の検証試験結果により有効と判断された9種類の界面活性剤の1つとして紹介されています。
NITE検証試験結果から有効と判断された界面活性剤9種
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- アルキルグリコシド(0.1%以上)
- アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
- 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- 純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
>>【参考】新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
>>【参考】NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報公開
アルボナースはメリット手荒れしにくい
新型コロナウイルスの消毒において、エタノールが主流です。新型コロナウイルス以外のウイルスや菌の中にはエタノールが効きにくく、長時間エタノールに接触させなければならないものもあります。
アルボナースにはベンザルコニウム塩化物とエタノールが含まれているため、より高い効果が期待できます。
手洗いや手指の消毒頻度が多いと、手荒れしやすくなります。手荒れの予防にはハンドクリームの使用が一番ですが、ハンドクリームを使用できない場面もあり、手洗いや手指を消毒するたびにハンドクリームを塗るのは現実的ではありませんよね。アルボナースは3種類の保湿剤が配合されており、手に潤いを与えてくれます。
手荒れで悩んでいる人や、手荒れが心配な人にとって大きなメリットでしょう。
アルボナース以外にも消毒方法はあります
新型コロナウイルス感染対策として手指の消毒は重要ですが、身のまわりの物を消毒して手指に付くウイルスを減らすことも重要です。
新型コロナウイルスの消毒、除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)の中で、物に付いたウイルス対策の方法を紹介します。
熱水
熱水を使ってウイルス対策するには、80℃の熱水に10分間浸けます。この方法は対象物が限られます。
塩素系漂白剤
塩素漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが含まれておあり、濃度が0.05%になるように薄めて拭き取りに使いましょう。その後、水拭きも必要です。
洗剤(界面活性剤)
アルボナースの有効成分であるベンザルコニウム塩化物をはじめ、N ITE検証試験結果から有効と判断された界面活性剤が含まれた家庭用洗剤を選んで使いましょう。
あくまで物の消毒に限られますので、手指の消毒には使えません。アルボナースは手指の消毒剤として認可されています。アルボナースのように手指の消毒剤として認可されていれば、手指の消毒や身のまわりの物の消毒にも使えます。
次亜塩素酸水
消毒する物が汚れていると効果が落ちるため、あらかじめ汚れを落としてから使用します。有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水を使用し、消毒したい物の表面をヒタヒタに濡らして20秒以上放置してからキレイな布やペーパーで拭き取ります。
元の汚れがひどい場合は、有効塩素濃度200ppm以上のものを使いましょう。次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めただけでは、次亜塩素酸水にはなりませんので注意しましょう。
アルコール(濃度70%以上95%以下のエタノール)
濃度70%以上で95%以下のエタノールを用いて拭きましょう。消毒用エタノールの使い方や代用品については下記の記事で詳しく紹介しています。
亜塩素酸水
亜塩素酸水を拭き掃除に用いる場合は、遊離塩素濃度25ppm(25mg/L)以上の亜塩素酸水をペーパータオル等に染み込ませて拭き、その後水気を拭き取って乾燥させます。
>>【参考】新型コロナウイルス対策ポスター
>>【参考】次亜塩素酸水を使ってモノの消毒をする場合の注意事項
まとめ
今回はアルボナースの特徴や、手指や身のまわりの消毒方法を紹介します。アルボナースは広範囲の微生物(ウイルスや菌など)を消毒できて、手に潤いを与えてくれます。手指の消毒と共に身のまわりの物を消毒して、ウイルスが手指に付く数を減らすことも重要です。
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