カツオブシムシとは?カツオブシムシの3つの駆除方法や7つの予防ポイントを紹介
お気に入りの衣類に「虫食いの穴」や、乾物に「虫に食われた跡」など見つけたことはありませんか?もしかしたら犯人はカツオブシムシの幼虫かもしれません。今回はカツオブシムシの特徴や駆除する方法、カツオブシムシを予防するポイントを紹介します。
カツオブシムシとはどんな虫?
カツオブシムシは鰹節を好むため、その名がついたと言われています。しかし、カツオブシムシが好むのは鰹節だけではなく乾物や衣類、カーペット、毛布なども好みます。
日本に生息するカツオブシムシとして「ヒメマルカツオブシムシ」と「ヒメカツオブシムシ」の2種類が知られています。それぞれの特徴や生態を紹介します。
ヒメマルカツオブシムシの特徴
- 体長・・・4~5mm
- 幼虫の特徴・・・太めの円筒状で色は茶褐色、体全体が短い毛で覆われている。尾には槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長い毛の束があり、護身に役立っている。毛は鋭いが毒はない
- 成虫の体長・・・2~3mm
- 成虫の体長特徴・・・色は白、茶褐色、黒のまだら模様で、細かく短い毛に覆われている
ヒメカツオブシムシの特徴
- 幼虫の体長・・・7~10mm
- 幼虫の特徴・・・イモムシのような形で、色は赤褐色~茶褐色、体全体が短い毛で覆われている。尾には、槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長い毛の束があり、護身に役立っている。毛は鋭いが毒はない
- 成虫の体長・・・3~5mm
- 成虫の特徴・・・色は茶褐色~黒褐色で模様はない
ヒメマルカツオブシムシとヒメカツオブシムシは見た目こそ違いますが、生態はよく似ています。
ヒメマルカツオブシムシとヒメカツオブシムシの生態
- 分布・・・日本全国
- 幼虫のエサ・・・乾物などの食品、衣類や毛布、カーペット、糸くず、虫の死がいなど
- 成虫のエサ・・・花の蜜、花粉
- 成虫・・・光や白い色に集まりやすく、マーガレット、ハルジオン、ノースポールなどのキク科を好む
- 成長・・・300日程度幼虫として過ごす。幼虫の状態で冬を越して、脱皮を繰り返して成長する。3月~4月頃にサナギになり、4月~7月の間の1ヶ月~2ヶ月を成虫として過ごして産卵する。
カツオブシムシを駆除する3つの方法
カツオブシムシの成虫は害がありませんが、問題は食品や衣類に被害を与える幼虫です。しかし、成虫を放っておけば産卵して幼虫が悪さします。家の中でカツオブシムシを見つけたら、成虫でも幼虫でも駆除しましょう。
アイロンの熱で駆除する方法
カツオブシムシは65℃以上の熱で駆除できます。衣類やカーペット、毛布などはアイロンがけすれば駆除できます。アイロンが使用できる素材かを確認してからにしましょう。コインランドリーの乾燥機を使えばまとめて駆除できます。
殺虫剤を使って駆除する方法
カツオブシムシを見つけたら殺虫剤スプレーで駆除するのもいいのですが、カツオブシムシはどこに隠れているかわかりません。そんな時にオススメなのが、くん煙タイプの殺虫剤です。隅々まで薬剤が届くよう、クローゼットやタンスの引き出しは全て開けて使用しましょう。
くん煙タイプの殺虫剤は卵やさなぎには効果がありません。カツオブシムシの幼虫は生命力が強く駆除するのが難しいといわれています。
捕虫器を使って駆除する方法
カツオブシムシの成虫は光に集まるため、光で誘引する捕虫器で成虫を駆除しましょう。
カツオブシムシを予防する7つのポイント
カツオブシムシが家の中で繁殖すると完全に駆除するのは難しく、長期にわたることもあり厄介です。そこでカツオブシムシが発生しないように予防することが重要です。
洗濯物を取り込む
カツオブシムシの成虫は、光や白いものに誘引されます。洗濯物を取り込む時は、カツオブシムシがついていないか確認しましょう。タオルやシーツ、シャツなどの白い洗濯物、布団や毛布などは念入りに確認しましょう。
特に成虫が活発に動く4月~7月は注意が必要です。カツオブシムシが家に侵入しないように心がけましょう。
帰宅時
衣類にカツオブシムシが付いて、家の中に侵入する可能性があります。家に入る前に確認しましょう。特に白い服や活動期は気をつけましょう。
衣類を直す
衣類をタンスやクローゼットに直す時は、必ず洗濯するかクリーニングに出しましょう。汚れた衣類はカツオブシムシに狙われやすいです。
防虫剤を使用する
カツオブシムシの幼虫を駆除できなくても、寄せつけない効果がある防虫剤を使用しましょう。幼虫期間は長いため防虫剤の有効期限も気をつけましょう。
花を家の中に入れる時
外に置いてあった植木鉢やプランターを家の中に入れる時や、庭に咲いている花を部屋に飾る時はカツオブシムシがついていないか確認しましょう。キク科の花、白い花、淡い色の花は念入りに確認しましょう。
乾物の保管
カツオブシムシの幼虫は、ビニール袋に穴を開けて侵入することがあります。乾物を保管する時はビニール袋に入れた乾物をタッパーやビン、缶などに入れて保管しましょう。
こまめに掃除する
カツオブシムシの幼虫は、糸くずや虫の死骸も食べます。こまめに掃除して清潔な環境を保ちましょう。
まとめ
今回はカツオブシムシの特徴や、駆除する方法、予防対策する方法を紹介しました。カツオブシムシの幼虫は食品や衣類を食べてしまうため、何としても駆除したいところです。
しかし、カツオブシムシの幼虫は生命力が強く、幼虫でいる期間も長いため完全に駆除するのが容易ではありません。カツオブシムシをはじめ害虫を効果的に駆除するなら、プロに依頼するのも一つの手です。
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