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ダニ駆除

ダニに刺された跡【写真画像あり】症状の特徴や見分け方、跡をきれいに治す方法を紹介

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ダニ刺されと虫刺され、見分けがつかないことありませんか?この記事ではダニに刺された跡の特徴や、刺されやすい部位などを画像つきで解説しつつ、刺された跡の対処法や、被害拡大を防止する方法についても合わせて紹介します。

ダニに刺された跡の特徴【写真付き】

ダニに刺された跡の特徴【写真付き】 家の中など屋内で人を刺すダニには「イエダニ」「ツメダニ」の2種類で、屋外で人を刺すのは「マダニ」です。
ダニの種類 発生場所 特徴
イエダニ 屋内・家の中
ネズミや鳥類に寄生
体長は約0.6~1.0mm程
色は薄茶色(吸血すると赤褐色になる)
吸血性で感染症を媒介する
暗いところに潜み夜間に吸血する
刺された翌日にかゆみがでる
ツメダニ 屋内・家の中
高温多湿の場所
体長は約0.3~1.0mm程の小さなダニ
体色は淡黄色や淡褐色
吸血しない(間違って人を刺す場合あり)
大きな爪を持っているためツメダニと呼ばれる
肌が赤くなると同時にかゆくなる/刺された跡はひとつ
マダニ 屋外 体長は約3~10mm程の大型のダニ
吸血によって風船のように膨らむ
吸血を介して感染症を媒介する
吸血前3~8mm程度、吸血後10~20mm程度
※この記事では一般事例を紹介しています、症状や経過には個人差があります。痛みやかゆみの自覚症状がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。

家の中のダニ:イエダニ

室内で刺されるダニ被害でまず考えられるのは、イエダニです。イエダニはネズミに寄生しているので、家の中にネズミが生息している場合は、イエダニも発生している可能性が高いです。

イエダニは吸血のため夜間に室内に侵入し、布団やシーツに潜り込みます。衣服で隠れている部位を好んで刺すため、下腹部や腋の下、腰部やふとももの内側などがよく刺されます。跡は赤くて小さなしこりがたくさんできるのが特徴です。強いかゆみが数日~1週間以上続くこともあります。

イエダニに刺された跡の特徴 引用:公益社団法人日本皮膚科学会 Q7 ダニに刺されたらどうなりますか?

屋内で刺されるイエダニの特徴

生息場所 カーペット、畳、ソファー、ベッド、枕、布団、ぬいぐるみなど
ダニ刺されの箇所 二の腕、太もも、わきの下、おなか周りなど、皮膚が柔らかく衣服で隠れている部分に被害が集中する。
噛み跡の特徴 赤く腫れて、まれに水疱ができる。噛み跡は一つでなく複数におよぶ場合が多い。
症状 刺された直後からかゆみ、赤みなどの症状が出る。ネズミや鳥に寄生するダニのため、吸血を介して感染症を媒介することもある。
発生時期 5月~9月(ピークは8月~9月)
人を刺す理由 吸血するため
注意点 イエダニを根本から駆除するには、宿主であるネズミの駆除もあわせて行う必要がある。ネズミを駆除したあとは死骸とともにイエダニを残さないように掃除する。

イエダニの駆除方法と予防方法については下記の記事で詳しく紹介しています。

家ダニ
家にいるダニの種類は?家ダニに刺された時の症状や対処法|ダニ退治やダニ対策も紹介

家の中のダニ:ツメダニ

ツメダニとイエダニに刺された跡の特徴で見分けるのは難しいです。ツメダニに刺された場合はかゆみが生じるまでに時間差があり、イエダニに刺された場合は直後に激しいかゆみが生じる点に違いがあります。

屋内で刺されるツメダニの特徴

生息場所 ネズミや鳥などの体や巣
ダニ刺されの箇所 腹、腰、太もも、腕の内側など柔らかい部分。布団や畳に接している部分が刺されやすい。
噛み跡の特徴 刺された翌日以降に赤く腫れる。噛み跡は一つでなく複数におよぶ場合が多い。
症状 刺された直後は自覚症状がないが、翌日以降からかゆみが1週間ほど続く。
発生時期 5月~9月(ピークは6月~9月)
人を刺す理由 吸血性ではないが、間違って人を刺し体液を吸うことがある
注意点 駆除スプレーだけでなく、ダニとりシートなどを活用しながら死滅させること。駆除後は掃除機を使って、アレルギーを引き起こす糞や死がいを吸い取ること。

その他、ヒョウヒダニ(チリダニ)やコナダニなど人を刺さないダニも、ツメダニのエサになることや、糞や死がいがアレルギーを引き起こすため駆除しなければなりません。

ツメダニ 駆除
ツメダニに刺された跡は?症状はかゆい?ツメダニの駆除方法や予防方法

野外・屋外のダニ:マダニ

家の外にいるのがマダニです。春から秋にかけて活動が活発になり、中には冬季も活動する種類もいます。マダニ類はさまざまな感染症を媒介し、マダニ類に噛まれることにより感染症を引き起こす恐れがあります。

マダニに刺された跡の特徴

屋外で刺されるマダニの特徴

生息場所 山、河川敷、公園などの草むら、樹木に生息。野生動物や人を待ち伏せして吸血する。
ダニ刺されの箇所 わきの下、太もも、手首、ひざの裏、腹、腰、頭部など
噛み跡の特徴 痛みやかゆみが少ないが、数日~1週間程度に渡り吸血し続ける。麻酔物質を含む唾液のため刺されてもかゆみを自覚しにくい。
症状 6日から2週間程度で発熱する。倦怠感や消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)などが現れる。ライム病や性脳炎などの感染症を媒介する場合があり、重症化することがある。
発生時期 3月~11月ですが(ピークは10月~11月)
冬も活動する種類あり
人を刺す理由 吸血するため
注意点 吸血中のマダニを無理に取ると、マダニの体液が逆流して化膿する恐れがあります。自分で取り除こうとせず、すぐに病院で処置しましょう。
マダニに刺された跡の特徴

マダニに咬まれた時の症状から対策については下記の記事で詳しく紹介しています。

マダニ 噛まれたら
マダニとは?マダニに噛まれた時の症状から対策までまとめて紹介

マダニによって起こる感染症例

  • 日本紅斑熱
  • ダニ媒介性脳炎
  • 重症熱性血小板減少症候群SFTS
  • ライム病

マダニに刺された場合の対策

マダニに刺された時は無理に引きはがそうとすると、体内にマダニの一部が残ってしまう場合があり危険です。吸血しているマダニをつまんだり、つぶしたりするのも感染症を引き起こす可能性があるので厳禁です。

マダニに刺されない予防法

マダニが潜んでいそうな場所に行く時は、肌の露出を控えましょう。帽子や手袋、長袖長ズボンを装着して刺されない対策をしてください。ズボンの裾から侵入することが多いので、靴下や長靴を履いて侵入を防ぎましょう。

ダニに刺された跡と虫刺され跡の違いは?

蚊やブヨなどの虫刺されの特徴

家に刺されると、皮膚が盛り上がってかゆみを伴う症状がでます。赤みを帯びることもあり腕や足、首筋、顔など肌を露出している部分を刺されることが多いです。

虫刺されの跡(蚊、アブ、ブヨ、ブユ)

また、ブヨ(ブユ・ブト)に刺された場合は、強いかゆみを伴って皮膚が赤く腫れます。人により、腫れがひどい場合や痛みを伴うこともあり、腕や足など肌を露出している部分を刺されることが多いです。アブに刺された(噛まれた)時の対処方法やブヨとの違いについての記事で詳しく紹介しています。

ノミに刺された跡の特徴

ノミに刺されると強いかゆみを伴って皮膚が赤く腫れ、水ぶくれができることがあります。足を刺されることが多いです。家の中に発生したノミについては家の中に発生したノミやペットに付いたノミを駆除する方法についての記事で詳しく紹介しています。

あせもの特徴

あせもは強いかゆみを伴い、赤みを帯びた小さな発疹ができます。痛みや熱を持った感じがすることもあります。首周りや脇下、肘や膝の裏側、ベルトや下着などで締め付けられている部分など、汗がたまりムレやすい部分に症状がでます。

汗疹(あせも)や汗かぶれ

ダニに刺された跡の対処法と治し方

ダニに刺された跡の対処法と治し方

ダニに刺されたときの治し方

ダニに刺された時、きれいに治すためはステロイド成分の入った塗り薬が効きます。ダニに刺されるとかゆみを伴う場合が多く、かきむしって湿疹ができたり、色素沈着を起こして跡が残ってしまう場合があります。傷口をそのまま放置しおくと細菌感染の恐れもでてきますので、かゆみを抑えるステロイド成分が入った塗り薬を塗りましょう。ステロイド成分はかゆみを抑える成分です。

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ダニ刺されの跡をキレイに治すには?

ダニ刺されの跡をキレイに治すポイントを3つ紹介します。

キレイに治す3つのポイント

  1. ダニに刺された箇所に刺激を与えない
  2. 日光(紫外線)に当てない
  3. 生活習慣を整えて皮膚の回復を促す

ダニに刺された箇所に刺激を与えたり紫外線を当てると、シミの原因となるメラニンが分泌されて、シミが残りやすくなります。薬を塗った後は、ダニに刺された箇所を触らないようにしましょう。また、皮膚の再生を促すには十分な睡眠をとり、タンパク質やビタミンCを摂取することで、皮膚の回復が進みます。

皮膚科専門医の診断を受ける

マダニに刺された場合は、必ず病院で診てもらいましょう。下記のような症状が出てきた場合も重症化する可能性があるため、すみやかに病院に行って皮膚科専門医の診察を受けてください。

  • 症状がひどく広範囲
  • かゆみや発疹以外に発熱など症状がある場合

場所別:ダニを駆除する5つの方法

場所別:ダニを駆除する方法<

人を刺さないダニの種類もありますが、ダニの死骸や糞がアレルギー症状を引き起こす原因になることもあります。ここでは場所別に、ダニを退治したり発生させないようする5つの駆除方法を紹介します。

ダニ駆除の方法

  1. 家全体のダニを退治には燻蒸剤
  2. 毛足の長いカーペットは粉末剤
  3. リビングやソファーはスプレー
  4. 布団シーツなどの寝具は乾燥機
  5. 畳はノズルスプレーと天日干し

場所が特定できない場合は、部屋全体のダニを駆除できる、以下の燻煙タイプがおすすめです。

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ダニに刺される前に駆除や予防しよう

今回は人を刺すダニの種類や、ダニに刺された跡の特徴を紹介しました。ダニに刺された跡と虫刺されの跡は微妙に異なります。ダニの種類によっては感染症の心配があるので注意しましょう。心配な場合や、症状がひどく長引く場合は病院で診てもらいましょう。

ダニに刺される心配をする前に、ダニ駆除や予防しましょう。徹底的に駆除したいのならプロの業者に駆除を依頼しましょう。

ダニに刺された時の対処法は?
マダニを除きダニに刺されると、かゆみを伴い腫れることが多いです。かゆみを抑えるステロイド成分が入った塗り薬を塗りましょう。かきむしってしまった時は、抗生物質とステロイドが入った薬がおすすめです。
室内のダニを駆除するときの注意点は?
生きたダニを駆除した後でも、室内にはダニの死骸や糞がたくさん残っています。放置しておくとかゆみだけでなく、アレルギーや喘息などの病気を発症します。ダニを駆除したあとは必ず掃除機でダニアレルゲンを吸い取りましょう。

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