家にいるダニの種類は？家ダニに刺された時の症状や対処法｜ダニ退治やダニ対策も紹介
5月～9月にかけて被害が増える家ダニに刺されると腫れたり、かゆみが出て大変です。家ダニに気付いたらすぐに駆除しましょう。今回は家ダニに刺された時の症状や対処法、家ダニを駆除や予防する方法を紹介します。
家にいるダニの種類は？
家にいるダニは「ネズミや鳥に寄生するダニ」です。寄生先のネズミや鳥が死んだり、ネズミの巣で大量に発生した場合は、そこから移動して人を吸血します。
家にいるダニに刺されると皮膚炎になったり、感染症を媒介したりするためダニを見つけたらすぐに駆除しましょう。ダニがきっかけでアトピー性皮膚炎を発症したり、アレルギー性結膜炎になったりする可能性があります。
家にいるダニは5月頃から繁殖し、6月～9月が被害のピークです。しかし、ネズミがいる限り家ダニは発生するため、それ以外の季節でも刺される恐れがあります。ダニは夜間に複数個所を刺すのが特徴で、腹部や太ももなど柔らかい箇所や、血管が近い箇所を吸血します。
ダニが生息しやすい場所は床の割れ目や畳、カーペット、布団やこたつです。人を吸血しやすい場所に潜むため、家の中でダニが発生すると被害を受けやすいです。
家の中で人を刺すダニには他にも「ツメダニ」や「コナダニ」というダニがいます。ツメダニより家ダニの方が大きかったり、季節問わず人を刺したりします。家ダニの色は白っぽい半透明ですが、吸血すると1mm以上の大きさになり、血液の色で赤黒い色に変わります。よく見れば肉眼でも確認することが可能です。
家ダニに刺された時の症状と対処法
家ダニに刺されると強いかゆみや、腫れが起こることがあります。家ダニに刺されたのが分かった時、以下のような症状が現れた時はすぐに対処しましょう。症状は刺された次の日に出る可能性もあります。
刺された時の症状
- 激しいかゆみや腫れ
- ポツポツとした赤い発疹
- 水ぶくれのような腫れ
- 腫れやかゆみが1週間以上続く
ダニに刺された跡については下記の記事で詳しく紹介しています。
刺された時の対処法
準備物
- ステロイドが含まれた虫刺され用の塗り薬
刺された時の対処手順
- 患部を水で洗い薬を塗る。
- かゆみや腫れが酷い時は病院に受診する。
家ダニに刺されたら、まずは患部をキレイな水で洗い流します。「かゆい！我慢できない！」と思ってかきむしってしまうとかゆみや腫れが悪化したり、色素沈着になります。「かきむしった跡がなかなか取れない…」と後悔する人もいます。かゆくて辛いと思いますが、かいてしまうのはグッと我慢しましょう。患部を水で洗い流したら、ステロイドが含まれた虫刺され用の薬を塗ります。「ステロイドを使うのは心配」という人もいると思いますが、用法・用量を守って使えば大丈夫です。薬を使うことで炎症をおさえられるので強いかゆみが軽減されたり、刺され跡が残りにくくなります。
薬を塗っても症状が治まらない時や、かゆみや腫れが酷い時は病院へ行きましょう。皮膚科に行くと診てもらえます。家ダニに刺されたと思っていても、実は違う虫に刺されている可能性もあります。トコジラミやヒゼンダニだとより危険なため、心配な方は病院に行くようにしましょう。病院だと症状に合った塗り薬を処方してもらえるので安心です。
家ダニはバルサンで駆除できる
家ダニの駆除は家ダニが発生する1番の原因であるネズミを駆除してから行います。ネズミを駆除できたら、その後バルサンを使って家ダニを駆除しましょう。
ネズミの駆除方法
市販の「くん煙剤」「粘着シート」「毒エサ（殺鼠剤）」などを使えば、自分でもネズミを駆除できます。商品によって使い方が異なりますので、使用時は説明書をよく読んでから使ってください。
ネズミが巣を作りやすい場所はキッチンや家電製品の裏、押し入れなどです。エサとなる生ごみや巣の材料となる段ボールなどがある場所は特に要注意です。しっかりと確認してネズミがいた痕跡や、巣がある場合はすぐに駆除しましょう。
自分でネズミを駆除するのが難しい場合は、専門業者にお願いするといいでしょう。自分でネズミを駆除できたとしても、死骸が残っていると異臭の原因になります。その異臭によって他の虫や動物が家に入ってくる恐れがあります。心配な方は多少お金がかかっても専門業者に依頼すると安心です。
家ダニの駆除方法
準備物
- くん煙剤タイプのバルサン
家ダニを駆除する手順
- 家の中を整える。
- 説明書を確認して、正しい方法でバルサンを使う。
- 部屋に戻ったら窓を開けて換気し、掃除する。
出しっぱなしの食べ物はしまい、薬剤がついてほしくない食器や衣類、おもちゃ、精密機器などにカバーをかけます。ダニがいる可能性がある押し入れなどは開けておきましょう。ペットは外に出すか、一緒に出掛けましょう。
商品によって使用時間は違いますが、家ダニをちゃんと駆除できるまでに数時間かかります。その間は部屋を閉め切る必要があるため、外に出かけるといいでしょう。
そのままだと家ダニの死骸が残っている状態なので床に掃除機をかけたり、寝具やカーペットは洗ったりしましょう。クリーニングに出すのもおすすめです。食器類に薬剤が触れた場合は、洗ってから使うと安心です。バルサンの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
ダニ退治に即効性がある商品については下記の記事で詳しく紹介しています。
家ダニを対策するには？
家ダニを駆除したら家ダニが出てこないように対策しましょう。
ネズミを侵入させない
ネズミが家に入ってこないように侵入経路である排水口や、換気扇などをふさぎます。2cm程度の隙間であればネズミは簡単に侵入してきます。金網やセメントでしっかりふさぎましょう。ネズミ用の忌避剤を使用するのもおすすめです。
掃除はこまめにする
エサになりやすい食べ物や生ごみ、ネズミの巣の材料になる紙やビニールなどは放置せずに日頃から片付けましょう。掃除をこまめにすると家ダニやネズミの繁殖を予防できます。
ぬいぐるみや布団を清潔に保つ
ぬいぐるみや布団は家ダニの温床になります。定期的に洗ったり、天日干ししたりして清潔に保ちましょう。梅雨時などはコインランドリーやクリーニングを利用すると便利です。
湿度を上げない
湿度70％以上だと家ダニが繁殖する恐れがあるため、湿度が60％以下になるように気を付けましょう。筆者のおすすめの湿度を下げる方法は、除湿器を使うことと換気することです。それだけで湿度がグンと下がります。湿度計があるとより分かりやすいです。
まとめ
今回は家ダニに刺された時の症状や対処法、家ダニを駆除や予防する方法を紹介しました。自分で家ダニを駆除するのが難しい時や、徹底的に駆除したい時、被害がなかなか収まらない時は専門業者にダニ駆除を依頼するといいでしょう。
専門業者はその道のプロなので、きちんと駆除することが難しいダニも徹底的に駆除してくれますよ。ダニがいなくなると安心して家時間を過ごすことができます。また、道具の準備や後片付けも全てお願いできるから、仕事や育児などで忙しい方にもおすすめです。
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