暖房が温まらない…冷房は動くのにエアコンの暖房が効かない原因から対処方法のまとめ
冷房は効くのに暖房は効かなかったり、暖房できるものの風が弱かったり、温かい風が出るまでに時間がかかったりしていませんか?今回はエアコンの暖房が効かない原因や対処方法、エアコンの暖房が効くようになるアイデアをまとめて紹介します。
冷房は効くのに暖房が効かない4つの原因

リモコンの設定ミス
エアコンのリモコン設定が冷房や送風モードになっていたり、自動運転になっている時は暖房が効かないことがあります。このような場合は設定を暖房モードに切り替えれば解決します。
風向きが上向きになっていると、暖房から出た温風が天井にたまり部屋全体に行き渡りません。風向きを下向きにして風が部屋全体に行き渡るように調整しましょう。
冷媒ガス漏れ
エアコンの配管には冷媒ガスという熱を送るためのガスが流れています。この冷媒ガスが何らかの原因で漏れてしまうと、空気を温められなくなり生ぬるい風しか出てこなくなります。
冷房をつけると冷たい風が出るので故障ではないと思いやすいですが、冬は気温が低いのでエアコンの負荷がなくても冷たい風が出るというだけのことです。
冷媒ガス漏れは漏れている箇所の修理と冷媒ガスの再充填が必要です。自分で対処することが難しいためエアコン修理サービス業者に依頼しましょう。
外気温が低すぎる
冷房は冷たい空気を冷媒に当てることで冷風を出しています。暖房はその逆で温めた冷媒を利用して温風を出しています。室内機で温風を作り役目を終えた冷媒は、冷めた状態で室外機に戻っていきますが、外気温があまりにも低いと外気と冷媒で熱交換されないまま室内機に戻ってしまいます。そのため室内機からは温かい空気が出なくなってしまいます。
例えば東京で広く利用されているエアコンを宗谷岬で使おうとしても上手く運転されません。外気温が低い北海道では寒冷地仕様(パワフルなコンプレッサーや大きな交換器が搭載されている)エアコンが必要です。


四方弁の故障
エアコンには四方弁という冷房運転と暖房運転を切り替える弁がついています。この弁が故障すると暖房をつけても暖房回路に切り替わらず、冷房回路のままになってしまいます。
四方弁の故障の場合、症状が出るのは暖房運転のみで、冷房は通常通り運転できるため夏は気づかないことがほとんどです。四方弁の故障も業者による修理が必要です。
エアコンの暖房の風が弱い2つの原因

エアコンの能力不足
10畳の部屋で6~8畳用のエアコンを使っても、エアコン能力が不足しているため部屋が十分に暖まりません。エアコンを購入する時は買い間違えないように気をつけましょう。
エアコン能力が不足している場合はエアコンを買い替えるか、増設するのが手っ取り早い方法です。費用面などで難しい場合は床暖房や、ホットカーペットなど他の暖房器具でエアコンの能力不足を補いましょう。
エアコンの汚れ
フィルターや吹き出し口が汚れていたり、ファンが汚れていると暖房の効きが悪くなってしまいます。また、室外機が汚れている場合もエアコンの効きが悪くなります。
日頃からエアコンが汚れないようにこまめに掃除するか、定期的にエアコンクリーニング業者に掃除を依頼しましょう。
エアコンからなかなか温風が出ない3つの原因

霜取り運転している
エアコンの暖房が突然止まり温風が出なくなる時は、霜取り運転している最中かもしれません。霜取り運転とは室外機についた霜を溶かす機能のことです。
急に風が止まってしまうのでびっくりするかもしれませんが、慌てずに少し待ってみましょう。15分ほど経つと再び温かい風が出るようになります。
エアコンを物で塞いでいる
エアコン周りにカーテンや家具がないか確認しましょう。エアコンの吹き出し口の近くに障害物があると風がさえぎられて室内に届きません。
室内機だけでなく、室外機の吹き出し口周辺も確認してみてください。室外機が植物の鉢や室外機カバーで塞がれているとエアコンの暖房が効かないことがあります。
エアコンの故障
熱交換機のトラブルやコンプレッサーの劣化、故障などでエアコンの温風が出なくなることがあります。このような場合はエアコン修理サービス業者に修理を依頼しましょう。
10年以上たった古いエアコンは新しく買った方が安いこともあります。修理の見積りをとってみて修理費用があまりにも高額だった場合は、購入を検討することをオススメします。
エアコンの暖房が効くようになるアイデア5選
エアコンの暖房が効かない原因はエアコンの汚れや、故障問題だけではありません。部屋自体に問題がある場合もあります。部屋の環境を整えてエアコンの暖房を効きやすくするアイデアを5つ紹介します。
隙間テープを使う
隙間テープで窓の隙間やドアの隙間などを塞ぐと暖房の効きがよくなります。隙間テープは100円均一でも売っています。



厚手のカーテンや断熱カーテンを使う
厚手のカーテンにかえると部屋の保温性が高まります。断熱カーテンを使うと外からの冷気を遮断し、室内の温かい空気をキープしてくれるカーテンもあります。断熱カーテンは一年中使えるスグレモノで、夏は外の熱と紫外線の両方をカットしてくれる便利アイテムです。ビニール製の薄い断熱カーテンなら100円均一で売っています。
レースのおしゃれな断熱カーテンや遮光性を備えた断熱カーテンもあり、小型のものなら店舗や通販で2,000~3,000円程度で購入できます。



断熱シートを貼る
窓ガラスに直接貼る断熱シートも暖房が効かないときに効果的です。透明なシートだけでなく、いろいろな柄の断熱シートもあります。100円均一でも売っていて、おしゃれな窓にイメチェンしたいときにオススメです。


サーキュレーターで空気を循環させる
温かい風は上にいくのでサーキュレーターや扇風機を使って温かい空気が下に行くように循環させましょう。


加湿器を使う
乾燥した状態より湿度がある状態の方が部屋を暖かく感じます。暖房が効かないと感じる時は、加湿器を使って部屋の湿度を上げてみましょう。



まとめ
今回はエアコンの暖房が効かない原因や対処方法、エアコンの暖房が効くようになるアイデアをまとめて紹介しました。エアコンの暖房が効かない原因はさまざまです。リモコンの設定を直したり、エアコン周辺の環境を整えることは自分でもできます。
室内機や室外機の故障などのトラブルはエアコン修理サービス業者に相談した方がいいでしょう。エアコンの暖房が効かないまま使い続けるとさらに大きなトラブルがおきてしまう恐れがあります。気づいたらできるだけ早めに対処することをオススメします。
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