冷えないエアコンはガス漏れが原因!?ガス漏れ時の症状や原因、確認方法を紹介
エアコンの効きが悪くなっていたら、もしかしたらエアコンのガス漏れしているかもしれません。エアコンがガス漏れしている状態で運転し続けると、冷えないどころが電気代が高くつきます。今回はエアコンのガス漏れの原因や、エアコンがガス漏れしやすい場所を紹介します。
エアコンからガス漏れした時に起きる3つの症状

エアコンの効きがよくないと感じた時に、以下3つのような症状が見られたら、エアコンのガス漏れが原因かもしれません。当てはまるか確認してみましょう。
吹き出し口から風は出るけど冷えない
エアコンの送風口から風は出ていても、全く室内が冷えない時はガス漏れしているかもしれません。冷房をつけても冷たい風が出ず、ぬるい風ばかり出るときは要注意です。ガス漏れしていないか早急に確認することをオススメします。
室外機の配管に霜がついている
ガス漏れすると室外機の配管に霜がつくことがあります。透明な水滴がついていたら問題ありませんが、白い霜がついていたらガス漏れしている可能性があります。エアコンの効きが悪いと感じたら、室外機の配管の細いパイプを確認してみましょう。
エアコンの熱交換器に霜がついている
エアコンの熱交換器の一部分だけが冷えて霜がついている時は、ガス漏れが原因であることが多いといわれています。場合によっては、霜ではなく氷がついている時もあります。
この症状が出るのは少し古いタイプのエアコンだけなので、新しいエアコンでは起きません。3つの症状がエアコンに見られたら、ガス漏れの有無を確認して早急に対処しましょう。
エアコンのガスが漏れる3つの原因

エアコンのガス漏れの原因は以下の3つが考えられます。心当たりがないか確認してみましょう。
エアコンの取り付けミス
引っ越しでエアコンを取り付ける時やエアコンを移動する時など、取り付けミスによってガス漏れが起こることがあります。取り付け後、数日から数年の間に症状が出てくるので、エアコンを取り付けた業者に点検や修理などを依頼するといいでしょう。
エアコンの配管が腐食している
エアコンの熱交換器や室外機の配管などが腐食することで、パイプに穴が開いてしまいガス漏れが発生することがあります。海浜地区など塩分が多い所や、温泉地など硫化ガスが発生する所によく見られます。海浜地区や温泉地にお住まいの方は、配管等が腐食していないか定期的に確認するといいでしょう。
エアコンの配管接続部が変形や破損している
引っ越しや掃除などでエアコン配管接続部を無理に動かすと、接続部分が変形したり破損したりすることがあります。そうなると変形や破損した部分からガス漏れし、エアコンの効きが悪くなります。エアコン配管接続部をどうしても動かさないといけない時は、無理に力を入れないようにし、優しく動かすようにしましょう。
エアコンの配管については下記の記事で詳しく紹介しています。

エアコンからガスが漏れしているか確認する方法

エアコンがガス漏れしているか判断する2つの方法を紹介します。ガス漏れしているかもと思ったら1度確認してみましょう。
霜があるか確認する
ガス漏れが発生していると配管や接続部分、パイプに霜がつきます。確認方法は簡単なので、すぐに確認してみましょう。
霜があるか確認する手順
- 冷房運転を15分程度続ける。
- 冷房を付けるとパイプが冷えているのか? パイプに霜がついているのか?を確認する。
エアコンの冷房をつけても部屋が冷えない場合や、エアコンの配管に霜がついている場合は、ガス漏れしている場合があるので早めに業者に相談をオススメします。室外機の配管(パイプ)が冷たくならない場合も、ガス漏れの可能性はあります。
ガス漏れ検知器で確認する
エアコンのガス漏れを確実に確認するには、ガス漏れ検知器を使うのも1つの方法です。使い方は簡単で配管カバーに穴を開け、そこにガス漏れ検知器を入れるだけです。ガス漏れしている場合は、音が鳴ったりランプが光ったりして確認できます。
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エアコンからガス漏れした時の2つの対処方法

エアコンのガス漏れは原因に合わせて対処することが大切です。ここでは取り付けミスの場合と、配管や接続部分の腐食や変形、破損の場合の対処法について紹介します。
エアコンの取り付けミスを直す
誤った配管の接続など取り付けミスの場合は、取り付けをやり直すことで改善します。取り付けした業者にやり直しをお願いするといいでしょう。業者の取り付けミスであれば、修理費用は無料になることが多いです。
エアコンのガス漏れは早めに気付いた方がいいので、エアコンを使用しない時期でも取り付け後はガス漏れしていないか確認しましょう。
腐食、変形破損している部品を取り換える
腐食や変形、破損した箇所を取り換えることでガス漏れを直せます。取り換え箇所の部分によっては費用が高くなることもありますが、エアコンの保証期間内であればメーカーに対応してもらえます。自分で対処する前に、1度エアコンの保証書などを確認してみましょう。
エアコンのガス漏れが発生しやすい2箇所

エアコンのガス漏れは発生しやすい場所があります。ガス漏れが発生しやすい場所を知っておくと、プロに依頼した時もガス漏れ場所を指摘できます。
エアコン配管のつなぎ目
エアコンの配管のつなぎ目は、ガス漏れがよく起こる箇所です。他には室外機のキャップカバーが何らかの原因によって外れ、そこからガスが漏れている場合があります。
エアコン室外機のキャップ
室外機のフレアーシールキャップが緩んでいたり、室内機と室外機の配管接続部はガス漏れしやすい箇所です。ガス漏れを1箇所発見できれば、そこがほぼガス漏れの原因箇所です。配管の確認やカバーの確認の時は、カバーを外して確認するようにしましょう。
確認する方法については紹介していますが、自分では見つけにくいのも正直なところです。
ガス漏れ修理の料金相場(エアコンメーカー別)

メーカーで修理を依頼したら、いくらくらい費用が必要なのか参考に5社の修理費用の目安を紹介します。
「三菱電機」の修理費用の目安
- 費用・・・22,000円~167,000円
- 冷媒回路が故障の場合や、冷媒部品、圧縮機など
- 修理料金の目安
「SHARP(シャープ)」の修理費用の目安
- 費用・・・50,000円~16,000円+ 税
- この修理金額は、メーカー保証期間が終了したお客様向けの出張修理金額(技術料、部品代、出張料)の目安となっております。
- エアコン 出張修理概算料金
「Panasonic」の修理費用の目安
- 費用・・・別途見積
- エアコン修理診断
「HITACHI(日立)」の修理費用の目安
- 費用・・・24,000円~26,000円
- 修理料金の目安一覧表
「DAIKIN(ダイキン)」の修理費用の目安
- 費用・・・22,000~32,000程度(+税)
- 製品別の修理目安金額
2021年11月15日現在
まとめ
今回はエアコンのガス漏れ原因やガス漏れしやすい場所について紹介しました。エアコンのガス漏れの原因は、取り付け時のミスがほとんどだといわれています。エアコンの取り付けミスはきちんと取り付ければ直ります。
しかし、配管の腐食などのガス漏れの場合は、発見しても自分で対処するのが難しいです。そんな時は専門業者に依頼することをオススメします。専門業者であればガス漏れの正しい原因を見つけて直してもらえます。修理の準備から後片付けまで全てしてもらえるのも助かります。
実際に修理を依頼する場合は値段が安いだけではなく、ガスの補充や修理をきちんとしてくれるかどうかを確認してから依頼するといいでしょう。
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