エアコンから水漏れする原因と対処方法|応急処置や自分で解決する手順(動画付き)
「久しぶりにエアコンをつけたら水が漏れてきた…」という経験はありませんか?そのまま放置するわけにもいかないけど、エアコンを消すわけにもいかず困りますよね。今回はエアコンが水漏れする原因と対処方法を紹介します。
エアコンが水漏れする3つの原因と特定手順
エアコンから水漏れが発生した時には3つの原因が考えられます。
エアコンの水漏れによって家が汚れないように応急処置しましょう。その後、水漏れの原因を特定し解決しましょう。
水漏れの約8割はドレンホースの排水不良が原因

エアコンの水漏れのほとんどは、ドレンホースからの排水不良が原因です。エアコンから水漏れがある場合は、まずドレンホースから水が出ているかを確認してみてください。
5分で水漏れの原因を特定する最短手順

ドレンホース以外にもエアコンの水漏れの要因はいくつかあります。最短で原因と特定する手順は以下の通りです。
原因と特定する手順
- ドレンホースの詰まり解消する
- エアコン温度と風向きを変更する
- エアコンフィルターの汚れを取り除く
自分できることも多いので、以下を参考に水漏れを解消してみてください。
エアコン水漏れの原因を特定する手順動画
時間のある方は、以下の動画で手順をわかりやすく確認できます。
ドレンホースの排水不良が原因の場合

水漏れの原因のほとんどはドレンホースの詰まりです。ドレンホースにホコリや落ち葉などのゴミが詰まって、外に排出されるはずの水が室内機に逆流するために水漏れが起こります。
エアコンから水が漏れてきたら、まず室外機についているドレンホースから水が排水されているか確認しましょう。
ドレンホースとは室内機の内部で発生した結露水を屋外に排出するもので、室外機近くにあるジャバラ状の細いホースのことです。
ドレンホースの詰まりを掃除機で吸い出す方法

準備物
- 掃除機
- タオル(ガーゼ)
- 輪ゴム
ドレンホースの詰まりを掃除機で吸い出す手順
- エアコンの電源を落とす。
- 室外機の近くに細いホースがドレインホースです。ドレインホース先端に詰まったゴミを古歯ブラシでかき出す。
- ドレインホースの先端にガーゼをかぶせて、ビニールテープを巻きつける。
- ビニールテープがはずれないように、輪ゴムを巻きつける。
- 左手でドレインホースの先端を握り、右手で掃除機の持ちドレインホースの先端にもっていき3秒程度吸ってはなすを繰り返す。
- タオルと輪ゴムを外してゴミを捨てれば完了。
時間がある時はエアコンの電源を落としてから1日放置して、ドレンホースの内部を乾かしてから上記作業すると詰まりが取れやすくなります。
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掃除を使ってドレインホースの結露水を抜く時に、吸引時に水が入り込みすぎて掃除機が故障する場合があるのでご注意ください。不安な方は次に紹介する専用道具を使ってみてください。
詰まりが解消できない場合はドレン専用ポンプを使う

掃除機を使ってもドレンホースの詰まりが解消できない場合は、ドレン用サクションポンプという専用道具を使って解消してみましょう。価格は1,000円~3,000円程度で、Amazonや楽天市場などのネットショップやホームセンターなどで購入できます。
準備物
- サクションポンプ
ドレン専用ポンプを使う手順
- ドレンホースの先端にサクションポンプを差し込む。
- 取り付けたサクションポンプを引いて吸引する。
ドレインホースの直径は14mmおよび16mmに対応している商品が多いようです。
ドレインホースに取り付けた後は「吸引のみ」行いましょう。ポンプを押してしまうとドレインホース内に詰まっているゴミが奥へ押し込まれてしまいます。


ドレンホース排出口の障害物を取り除く

ドレンホースの排出口に障害物があることで、正常に排水できなくなっている場合があります。ドレンホースや室外機の周辺にはあまりものを置かないようにしましょう。
障害物を取り除いた後はゴミによる詰まりを防ぐため、割り箸をドレンホース先端に抜き差しして、排出口がふさがっていないか確認してください。
ドレンホースの劣化による水漏れは新しいものに交換する
室外にさらされているドレンホースはプラスチックでできているため、紫外線などの外気によって経年劣化します。
設置当初はやわらかかったホースも時間が経てばカチカチになります。ふとした拍子にひび割れて水が漏れてしまうこともあるので、新しいドレンホースに交換しましょう。
エアコン設定やフィルター汚れによる結露水が原因の場合
エアコンからの水漏れはドレンホースのトラブルによるものが8割ですが、ドレンホース以外に原因がある場合もあります。ここではドレンホースからの排水不良以外のよくある水漏れ原因と対処法を紹介します。
エアコンの運転設定を変えて結露水を解消する

室内機の吹出口に水滴がついたり、エアコンの風と一緒に水が飛び散るような水漏れの場合は、エアコンの過剰運転が結露を招く原因となっていることがあります。そんな時は室温との差が大きくならないように設定温度を20度以上にしてみましょう。
風向きを「下向き」で運転し続けることで結露が発生しする場合があるので、風向きを「上向き」または「自動」にしてみましょう。
エアコンを使った後の結露対策として、エアコンを使用後は30分程度「送風運転」をしましょう。習慣にするだけでエアコン内の結露を軽減できます。
フィルターの汚れを取って結露が溜まらないようにする

エアコンフィルターに汚れが溜まっていると、熱交換能力が下がって結露が多く発生してしまい、排水ができず水漏れが起こることがあります。
フィルター掃除であれば特別な道具も必要なく、誰でも20分程度でかんたんに掃除できます。取り出したフィルターの表面から掃除機をかけてホコリを吸い取り、裏面からシャワーを当てて洗い流すだけです。
もし水漏れの原因が特定できていないのであれば、フィルター掃除してみましょう。

エアコン内部の汚れや部品故障が原因の場合
エアコンの水漏れはドレンホースの排水不良によるトラブルがほとんどですが、エアコン内部の汚れや部品故障が原因の場合もあります。
フィンやドレンパンなどの内部汚れは分解清掃が必要

フィルターが綺麗になっても、フィンやドレンパンなどのエアコン内部にホコリや汚れが溜まっていると、結露によって発生した水が綺麗に排出されないことがあります。
そんな時はエアコンを分解して徹底洗浄する必要があります。エアコン内部のクリーニングを2年以上していない場合は、プロのエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

エアコン部品が壊れて水漏れしている可能性もある

温度設定や風向きも変えて、フィルター掃除や分解清掃までしたのに水漏れする場合は、内部の部品が故障してエアコンから水が漏れてきている可能性があります。
部品が故障している時は自分では解決できませんので。エアコン修理のプロに相談するのが一番です。
まとめ
エアコンの水漏れは自分で解決できるケースも多いですが、分解が必要だったり故障が原因の場合はプロに依頼して修理してもらう必要があります。一度エアコンの内部までキレイに掃除しましょう。エアコンを分解して徹底洗浄する時はプロの業者に依頼するといいでしょう。
原因は分かったけれど自分で解決できなかったり、原因を突き止める時間が取れないという方は、エアコン修理のプロが多数出店しているすまいのほっとラインにご相談ください。
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