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クモ駆除

カナブンは害虫?カナブンとコガネムシの見分け方や生態の違いを紹介

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カナブンとコガネムシは見た目がよく似ていますが、生態を知ると全く違う昆虫だということが分かります。今回はカナブンとコガネムシの見分け方や生態の違いを紹介します。

カナブンとコガネムシの幼虫の見分け方

カナブンとコガネムシは見た目がよく似ていますが、よく観察すると異なる特徴があります。

カナブンとコガネムシの幼虫も頭部が黒や茶色で、体の色は乳白色でよく似ていますが、土から出た時の動き方で見分けられます。コガネムシは素早く体制を整えて歩き出すのに対し、カナブンは仰向けのまま移動しようとするのが特徴です。

カナブンの幼虫

  • 土から出て仰向けに動く
  • 40mm程度まで成長する
  • 頭部は赤褐色で、茶褐色の微毛におおわれている

コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫
コガネムシの幼虫
  • 土から出て腹を下にして素早く歩き出す
  • 20~30mm程まで成長する

カナブンとコガネムシの成虫の見分け方

成虫になると「体の色」「体の形」「羽の付け根の形」で見分けられます。

カナブンの成虫
カナブンの成虫
コガネムシの成虫
コガネムシの成虫
カナブンとコガネムシの違い
特徴 カナブン コガネムシ(害虫)
体の色 茶色、青色、緑色 緑色
体の形 四角い 丸みを帯びている
羽の付け根の形 逆三角形 楕円の半分
飛び方 上の羽を閉じて飛ぶ 上の羽を広げて飛ぶ
活動場所 木の近く 葉の近く
大きさ 22〜30mm程度 20〜25mm程度

カナブンとコガネムシはどっちが害虫?

カナブンは益虫で、コガネムシは草花や畑を荒らす害虫です。

食べる物や産卵場所
カナブン コガネムシ
幼虫の食べ物 腐葉土やたい肥 植物の根
成虫の食べ物 樹液や腐った果物 植物の葉や花
産卵場所 土の中 土の中

カナブンは土壌を改善してくれる益虫です。しかし、コガネムシの幼虫は植物の根を餌とし、成虫になれば植物の葉や花を餌にするため畑やガーデニングを荒らす害虫です。コガネムシにだけ気を付けておけば大丈夫です。

害虫のコガネムシが植物に与える影響

コガネムシの成虫は主に植物の葉っぱを餌としますが、葉脈だけを残すように食べるので、見た目も凄く悪くなってしまいます。コガネムシの種類によっては穀物や野菜の葉を狙うため、農家の大敵です。

コガネムシの幼虫は根っこを食べるので植物の発育が悪くなったり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。コガネムシの成虫は30日程度しか生きられないため、ほとんど土の中で過ごしています。幼虫は植物の根を食べるため駆除しておかないとほぼ1年中、根を食べられてしまいます。

コガネムシが発生した時の3つの対策

コガネムシの種類によって食べる植物がそれぞれ違います。そのためどの植物も被害に遭う可能性はありますが、特にコガネムシが好むのがバラの葉や芝生です。庭や畑でコガネムシを発見した時の対策を紹介します。

コガネムシの駆除については下記の記事で詳しく紹介しています。

コガネムシ
コガネムシの幼虫も植物の悪影響になる!コガネムシの駆除は殺虫剤やトラップを使う

薬剤を撒く

コガネムシの幼虫を駆除するには、土に薬剤を撒いて対処しましょう。市販で販売されている「オルトランDX粒剤」などの薬剤がオススメです。土に撒き水をかけるだけなので簡単です。薬剤は手軽に購入し作業できますが、育てている植物に影響を与える可能性があるため注意しましょう。

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植え替える

薬剤を使うのが怖かったり、薬剤に頼りたくない人は水攻めや植え替えしましょう。鉢に植えている植物であれば試せる方法です。鉢から植物を土ごと全て取り出し、水をためた樽などに付けて溺死させる方法です。

1匹ずつ捕まえる

コガネムシの成虫を1匹2匹程度見つけたら、手や網で地道に捕まえるのもいいでしょう。コガネムシ用トラップも販売されているので、成虫が多いなら検討してみてもいいでしょう。

ただ、成虫がいるということは、幼虫もいる可能性があることを考えておきましょう。

業者に依頼する

庭が広い場合や、コガネムシが大量発生している場合は業者に依頼する事を検討しましょう。料金相場は10,000円〜15,000円/10平米と安いものではありませんが、害虫のプロなので安心して依頼できます。

カナブンの特徴や生態

カナブンの特徴や生態
カナブンの特徴や生態

カナブンとコガネムシは見た目がよく似ていますが、紹介した通りカナブンは無害です。むしろカナブンは土壌を改善してくれる益虫です。

カナブンが好む植物

カナブンの幼虫時期は少し乾燥した腐葉土やたい肥などを食べて育ちます。土の有機物を分解してくれるので、土壌改善に繋がっています。カナブンは成虫になると樹液を好みます。

カナブンの対策

カナブンは光に向かって飛んで行く習性があり、たまに家の中に入ってきたり、洗濯物に飛んできたりします。ライトを使って外に誘導したり、虫取り網で捕まえて逃がしてあげるのが一般的な対策です。

まとめ

今回はカナブンとコガネムシの見分け方や生態の違いを紹介しました。カナブンは無害な益虫とうことをご理解いただけたと思います。カナブンと似たコガネムシは植物の根や葉を食べるため、見つけたら駆除しましょう。また、大量発生した時や、クモやゴキブリなど他の害虫の駆除は業者に依頼できます。

カナブンは害虫?
カナブンは土壌を改善してくれる益虫です。カナブンとコガネムシは見た目がよく似ていますが、コガネムシは草花や畑を荒らす害虫です。「カナブンの特徴や生態」で詳しく紹介しています。

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