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クモ駆除

女郎蜘蛛(ジョロウグモ)とは?女郎蜘蛛の毒の有無、家の中に出てきた時の対処法

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見た目が派手でやサイズの大きい女郎蜘蛛(ジョロウグモ)は、夏から秋にかけて大きな網目の巣を作るクモです。今回は女郎蜘蛛(ジョロウグモ)の特徴や毒性の有無、人体に与える影響や駆除方法を紹介します。

女郎蜘蛛(ジョロウグモ)とは?

女郎蜘蛛とは、どんな特徴があるクモでしょうか?特徴や見分け方、生息地や活動時期などを解説します。

クモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属に属する虫

女郎蜘蛛(ジョロウグモ)とは?
女郎蜘蛛(ジョロウグモ)とは?

女郎蜘蛛はクモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属に属する虫で、8本の足があります。メスは黄色と緑青色のしま模様で知られる女郎蜘蛛。夏から秋にかけて活発に活動し、あらゆる場所に大きな網を張って巣を形成します。オスよりもメスのほうが体は大きく、そのためメスのほうが強いといわれています。

名前の由来

女郎蜘蛛という名前の由来ですが、遊郭の女郎からきているという説と、大奥の高級女官であった上臈(じょうろう)からきているという説があります。

女郎蜘蛛の生態と生息地

女郎蜘蛛の生態と生息地

女郎蜘蛛の特徴

  1. 黒と黄色の縞模様で脚が長い
  2. オスよりメスの方が倍以上大きい
  3. 日本各地でよく見られる蜘蛛の一種
  4. 主な活動時期は秋頃
  5. 肉食で視力は弱い

黒と黄色の縞模様で脚が長い

メスの腹部の形は楕円形で脚が細長く、黄色と黒色の縞模様になっているのが特徴です。腹部は幅広い黄色と緑青色の横縞模様になっており、腹部下には赤い模様があるのも識別する時の大きなポイントになります。

メスの方が体が大きい

女郎蜘蛛はオスとメスの体の大きさが極端に違います。オスよりメスの方が倍以上大きいです。オスとメス一緒の蜘蛛の巣にいる姿は、まるで親子のように見えます。

女郎蜘蛛はメスの方が倍以上大きい
右上がオスの女郎蜘蛛。中央のメスは倍以上大きい
  • オスの体長6~13mm
  • メスの体調17~30mm

日本各地に生息している

女郎蜘蛛は日本では北海道以外のほとんどの地域に生息しているため、誰もが一度は目にしたことがあるぐらい身近なクモです。夏から秋にかけて大きな網の巣を作ります。家の軒先や庭に貼られている蜘蛛の巣は、この女郎蜘蛛のものであることが多いです。コガネグモと混同されることが多いクモですが、はるかに大きくて複雑な網を張り、網の糸は黄色を帯びてよく目立つのが特徴です。蜘蛛の巣を見れば、すぐに女郎蜘蛛のクモの巣と識別できるはずです。

また、生息している地域によって種類も少し異なってきます。南西諸島に生息しているオオジョロウグモなどは体が大きく、人の手のひらのサイズほどもあります。見た目がでかい大きなクモなので恐怖を感じてしまいますが、体の大きさによって毒性が強くなるわけではないので、オオジョロウグモを見かけても、過度に恐れる必要はありません。

主な活動時期は秋頃

女郎蜘蛛の活動時期は9月から11月にかけてです。秋の紅葉の季節に山間部に行くと、大きな巣を貼っている女郎蜘蛛を見かける人が多いと思います。夏頃に見かけることもありますが、この時期は脱皮を繰り返す途中のため、秋に比べて大きさは少し小さめです。また、寒さが厳しくなってくる冬場には、産卵を終えた親グモは死んでしまいます。1年も経たないうちに生涯を終えるため、クモの中でも短命の部類に入ります。

肉食で視力は弱い

女郎蜘蛛は肉食で、自身の巣に引っかかったハエや蚊、蛾などの小さな虫を主食としています。女郎蜘蛛の視力は弱く、蜘蛛の巣の振動を頼りにエサを捕食するため、体の小さなオスがうっかりメスに近づこうものなら、エサと勘違いしてメスに食べられてしまいます。そのためオスはメスの様子をうかがい、メスが捕食中にこっそり背後から近づき交配します。まさに、子孫を残すために命がけと言えます。

オスとメスの大きさの違いがわかる動画

時間のある方は、以下の動画で実際に動く様子を確認できます。

女郎蜘蛛は微量の毒を持っている

女郎蜘蛛は微量の毒を持っている

女郎蜘蛛はエサとなる昆虫を捕食する時に、昆虫の動きを封じるため昆虫に毒を注入します。女郎蜘蛛にはわずかながら毒性がありますが、女郎蜘蛛の毒は小さな虫には有効ですが、私たち人間に影響を及ぼすほどのものではありません。女郎蜘蛛に噛まれたからといって心配することはありません。

女郎蜘蛛(ジョロウグモ)は駆除しない方がいい?

女郎蜘蛛を駆除しない方がよい理由とは

女郎蜘蛛は害虫を捕食してくれる益虫なので、むやみに駆除する必要はありません。昔から「朝の蜘蛛は仇でも逃がせ」ともいわれており、朝見つけた蜘蛛を殺してはいけない、罰が当たるとされています。

きっと昔の人も蜘蛛が役に立つ生き物だと、承知していたのではないでしょうか?とはいえ、家の周りが蜘蛛の巣だらけでは見栄えがよくありません。女郎蜘蛛を駆除するのではなく追い払いましょう。蜘蛛が嫌いな香りやホウキで退治する方法

については下記の記事で詳しく紹介しています。 蜘蛛 退治
蜘蛛を退治する方法は?蜘蛛の巣を退治する方法やクモを寄せ付けない予防対策も紹介

しかし、女郎蜘蛛を含め蜘蛛は苦手という人も多いでしょう。少しでも蜘蛛の巣がはっているのは、嫌だと感じる人もいると思います。そのような場合は女郎蜘蛛を駆除しなくてはなりませんが、女郎蜘蛛を駆除すれば多少なりともハエや、蚊、ハチ、蛾などの害虫が増えることを覚悟しなければなりません。

女郎蜘蛛の駆除方法は、蜘蛛の巣を取り払う方法がオススメです。蜘蛛の巣を取り払う方法は、棒に蜘蛛の糸を巻きつければ完了します。しかし、蜘蛛の糸は粘着力があり、強度もあるため棒に巻きつけた蜘蛛の糸を棒から外すのは大変です。そのため落ちている木の枝や割り箸など、そのまま捨てられる棒状のものに糸を巻きつけて捨てるといいでしょう。

女郎蜘蛛が蜘蛛の巣を貼るのは理由があり、蜘蛛の巣をはる周辺には女郎蜘蛛のエサになる虫がたくさんいるということです。一度蜘蛛の巣を取っても再び蜘蛛の巣をはる可能性が高いです。

女郎蜘蛛を寄せつけたくないのであれば、蜘蛛の巣を取った後に蜘蛛の巣をはらせないスプレーをスプレーするといいでしょう。蜘蛛の巣だけでなく女郎蜘蛛自体を駆除するのであれば、殺虫スプレーを使用するのがお手軽な駆除方法です。

女郎蜘蛛が害虫を捕食することを考えれば、他の害虫対策も考えなくてはいけませんね。

まとめ

今回は女郎蜘蛛(ジョロウグモ)の特徴や毒性の有無、人体に与える影響や駆除方法を紹介しました。益虫である女郎蜘蛛ですが「蜘蛛が苦手…」という人にとっては駆除したいところです。怖いと感じる場合は、知識と経験が豊富なプロに任せるのが得策といえるでしょう。

女郎蜘蛛を見つけたら駆除すべき?
女郎蜘蛛は人に危害を加えることがないので、巣を取り払って追い出す程度で十分です。気になる方は家に入ってここないよう、巣を作らせないためのスプレーを散布しておきましょう。また、クモの餌となるゴキブリやハエなどの害虫を駆除しておけば、クモの侵入予防することができます。

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