キジバトの鳴き声やフン問題|個人では駆除できないキジバトは早期対策しよう
家の周りでフクロウのような鳴き声を聞いたことはありませんか?すぐ近くで鳴き声するなら、目立たない場所にキジバトの巣があるかもしれません。今回はキジバトによる被害や、巣を作られないように対策するグッズを紹介します。
キジバトとはどんな鳥?
人が寝静まっている明け方などに「デーデーポッポー」と鳴き、名前の由来となったキジに似た紫がかった灰色の羽、首に青と黒の横縞模様、全体のウロコの模様などが特徴です。
全国に生息して繫殖力が強く年に5~6回程度、多い時は8回も繁殖して1回につき2個の卵を産みます。ピジョンミルクという「そのう」で生成されるタンパク質のミルクが、一年中の繫殖が可能となっている要因ではないかとも言われています。
子育てを夫婦で仲良くすることから夫婦円満など幸運を招き、縁起がいいとされている一方で、一度住み着くとその場所にこだわるのも帰巣本能とハトならではの強い縄張り意識の現れです。
キジバトの巣
木の上に簡単な巣をつくることで知られるキジバトは、公園によくいるドバトと違い比較的警戒心が高いハトです。
近年マンションや住宅が多くなり、自然の森などが少なくなってきた背景もあり、安全に巣をつくれる場所として家のベランダなど営巣候補を探している傾向があります。
キジバトの駆除
キジバトは鳥獣保護法という法律により自分で駆除できません。キジバトに巣をつくられても「駆除すればいい!」と思う人もいるかもしれませんが、法律によりキジバトや卵、ヒナに危害を加えられません。巣を撤去するには保健所に連絡するか、駆除業者に依頼するしかありません。
筆者のベランダにも巣をつくられたことがありますが、鳴き声がうるさくて迷惑でした。業者を呼んで駆除するまで洗濯物にフンがつかないかなど、いらない心配するはめになりました。
キジバトによる厄介な3つの被害
鳴き声による騒音問題
キジバトは一年中繫殖が可能なため、鳴き声に悩まされる可能性があります。閑静な住宅街の場合は、静まり返っている朝方に鳴かれるとうるさく感じます。
フン被害
キジバトのフンも被害をもたらします。
- 悪臭がひどい
- 細菌や寄生虫、ダニなどの発生源になる
- フンにより洗濯物が汚れる可能性がある
夏場のフンの悪臭はご近所トラブルにもつながり、クリプトコッカス症という感染症を引き起こす細菌などは高齢者など抵抗力が低い人には要注意です。
また、ダニなどによりアレルギー症状が発生して、喘息など影響が出る場合もあるため、フンは素早く掃除しましょう。高所など掃除したいけど手が届かない場所は、業者に依頼すると間違いありません。
キジバトの巣で火災やご近所トラブル
最近は太陽光パネルを取り入れている家もあり、そこに巣をつくるキジバトもいます。部分的に破損している箇所は高熱になることもあり、下に巣があると引火して火災につながってしまうこともあるため、巣があるだけで厄介なことになりかねません。
また、フンをそのままにしておいたことで、乾燥したフンが風で舞い上がり「アレルギーの原因になった…」と近所から慰謝料を請求されてしまったケースもあるそうです。
キジバトが巣づくりするサインと作り方
巣をつくるサイン
キジバトは巣をつくればフンするため早めに駆除したいですよね。しかし、自分で駆除できないためキジバトが巣をつくる前に何とかしましょう。キジバトが巣をつくる前には4つのサインがあります。
- 巣の候補となる場所に何度も下見にくる
- キジバトの鳴き声がよく聞こえるようになった
- ベランダなどと同じ高さの電柱によく止まる
- 夜にキジバトを見かけることが多くなった
思い当たることがあればキジバトが巣をつくろうと、あなたの家を狙っているかもしれません。候補となってしまったらオスがメスを呼び、ここはどうだと言わんばかりに2羽でゆっくりします。メスが気にいれば、オスは巣の材料を調達に飛び、戻ってきて巣をつくり始めます。
キジバトの巣の作り方
キジバトは天敵であるカラスを避けるようにマンションや戸建住宅のベランダ、室外機などの物陰に巣をつくる傾向があります。古い巣や他の鳥が作った巣を基礎として再利用したりします。京都での調査では約43%のキジバトが古巣を利用してシンプルな巣をつくっているそうです。
キジバトに巣を作られないように対策するグッズ
巣をつくられる前に気軽にできる対策
キジバトが巣をつくる前に、気軽にできる事を紹介します。
- ベランダなどに物を置かない
- 常に掃除しておく
- 人が住んでいると思わせる
ここは巣をつくるところじゃないとキジバトに思わせればいいので、ベランダなどに物を置かず、巣の候補となりうる物陰をつくらないことです。
キジバトの対策グッズ
キジバトに巣を作らせないために対策グッズを使ってみましょう。
- 防鳥ネット
- テグス、ワイヤー
- 忌避剤
- 剣山
いずれにしても安全な場所に巣をつくるため、ここは巣をつくるには向いていない、着地する場所もないと思わせることです。キジバトの巣を見つけたら保健所に、マンションは管理会社に連絡しましょう。鳩駆除については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はキジバトによる被害や、巣を作られないように対策するグッズを紹介しました。法律により許可がないとキジバトや卵、ヒナの駆除ができないため、キジバトが巣をつくる下見している段階で清潔にしてネットやワイヤーなどでベランダに入らせない対策しましょう。
業者に駆除を依頼して、二度と巣を作らせないように防鳥ネットを設置してもらいましょう。キジバトの駆除(対策)の料金相場は20,000円~100,000円程度です。被害が出るまえに素早く対処して、快適な毎日を送りたいものですね。
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