観葉植物に発生したコバエの駆除方法!観葉植物にコバエが発生しないように対策法も解説
コバエは観葉植物が発生元になっている場合があります。そこで今回は観葉植物に発生するコバエの正体や、コバエの駆除方法や予防対策を紹介します。
観葉植物に発生するコバエの正体は?
コバエというと生ゴミがあるキッチンで発生するイメージですが、観葉植物に発生するコバエもいます。観葉植物に発生するコバエは主に「キノコバエ」という種類です。
また、鉢の受け皿の水を放置していると、ヌメヌメ汚れが大好物なチョウバエが発生する可能性もあります。
観葉植物にコバエが発生する原因
観葉植物にコバエが発生する原因は、キノコバエのエサが観葉植物の土に生える真菌類(キノコなど)や観葉植物そのものだからです。
また、チョウバエは水たまりとヘドロがあれば発生します。キノコバエやチョウバエが家の中に侵入しなければ、観葉植物にコバエが発生することはありません。キノコバエやチョウバエなどのコバエの侵入経路を確認してみましょう。
外からの侵入
キノコバエなどのコバエは小さいため窓や網戸の隙間から、簡単に侵入できます。また、窓や玄関ドアの開閉時にも侵入する可能性があります。
水はけが悪く湿度が高い
キノコバエのエサは観葉植物の土に生える真菌類(キノコなど)や、観葉植物そのものです。観葉植物の土が、水はけが悪く湿度が高い状態だと真菌類が発生しやすくなります。
有機培養土や腐葉土
有機培養土にも含まれる腐葉土は、植物の葉などを腐らせて作られています。腐葉土にはキノコバエの卵が混入していることがあります。
観葉植物の鉢の受け皿に溜まった水
観葉植物の鉢の受け皿に溜まった水を放置していると、ヌメヌメ汚れが発生します。このヌメヌメ汚れを大好物としているのがチョウバエです。チョウバエは浄化槽から排水管を通って、家の中に侵入してきます。受け皿のヌメヌメ汚れを見つければ産卵し、大量発生につながる可能性があるため注意が必要です。
観葉植物に発生するコバエを駆除する方法
観葉植物に発生するキノコバエは一度に大量の卵を産み、成長スピードが速いためまたたく間に大量発生する可能性が高いです。
また、チョウバエは排水口や浄化槽のヌメヌメ汚れやスカム(汚水・汚泥の表面に浮いているもの)が大好物なので、雑菌を運ぶ恐れがあります。見つけたら早めに駆除しましょう。
園芸用殺虫剤を使用する
キノコバエやチョウバエを手っ取り早く駆除するには、やはり殺虫剤です。ただ、一般的な殺虫剤を使用すると、観葉植物に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
観葉植物や周辺のコバエを駆除するには、園芸用の殺虫剤を使用しましょう。
粘着剤でコバエを捕獲する
殺虫剤を使用したくない場合は、コバエを捕獲できる粘着剤がおすすめです。
観葉植物の近くで食虫植物を育てる
観葉植物の近くで食虫植物を育てるのも1つの手です。食虫植物がコバエを駆除してくれます。モウセンゴケ、ハエトリソウ、ウツボカズラなどがおすすめです。
表面の土を入れ替える
コバエは観葉植物の土の深さ3~4cmに卵を産むことが多いです。観葉植物にコバエが発生してしまったら、表面の土5cm程度を入れ替えましょう。入れ替える土は有機物を使用していない室内用観葉植物の土を選びましょう。
観葉植物にコバエを発生させない対策
コバエが発生してしまったら駆除するしかありませんが、コバエを発生させない対策をしましょう。
腐葉土や有機肥料の使用を避ける
観葉植物にコバエが発生する原因の1つが、有機物のかたまりでもある腐葉土を使用することです。有機物が含まれている腐葉土や培養土、有機肥料を使用しないことがコバエ対策になります。有機物を使用していない室内用の培養土を選びましょう。
水耕栽培やハイドロカルチャーで育てる
土を使用しないで水耕栽培やハイドロカルチャーで観葉植物を栽培する方法もあります。水耕栽培とは、水と液体肥料で植物を育てる方法で土を使用しません。
ハイドロカルチャーとは、土の代わりにハイドロボールやカラーサンドなどの人工的な物を使用して植物を育てる方法です。有機物を含まないため、コバエが発生しにくいです。
水はけと風通しに注意する
観葉植物の土が湿った状態が続いているとコバエが卵を産みつけやすいです。水はけのよい土を用いて、土の表面が湿った状態が続くのを避けましょう。観葉植物の種類にもよりますが、多くの観葉植物は一度にたっぷりの水を与え、表面の土が乾燥するまで水やりしないという方法がおすすめです。
こまめに少量づつ水やりすると表面の土は湿った状態が続きますが、内部に水が貯えられていない状態になります。一度にたっぷりの水を与えると土の内部に水を貯えるので、土の表面が乾くまで水やりしなくても大丈夫です。
また、風通しにも注意しましょう。風通しが悪いと蒸れてしまい、キノコバエのエサである真菌類が生えやすくなります。
受け皿に溜まった水を捨てる
受け皿に溜まった水を放置しているとヌメヌメした汚れがつきます。このヌメヌメ汚れはチョウバエの大好物です。
また、受け皿に溜まった水は観葉植物にとっても根腐れの原因になります。たっぷり水やりすると、受け皿に水が溜まるので溜まった水は放置せず必ず捨てましょう。
ハッカ油などで虫よけする
ハッカ油などアロマの香りは人間にはリラックス効果がありますが、コバエをはじめ虫にとっては忌避効果があります。コバエが嫌うハッカ油の香りで対策する方法です。
準備物
- スプレーボトル(アルコールが使用できるもの)
- ハッカ油
- 無水エタノール
- 精製水
ハッカ油スプレーの作り方
- スプレーボトルに無水エタノール10mlと、ハッカ油5~10滴、精製水90mlを加えて混ぜる。
- ハッカ油スプレーを観葉植物の鉢や土に噴霧する。
ハッカ油スプレーの作り方や使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は観葉植物に発生するコバエの正体や、コバエの駆除方法や予防対策を紹介しました。しかし、「虫は苦手…」「自分でやったけど上手くいかない…」「大量発生して困っている…」「しつこくてきりがない…」などコバエで困ったらプロに任せるのも一つの手です。
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