ゴキブリの卵や糞は注意しないと危険!ゴキブリの卵を見つけた時の駆除方法と産卵予防
ゴキブリの卵は小豆ほどの1cm程度で黒い殻に入っています。卵の数はゴキブリの種類によって異なりますが、最大で50個程度の卵が殻の中に埋まっています。「ゴキブリの産卵数や産卵間隔」で詳しく紹介しています。
家の中でゴキブリの卵のようなものを発見したら、孵化する前に駆除する必要があります。そこで今回はゴキブリの卵の正しい駆除方法や注意点などのを紹介します。
ゴキブリの卵の特徴
覚えがない小豆のようなものを家の中で見かけたら、それはゴキブリの卵の可能性があります。ゴキブリは見た目の不快さだけでなく、食中毒やアレルギーの原因とにも厄介な衛生害虫です。ゴキブリによる被害を未然に防ぐために、ゴキブリの卵の特徴を知っておきましょう。
ゴキブリ卵の特徴
ゴキブリの卵は7mm~1cm程度の大きさで、小豆のような色と形をしています。卵鞘(らんしょう)という硬い殻に覆われており、その中に最大で40個もの卵が入っています。
種類 | 見た目の特徴 | 卵鞘内の卵の個数 |
---|---|---|
クロゴキブリ | 12~13ミリ、卵鞘は俵型で薄い茶色 | 約15~25個、孵化する幼虫は平均18匹 |
チャバネゴキブリ | 5ミリ前後、卵鞘は俵型で薄茶色 | 約20~50個、孵化する幼虫は平均35匹 |
ヤマトゴキブリ | 7~10ミリ、黒・こげ茶色 | 約12~16個、孵化する幼虫は平均12匹 |
ワモンゴキブリ | 7~10ミリ、黒・こげ茶色 | 約10~14個、孵化する幼虫は平均16匹 |
ゴキブリの産卵時期
ゴキブリの産卵時期やメス1匹が産む卵の個数は、種類によって異なります。卵鞘(らんしょう)といわれる卵の詰まった鞘をその度に産みます。ここでは、日本に生息する代表的なゴキブリの特徴を見ていきましょう。
種類 | 産卵時期 | 産卵回数 |
---|---|---|
クロゴキブリ | 5~10月の暖かい時期 | メス1匹の産卵回数は17回 |
チャバネゴキブリ | 時期を問わず年中 | メス1匹の産卵回数は3~10回 |
ヤマトゴキブリ | 7~10月の暖かい時期 | メス1匹の産卵回数は7~20回 |
ワモンゴキブリ | 最も多いのは6~8月頃 | メス1匹の産卵回数は50~80回 |
ゴキブリの糞との違い
ゴキブリの卵は茶色くコロコロとしているので、糞と間違えられることがあります。違いは大きさが1cm程度ある卵に対して、糞は2mm程度で大変小さいです。大きさで判断するのが一番わかり易いです。
糞を片付ける時の注意点は、安易に触ったりニオイを嗅がないようにすることです。ゴキブリの糞にはサルモネラ菌や赤痢菌などが潜んでいる可能性があるので、素手で触ってしまうと感染や病気になる可能性があります。
- ゴキブリの糞は素手で触らないようにする
- ゴキブリの糞は吸い込まないようにする
ゴキブリの卵や糞がある可能性が高い5箇所
ゴキブリは人目につきにくくて湿気のある場所に卵を産みます。卵を産みつけられる可能性の高い場所は、以下の通りです。
- キッチンシンクの下
- ガスコンロの口の下
- 食器棚や戸棚の裏
- 引き出しの奥
- ダンボールや新聞紙
- 排水溝の隅
- 屋根裏
- 家具の裏側
キッチンには隙間や湿った場所が多くあります。シンク下、冷蔵庫裏、配電盤、テーブルの脚、食器棚の中、レンジなどです。また、段ボールや新聞紙などを放置しておくと、湿気がたまりまってゴキブリの住処になりやすいので、不要なものは早めに処分しましょう。
このようにゴキブリがいる場所には、卵や糞がある可能性が高いです。ゴキブリを発見したらゴキブリの卵や糞があるか確認しましょう。ゴキブリの巣については下記の記事で詳しく紹介しています。
ゴキブリの卵や糞を見つけたら駆除する方法
ゴキブリの卵や糞を発見した時の対処方法について紹介します。
- 市販の駆除薬を使って除去する
- 自分で除去する
- プロに依頼する
市販の駆除薬はゴキブリには効果があります。しかし、卵は殻があるので市販の駆除薬を撒いただけでは完全に駆除するのは難しいです。
市販の駆除薬を撒いてから卵を見つけたら、速やかに手袋をはめてから駆除しましょう。
準備物
- ゴム手袋またはビニール手袋
- ティッシュ
卵を処分する手順
- ゴム手袋またはビニール手袋をはめて、ティッシュを使って卵鞘を掴み殻を割る。#
- 割った卵鞘とティッシュをビニール袋に入れて口を縛って燃やせるゴミとして処分する。
卵鞘を割ると卵が乾燥して、孵化できなくなります。
これは糞も同様です。糞は当たり前ですが駆除薬は効果ありません。糞を見つけたら手袋をはめて、マスクをつけて完全防備で駆除しましょう。
自分ではどうしてもできない場合は、ゴキブリの卵や糞の処理もプロに依頼しましょう。ゴキブリの対策については下記の記事で詳しく紹介しています。
ゴキブリに産卵させないための3つの対策
ゴキブリを侵入させない
ゴキブリは狭くて暗いところを好みます。狭くて暗い配管や隙間から家の中に侵入して産卵します。ゴキブリを侵入させないように対策しましょう。
産卵場所を作らない
ゴキブリという種を残しておくために必要な行動として繁殖行動があります。ゴキブリのメスがオスを引き寄せるフェロモンを出してオス引き寄せます。このフェロモンに引き寄せられてオスが集まります。フェロモンはメスも惹きつけるので、ゴキブリのオスとメスは大量に増えてしまいます。ゴキブリが好まない清潔な環境を維持して対策しましょう。
母ゴキブリを駆除する
家の中をウロウロしているゴキブリのほとんどはオスです。メスは餌場と巣を往復するだけなので、卵を産むメスの駆除は毒餌タイプの駆除剤を使って対策しましょう。
毒餌剤に即効性はありませんが、毒餌剤を食べたゴキブリのフンや死がいを食べたゴキブリにも効果があります。
ホウ酸団子の効果や設置場所やバルサンの効果については下記の記事で詳しく紹介しています。
手に負えない時はプロへ依頼するのがおすすめ
今回はゴキブリの卵や糞が潜んでいる場所や特徴、対処方法を紹介しました。ゴキブリは動いていれば発見しやすいですが、ゴキブリの卵ともなれば簡単には発見できません。ゴキブリの糞に至ってはアレルギーや病気の発症になりかねません。ゴキブリだけでなく卵や糞がないか確認しましょう。
もちろん自分で駆除できますが業者に依頼もできます。自分では駆除できない女性も多いと思いますので、そんな時は業者に依頼するのも一つの手です。
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