バルサンの使い方は?引っ越しするなら「バルサン」でダニやゴキブリを駆除しよう
家に潜んでいる害虫を駆除するには「バルサン」がオススメです。今回はバルサンの特徴や、バルサンを効果的に使うタイミングを紹介します。
ゴキブリやダニを駆除したい時はバルサン
家の中の害虫といえばゴキブリとダニです。どちらも繁殖力が旺盛で、大量発生してから駆除するのでは遅いかもしれません。1匹のゴキブリを見かけたら、100匹のゴキブリがいるともいわれています。
また、小さくて姿を見るのが難しいダニは大量発生して気づくことが多くダニに刺されたり、アレルギー疾患などの被害が拡大しやすいです。
厄介なことにゴキブリは暗い物陰に潜み、ダニは布団やカーペット、ぬいぐるみ、ほこりの中に潜んでいます。このため発見が遅れれしまいます。潜んでいる害虫を駆除するには、部屋の隅々まで薬剤が届くバルサンがオススメです。バルサンにもいろんな種類があるので紹介します。
抵抗性チャバネゴキブリまで駆除できる、最強のバルサンです。
火を使わず、水につけるだけです。ニオイが少ないタイプです。
水につけるだけの簡単始動で、少ない煙でスミズミまで行き渡ります。ゴキブリ、屋内塵性ダニ類、イエダニ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ハエ成虫、蚊成虫の駆除に効果があります。
臭いが気にならない霧状のバルサンで、火災報知器に反応しないのが特徴です。抵抗性チャバネゴキブリまで駆除できます。
使用後に香りをプラスしたバルサンです。素早く届くノンスモーク霧タイプなのでマンションに最適で火災警報器に反応しません。
バルサンの使用前後にやるべき事や注意点
バルサンを使う時は部屋を出て待っているだけですが、使用前後にやるべき音や注意点があります。
バルサンを使う前にやるべき事と注意点
- 部屋、窓、換気口など閉め切る
- 戸棚、引き出し、押入れなどは開放する
- 食品、食器、おもちゃなど直接口に触れるものや直接肌に触れるものはビニールシートや新聞紙で覆うか、部屋の外に出す
- テレビやパソコンなどの精密機器はカバーで覆う
- ペット、観賞魚、植物などは部屋の外に出す
- 火災警報器やガス警報器はビニール袋などで覆い鳴らないようにする
バルサンを使った後にやるべき事と注意点
- 所定の時間経過したら窓や扉を開放し換気してから中に入る
- 警報器を覆っていたビニール袋などを忘れずに外す
- 駆除した害虫を除去するため床や畳、カーペットは掃除機をかける
- 食器などが煙や霧に触れた場合はしっかり水洗い流す
- 使い終わったバルサンは各自治体の廃棄方法に従って捨てる
春~夏はバルサンを使うオススメの季節です
ゴキブリは春(4~5月頃)に活動を開始し、ダニは梅雨(6月)に繁殖します。夏の7~8月は害虫の活動が最も活発になる季節です。ゴキブリは25℃を超えると活発に繁殖するため、夏は幼虫から成虫まで勢揃いするためゴキブリを駆除するにはいいタイミングです。
また、人を刺さないけれどアレルギーの原因になるヒョウヒダニは、気温が20℃を超えると発育が活発になるため、春から夏にかけて大量発生する可能性があります。ヒョウヒダニが増えると、ヒョウヒダニを食べるツメダニが増える可能性があり注意が必要です。ツメダニは人を刺します。
クロゴキブリは卵や幼虫の状態で越冬するため、秋に繁殖させなければ翌春のゴキブリ発生率をかなりおさえられます。翌年のことも考えると、秋の9~10月頃の害虫駆除も重要です。
引っ越しするならバルサンを使う絶好のタイミング
引っ越しする予定があるのなら、バルサンを使うベストタイミングといえます。新しい家に荷物を搬入する前は、荷物がないのでバルサンを使いやすいです。
引っ越し前なら精密機器、食器、食品、観賞魚、観葉植物などをビニール袋で覆ったり、外へ運び出すという面倒な作業しなくてすみます。引っ越しの荷物を搬入する前にバルサンを使い、害虫駆除するのがオススメです。
引っ越し先が遠い場合や、スケジュールがタイトで荷物搬入の前にはできない場合は荷解きする前にバルサンを使い害虫駆除しましょう。
バルサンを使った後も害虫対策が大切です
バルサンを使っても油断禁物です。ゴキブリやダニなどの害虫は、暖かく湿気がありエサがある環境を好みます。バルサンを使って害虫を駆除した後も、害虫が好む環境を作らないことが肝心です。
高断熱の現代住宅において暖かい環境を作らないのは難しいので、エサと湿気を防ぎましょう。ゴキブリのエサが豊富にあるキッチン周りは要注意です。こまめに掃除したり、ゴミをためずにこまめに捨てる事を徹底しましょう。キッチン周り以外でもゴキブリが隠れやすい家電の裏側や、エアコン内の掃除を定期的にしましょう。
湿気を防ぐにはこまめに換気したり、除湿器やエアコンを使って除湿するよう心がけましょう。湿気対策はダニ対策にもつながります。ダニもまた湿気を好むため、湿度を下げることはダニ対策の上でも重要です。布団やカーペットなどは定期的に天日干しして、掃除機をかけることを忘れずにしましょう。
定期的な掃除が害虫対策になりますが、もう1つ重要な対策があります。それは定期的にバルサンを使うことです。さすがのバルサンもゴキブリの卵には効果が期待できません。1度バルサンを使って駆除したとしても、卵が残っていて孵化すれば再びゴキブリが増えることも考えられます。
まとめ
今回はバルサンを安全で効果的に使う方法やタイミングを紹介しました。潜んでいる害虫を駆除できるバルサンは頼りになる存在ですが、ゴキブリの卵には効果がありません。また、害虫はわずかな隙間があれば侵入してくるため、一度退治しただけでは駆除完了とはいきません。定期的にバルサンを使って駆除する必要があります。
定期的に駆除するのが面倒な人や、自分でやってもなかなか結果が出ない時に味方になるのが害虫駆除業者です。害虫に対する知識と害虫駆除の経験が豊富な専門業者に任せるのは得策といえるでしょう。
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