アブラムシの駆除方法や大量発生する原因は?100均グッズや酢で駆除する10の方法
アブラムシは小さくて数が多いので駆除が大変です。薬品で駆除するのが一番手っ取り早い方法ですが、野菜や果物にはあまり使いたくないですよね。今回は100均グッズやコーヒー、酢など家にある食品でアブラムシを駆除する方法を紹介します。
アブラムシはなぜ大発生するの?
アブラムシはとても繁殖力が強くあっという間に増えます。アブラムシが大発生する理由や、アブラムシの被害について紹介します。
アブラムシが増える原因
アブラムシは秋になるとオスとメスが交尾して卵を産みつけます。寒さが苦手なアブラムシは卵のまま冬を越します。暖かくなりはじめた4月頃に孵化して幼虫になり、なんと10日程度で成虫に成長します。
4月頃に生まれたアブラムシは交尾しないで、メス単独(単為生殖)で卵を産めます。成虫のアブラムシは毎日1匹当たり5~10個の卵を産みます。そして10日程で親になり産卵…というサイクルを繰り返します。こうして短期間で増えます。
窒素分が多い肥料を与えている時もアブラムシが大発生します。窒素分が多い肥料にはアブラムシが好むアミノ酸が含まれています。
また、日当たりが悪かったり、風通しの悪いところでもアブラムシが繁殖します。アブラムシを防ぐためには窒素分が多い肥料を控えて、植物にまんべんなく日光や風が当たるようにして環境を整えましょう。
アブラムシの被害
アブラムシの被害は大きく3つあります。1つ目は植物の汁を吸って弱らせてしまうことです。アブラムシはやわらかい新芽が大好きで、口針を幼茎の先端部や茎に差し込み師管液と呼ばれる植物の汁を吸い続けます。養分を吸いとられた植物は徐々に弱り、最悪の場合は枯れてしまいます。
2つ目の被害は植物の汁を吸う時にモザイク病のウイルスを媒介することです。アブラムシの排泄物でカビが生えたり、すす病を誘発することもあります。
3つ目の被害はアリが増えることです。アブラムシは甘露という甘い排泄物をアリに提供して天敵から守ってもらっています。アリが増えても植物に被害が及ぶわけではありませんが、アリだらけの庭は見た目が良くないですよね。
100均グッズでアブラムシを撃退する方法
一生懸命育てた植物にアブラムシが付くと本当に嫌になります。100均グッズを使ってお金をかけずにアブラムシを駆除しましょう。
歯ブラシ
とても単純ですが、アブラムシの数が少ないうちは歯ブラシで取るのが確実な方法です。やわらかい毛先の歯ブラシで植物を傷つけないように注意しながら、アブラムシをこすり落としましょう。
テープ
発生初期の段階ならテープの粘着部分にアブラムシをペタペタ貼りつけて取り除く方法も効果的です。大きな葉にはガムテープ、小さい葉にはセロテープを貼りつけて取り除きましょう。
台所用洗剤
台所用洗剤を使って駆除スプレーを作りましょう。
準備物
- 台所用洗剤
- 油
- 水
- スプレーボトル
台所用洗剤で駆除する手順
- スプレーボトルに水500mと台所用洗剤を大さじ1杯、油を大さじ1杯を入れて混ぜる。
- アブラムシにスプレーし放置すると、乾燥する時にアブラムシの背中の気門を塞いで窒息させられる。
- 窒息死したアブラムシを水で洗い流して完了。週一回のスプレーが目安です。
使用する台所用洗剤はヤシノミ洗剤など無香料無着色のものがおすすめです。植物原料であれば野菜にも安心して使えます。
防虫ネット
ダイソーやセリアの防虫ネットは100円なのにとても優秀です。嫌な虫から植物を守ってくれます。カラスの被害からも防げます。
>>【参考】防虫ネット約1m×1.4m | 【公式】DAISO(ダイソー
種まき時に防虫ネットで植物を覆ったり、地植えなら植物の周囲に支柱を立てて防虫ネットをかけましょう。プランターは鉢ごと覆いましょう。アブラムシが付く前に防虫ネットで覆わないと意味がないので早めに対策しましょう。
アルミホイル
アブラムシはキラキラ光る物が苦手です。植物の下にアルミホイルを敷くと寄り付かなくなります。100均の銀色の流し台シートでも効果があります。アブラムシは下から光が当たると方向感覚がなくなり、植物に付着していることが困難になるそうです。
>>【参考】カラーアルミ流し台シート - Daisoネットストア
家にある食品でアブラムシを撃退する方法
どこの家にも置いてある食品でアブラムシを撃退する方法を紹介します。
酢
毎日または2日に1回、米酢か黒酢30mlを水1Lで薄めたものをスプレーします。食品でなく木酢液や、やさお酢など忌避剤としての酢もあります。
酢はあくまでもアブラムシの予防に効果があるものです。既に付いてしまったアブラムシを殺す効果はありません。
水やお湯
スプレー容器に水を入れて勢いよく噴射するとアブラムシが吹き飛びます。葉や茎からポロポロ落ちていくのでスッキリします。
水の力だけでは落ちないときは50℃~60℃のお湯を使いましょう。アブラムシは50℃以上のお湯で死んでしまいます。
牛乳
牛乳にもアブラムシを窒息死させる効果があります。スプレーでもコップから直接かけても構いません。牛乳が乾燥する時にアブラムシの気門を膜で塞ぐので、天気のいいよく晴れた日にしましょう。牛乳は低脂肪乳ではなく脂肪分の多い牛乳を使いましょう。
大量のアブラムシには効果がないので発生初期に使いましょう。悪臭や雑菌を防ぐために最後に水で洗い流しましょう。
コーヒー
飲み残しや余ったコーヒーをアブラムシにスプレーして駆除しましょう。コーヒーの場合は洗い流さなくても大丈夫です。冷めたコーヒーにはアブラムシを忌避する効果があります。50℃の温度のコーヒーなら殺虫効果があります。
アブラムシに即効性がある殺虫剤
どうしても無農薬でアブラムシを駆除できない場合は殺虫剤を使って駆除しましょう。殺虫剤には液体タイプと粒タイプの2種類あります。即効性があるのは液体タイプです。しかし、液体タイプには持続性がありません。
長期間持続するのは粒タイプです。粒タイプはパラパラと撒くと土に浸透して徐々に効いていきます。用途に応じて使い分けましょう。ここではAmazonで即効性のあるアブラムシ殺虫剤を2つ紹介します。
世界初、5種類の成分が配合されています。レビューでは「一夜でアブラムシを見かけなくなりました」「即効性あり」と高評価です。ハダニなどの害虫駆除や、うどん粉病などの病気予防及び治療効果もできます。
有機リン系の殺虫剤で少量ですぐにアブラムシを駆除できます。アブラムシは薬剤抵抗性があるので、1つの殺虫剤だけではなく複数の殺虫剤を交互に使って駆除するのがおすすめです。
まとめ
今回は100均グッズやコーヒーや酢など家にある食品でアブラムシを駆除する方法を紹介しました。100均グッズや家にある食品を利用する方法は、アブラムシが少ない初期段階で使うと効果的です。増えてしまったアブラムシにはお湯や殺虫剤を使って駆除しましょう。
アブラムシは放置すると大変なことになるので、早めに駆除しましょう。大量発生した時や、自分で駆除できない時は業者に依頼しましょう。プロなら害虫の生態を知り尽くしているので適切な方法で確実に駆除してくれます。
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