トコジラミに刺された跡は?トコジラミに刺された時の症状や駆除する方法を解説

トコジラミに刺されると、強いかゆみや赤い発疹があらわれます。また繁殖してしまうと自力での駆除は難しく、完全に駆除するには業者に依頼しなければなりません。今回はトコジラミの特徴や刺された特に出る症状、自分でできる駆除方法(応急処置)について解説していきます。
トコジラミ(南京虫)とは?
トコジラミは南京虫(なんきんむし)とも呼ばれ、人の血を吸うカメムシの仲間です。主に夜間に活動して、寝ている人を吸血します。
トコジラミの見た目と特徴

トコジラミは温帯地域に生息していて、日本では北海道から九州にかけて全国的に生息しています。成虫で5~8mm程度の大きさです。雌のトコジラミは毎日5~6個の卵を生み、生涯で500匹ほど生みます。そのため完全に駆除しなければ短期間で繁殖して、あっという間に家中に広がります。
トコジラミは幼虫から成虫にいたるまで、雌雄にかかわらず吸血します。空腹時は平たい体ですが、人間の血を吸うと濃い茶色に変化して丸く膨れ上がります。成虫になると1年以上、吸血しなくても生きれます。
トコジラミに刺されたらどうなる?

トコジラミに刺された箇所は赤い斑点となり、しばらくすると痛みや痒みがでてきます。発熱などの症状が出てくるケースもあります。
強烈なかゆみ
トコジラミに刺されたら、最もつらい症状は強烈なかゆみです。あまりの痒さに熟睡できない人も多くいます。痒みの理由はトコジラミの唾液です。トコジラミの唾液が体内に入るとアレルギー症状を引き起こします。かゆみはトコジラミに刺されてから数時間後から現れ、痒みがおさまるまでに1~2週間以上かかる場合があります。(※かゆみの症状には個人差があります)
発疹(痕)ができる
トコジラミに刺されると刺されると赤い斑点ができ、中には1円玉くらいの大きさまで発疹が広がることも。トコジラミは移動しながら何回も血を吸うため、発疹ができる箇所は広範囲にわたります。刺された痕は2週間ほど消えずに残ることがあります。
トコジラミに刺された時の対処法
トコジラミの痒みは長引くことが多く、化膿すると傷跡が残ってしまうことがあります。トコジラミに刺されたら皮膚科で薬を処方してもらうことが最善策です。病院に行けない場合は、薬局で「抗ヒスタミン剤」を購入ください。アレルギー性のかゆみを緩和できます。「ステロイド系の軟膏」も効果があり、塗ることで炎症をおさえられます。
ダニ刺されの跡や、跡をきれいに治す方法については下記の記事で詳しく紹介しています。

トコジラミが発生しやすい場所

トコジラミは平な体をしているため、狭くて場所に隠れるのが得意です。
- 布団や枕の中
- 畳やカーペットの縁(ふち)や裏
- 家具の隙間や裏側
人間が寝ている夜間に吸血することが多いため、マットレスやベッド周りに生息していることが最も多いと言われています。また、侵入経路を考えると、カーテンのほか衣類や鞄、古本などに潜んでいることもあります。
室内への侵入経路
トコジラミはハネがないため飛べません。そのため室内に侵入する時には、人間の服やカバンなどにくっついて侵入します。銭湯やタクシー、電車など多くの人が利用する場所にも生息しています。他にも古いアンティークの家具や、古本などにくっついて侵入することもあります。
トコジラミを自分で駆除する方法

トコジラミを自分で駆除する方法は、以下の4つがあります。
これらはあくまでも応急処置です。完全に駆除しきれない場合は、繁殖して家中に広がります。確実に駆除するなら専門業者に依頼してください。
殺虫剤を使う
トコジラミに対応した殺虫剤で駆除できます。ただし、殺虫剤成分が「ピレスロイド系」の場合、トコジラミに効果がないことが多いです。「医薬品」や「医薬部外品」の表記がついていない駆除剤も、効果が認められていないため、使用を避けてください。
粉末状の殺虫剤

スプレータイプの殺虫剤

なお、トコジラミの卵には殺虫剤が効きません。卵は1週間ぐらいで幼虫に孵化するので、そのことも踏まえて何度かに時期を分けて使用しましょう。
熱処理する
トコジラミは熱に弱いため、加熱することで自分でも駆除できます。シーツなどの衣類や布製品は、お湯(80℃以上)に5分以上浸けてください。100℃の熱湯なら数秒程度で駆除できます。
畳などの大きなものは、スチームアイロンを使って蒸気で駆除しましょう。隙間に逃げ込んだトコジラミは、駆除しきれないことがあります。
掃除機で吸う
ゴミパック式の掃除機があれば、トコジラミに触らず処分ができます。吸引後はゴミパックを取り出し、中にいるトコジラミがでてこないように口を縛って処分しましょう。
ガムテープで取る
掃除機では吸い取れない狭い場所には、ガムテープが有効です。使用する時の注意点は、ガムテープを押しつける時の力加減です。あまりにも強い力を加えると、トコジラミや卵がつぶれて、部屋が汚れてしまいます。
南京虫を駆除する方法や、業者に依頼する料金相場については下記の記事で詳しく紹介しています。

トコジラミに刺される前に予防しよう

トコジラミは、不衛生な環境だから発生するわけではありません。人やモノに付着して室内に入ってくるので、どの家でもトコジラミが繁殖するリスクがあります。清潔にしておけば大丈夫というわけではないので、効果的な予防策はないに等しいです。そのため、早期発見がもっとも重要です。
早期発見のポイントは「黒い斑点」
トコジラミは血を吸うため、血糞という黒い小さい糞を出します。血糞を見つけたらトコジラミが生息している可能性があります
- マットレスに乾いた血液の跡がないか確認する
- カビのような黒い斑点(糞の跡)がないか確認する
そのほかシーツに血痕が付いている場合も、トコジラミによる吸血の可能性があります。ただし、ノミなどの別の吸血昆虫が原因の場合もあります。わからない時には専門業者に、早めにご相談ください。
まとめ
今回はトコジラミの特徴や、刺された時の症状や駆除方法を紹介しました。トコジラミは自力での完全駆除が難しいため、なるべく早急に駆除業者に依頼しましょう。
トコジラミに刺されたら、最もつらい症状は強烈なかゆみです。また、トコジラミに刺されると刺されると赤い斑点ができ、中には1円玉くらいの大きさまで発疹が広がることもあります。
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