話題のフィリピンオオコウモリの画像は嘘?フィリピンオオコウモリの特徴と注意点
SNSを中心にネットで話題になったフィリピンオオコウモリの大きさは、まさにリアルバットマンです。フィリピンオオコウモリは日本にもいるのか不安な気持ちになる人もいるかもしれませんがご安心ください。フィリピンオオコウモリは日本には生息していません。今回はフィリピンオオコウモリの特徴、野生コウモリの注意点を紹介します。
大きさが話題になったフィリピンオオコウモリ
あまりの大きさにSNSを中心にネットで話題になったフィリピンオオコウモリは、オオコウモリ(大蝙蝠)コウモリ(コウモリ目、翼手目)、大翼手類(だいよくしゅるい)に分類される哺乳類です。
フルーツコウモリの仲間で、英語名megabat(メガバット)、正式名称はGiant Golden Crowned Flying Fox(ジャイアント・ゴールデン・クラウン・フライング・フォックス)と言います。正式名称を直訳すると「金の王冠を持つ空飛ぶキツネ」です。
フィリピンオオコウモリの特徴
フィリピンオオコウモリは頭から首にかけて栗色の毛で覆われており、金の冠のように見えます。また、キツネに似た顔が見た目の特徴です。
オオコウモリの名にふさわしく大きいものになると体長1.5m、翼を広げると2mにもなります。
コウモリといえば視力は弱く、自らが発する超音波の反響を頼りに生活しているため耳が発達しています。そのため目は小さく耳が大きいのが特徴です。しかし、フィリピンオオコウモリは視力に頼って生活しているため目が大きく、耳が小さいのが特徴です。
フィリピンオオコウモリの生態
フィリピンオオコウモリの生息地はアフリカ、インド、アジア、オセアニアなどの熱帯地域で森の中に住んでいます。フィリピンオオコウモリは夜行性のため、日中は木々に逆さまにぶら下がって休んでいます。他のコウモリ同様、フィリピンオオコウモリも集団で生活しています。
フィリピンオオコウモリの主食は果物や花の蜜で吸血しません。そもそも吸血するコウモリは、ほんの一部のコウモリ(南米で3種類確認されている)で、ほとんどのコウモリは吸血しません。
フィリピンオオコウモリの飛行スピードは時速40km、一度に50kmの距離を飛行できます。
フィリピンオオコウモリの画像は嘘?
フィリピンオオコウモリが世間で騒がれるきっかけは、Twitterに投稿された1件のツイートです。画像は本物なのか?と話題になりました。正確な真偽はわかりませんが、今後の生物学者による研究に注目してみましょう。
「フィリピンオオコウモリ 動画」と検索するとフィリピンオオコウモリの大きさがわかる動画もあるようです。
フィリピンオオコウモリの動画手順動画
時間のある方は、以下の動画でフィリピンオオコウモリを確認できます。
フィリピンオオコウモリの寿命
一般的なコウモリの寿命は5年程度です。野生のコウモリはエサがなかなか見つからなかったり簡単に長生きできるような環境ではありません。
しかし、動物園などで飼育されていると20年以上も生きることがわかっています。
フィリピンオオコウモリの天敵
コウモリの天敵は大きなヘビやタカ、フクロウです。フィリピンオオコウモリの天敵も同じです。
フィリピンオオコウモリの役割と注意点
フィリピンオオコウモリの主食は果物や花の蜜で、遠距離を飛行できます。そのため植物の受粉を促す促したり、果物に含まれる種子を遠くまで運ぶといった役割を担っています。自然界においてフィリピンオオコウモリは花の受粉屋、種子の運び屋として大切な存在です。
しかし、フィリピンオオコウモリは同時にウイルスの運び屋になるため注意が必要です。フィリピンオオコウモリを含むコウモリ類は、ウイルスを媒介することが知られています。
コウモリは集団で密になって生活しておりウイルス感染しやすく、飛び回っているため他の動物にウイルスを広げてしまう恐れがあります。フィリピンオオコウモリのように遠くまで飛べるということは、ウイルスを遠くまで運んでしまいます。
コウモリから人へウイルス感染する機会は少ないとしても、コウモリから他の動物を介して人へとウイルス感染する可能性があります。野生コウモリだけでなく、野生動物との接触には注意が必要です。
フィリピンオオコウモリだけでなく野生コウモリにも注意
遠距離を飛行できるフィリピンオオコウモリは、遠くまでウイルスを運ぶ恐れがあり注意が必要です。フィリピンオオコウモリの生息地はアフリカ、インド、アジア、オセアニアなどの熱帯地域であり、日本にフィリピンオオコウモリはいないので安心ください。
フィリピンオオコウモリが見られる地域として有名なのが、フィリピンのルソン島のスービック経済特別区は「Bat Kingdom」と、ダバオ・サマル島の「モンフォートバット自然保護区」です。
日本にも数種類のオオコウモリが生息しています。小笠原諸島のオガサワラオオコウモリと、沖縄諸島のクビワオオコウモリ、鹿児島県の口永良部島、中之島、平島、悪石島、宝島などに生息するエラブオオコウモリなどです。
しかし、オオコウモリに限らず野生コウモリは様々なウイルスを持っている可能性があるため注意しましょう。ニパウイルス、レストンエボラウイルス、SARSコロナウイルス、新型コロナウイルスなどのウイルスをコウモリが広げたとの説もあります。
オオコウモリは人間が住む場所とは遠く離れた森の中、コウモリは洞窟の中などで暮らしていましたが、人間の開発行為により森林が減り絶滅危機にさらされているコウモリもいます。人間の開発行為によりコウモリを絶滅させる危機にさらしているのと同時に、コウモリと人間や家畜などと接触機会を増やしてウイルス感染のリスクを広げています。
コウモリとの距離が縮まっている現在、コウモリが家に住みついてしまうリスクもあります。コウモリが家に住みついてしまうとウイルス感染のリスクはもちろん、糞害に見舞われます。コウモリを駆除する必要がありますが、コウモリは鳥獣保護法により捕獲、処分できません。コウモリ駆除は専門業者に依頼しましょう。コウモリの駆除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はフィリピンオオコウモリの特徴、野生コウモリの注意点を紹介しました。フィリピンオオコウモリは日本には生息していませんが、他の種類のコウモリは日本にも生息しています。多くのコウモリは害虫を捕食してくれる益獣である一方、家に住みつかれると糞害に見舞われます。
野生のコウモリはウイルスなどを媒介する可能性があるため注意が必要です。コウモリが家に住みついてお困りなら、専門業者に駆除してもらいましょう。
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