窓ガラスフィルム外から見えない?目隠しシートの種類から貼り方までまとめて紹介
窓ガラスにフィルムを貼ることで防犯や省エネ、プライバシーの保護など安心して生活を送るために必要な効果があります。そこで今回は窓ガラスのフィルムの種類や選び方、自分で貼る方法を紹介します。施工にかかる費用や、業者選びも合わせて紹介します。
窓ガラスフィルムの種類は?
ここ数年、自然災害の猛威や地球温暖化による異常気象、欧米並みの犯罪やストーカーなど喜ばしくない出来事が増えました。これらの災害や犯罪から少しでも身を守るため、最近注目されているのが「窓ガラス用のフィルム」です。
大掛かりな工事しなくても自分でも施工が可能ということもあり、窓ガラスへのフィルム施工の需要がたくなっています。一言で「窓ガラスフィルム」と言っても、用途別にたくさんの種類があります。
防犯フィルムの特徴
空き巣被害の最も多い侵入方法は「ガラス割り」です。防犯用のフィルムを貼ることにより、泥棒の侵入スピードを遅らせて空き巣被害を減少できます。
省エネフィルムの特徴
遮熱、断熱フィルムを施工することにより、自宅や店舗等の光熱費を大幅におさえられます。開口面積が大きくなればなるほど、その効果は高くなります。
飛散防止フィルムの特徴
台風や不測の災害による窓への飛来物に対して、ガラス飛散防止の効果があります。
プライバシー保護フィルムの特徴
外部から家の中や事務所内が丸見えにならないようにスモークフィルムや、ミラーフィルムを施工することによりプライバシー保護できます。
窓ガラスフィルムを選ぶ時の4つのポイント
インターネットで「窓用フィルム」と検索すると、実に多種多様なフィルムがヒットします。用途別にフィルムを選び、高い効果を得るために気を付けたいポイントを紹介します。
フィルムの強度
防犯フィルムを選ぶポイントは、フィルム自体の強度です。窓ガラスを割られてもフィルム自体破りにくい素材にしておけば、フィルムを切り裂き錠前のロックを解除するまでに時間がかかるので非常に有効です。
効果が長続きする物
安物のフィルムは劣化が早く、遮熱効果、断熱効果が長続きしません。多少値段が高くても対候性に優れていて、効果が長続きするフィルムを選びましょう。
強度と粘着性
飛散防止フィルムを選ぶ時のポイントは、フィルム自体の強度と粘着性です。外部からの飛来物等によりガラスが割れても、粘着性の高いフィルムを貼っておけばガラス片の飛散を防止できます。
反射率が高くない物
あまりにも色が濃すぎるスモークフィルムや、反射率が高すぎるミラーフィルムは極力避けましょう。開口部からの採光が著しく取れなくなるようなフィルムは、冬場の日射を遮り家の中が寒くなってしまいます。
また、まばゆいばかりに光を反射するようなミラーフィルムは、ご近所迷惑になりかねません。
自分で窓ガラスフィルムを貼る方法
窓ガラスフィルムの貼り方は丁寧に時間をかけることが重要ですが、基本的には自分で施工可能です。
準備物
- 窓ガラス用フィルム
- 霧吹き
- 中性洗剤
- 水
- ゴムへら
- マチ針
- よく切れるカッター
- 古新聞
- ガラス用洗剤
- ウエスやまたはタオル
- 洗車用タオル等(特殊な形状のフィルムを貼るときの型紙用として)
窓ガラスフィルムを貼る手順
- ガラス面をタオルなどを使ってキレイに掃除する。
- ガラス面に霧吹きで中性洗剤入りの水をたっぷりと吹きかけます。
- フィルムの裏側についている剥離紙(セロファン)の端を少し剥がし、位置決めが終わったらガラス面に貼り付ける。
- フィルムがしわにならないようにゆっくりと剥離紙を剥がしながら、ゴムへらを使ってガラス面に貼り付けていく。
- 窓ガラスフィルム貼る位置決めする。
- ゴムへらを使ってガラス面の外へ向かってフィルムを押さえる。
- 端部までフィルムを固定したら余白部分をカッターで切る。
- フィルム内に残った小さな水泡を、マチ針で穴を開けゴムへらでかき出して完了。
フィルムを貼るガラス面の汚れを、窓用洗剤などを使って落としましょう。タオルの糸くずや髪の毛などが残らないように気を付けましょう。洗車用のセーム布などのタオルがあると糸くずが出にくく、キレイに拭きあげられます。
まだフィルムとガラス面の間に洗剤入りの水分が残った状態になっており、フィルムを動かせるため、この状態のうちにフィルムの位置を決めます。ガラス面に対し、少し大きめに余白を残しておくといいです。位置が決まったら、ガラス面の中心部をゴムへらで強めに押さえつけます。
中心部が決まったら、ゴムへらを滑らせながらガラス面の外へ向かってフィルムを押さえつけていきます。ガラス面とフィルムの間に残る水分が気泡となって残るので、この気泡を外へ押し出すような感じで押さえつけましょう。
筆者は前に乗っていたマイカー(ト〇タ・マー〇Ⅱ)のスモークフィルムを自分で貼りましたが、2時間弱でリアウィンドウと後部座席の窓フィルムを貼り終えました。
窓ガラスフィルムを施工する料金相場は?
窓ガラスにフィルムを貼るには、一体いくらくらいかかるのか気になるところですよね。フィルムの素材や用途により、費用は大きく異なります。実際にかかった費用を例にあげて紹介しますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
自分で施工した場合
筆者が義母宅の天窓2枚に、遮熱フィルムを貼った時にかかった費用です。窓サイズ約50cm四方、所要時間約30分でした。
- フィルム代・・・約2,000円(ホームセンターの汎用品)
- 雑費・・・約500円(ゴムヘラ、カッター替刃、中性洗剤)
- 危険手当・・・3,000円(8月に施工のため義母からのアイスキャンディー代・笑)
合計5,500円かかりました。
業者に施工依頼した場合
店舗入口開きドア2枚の目隠しフィルム貼りを業者に依頼した時にかかった費用です。開きドアの寸法高さ約2m、巾約1m、所要時間約2時間でした。
- 施工費1枚5,000円×2枚=10,000円
- 出張費3,000円
合計13,000円かかりました。
まとめ
今回は窓ガラスのフィルムの種類や選び方、自分で貼る方法を紹介しました。窓ガラスのフィルム施工は用途や目的によって選ぶフィルムの種類が違います。基本的に難易度の高い工事ではありませんが、業者に依頼する場合はそれなりに費用がかかりますので3社相見積を取り納得のいく業者に依頼しましょう。
今回の記事が、あなたの快適な暮らしのヒントになれば幸いです。
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