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防水工事

防水工事とは?屋上やバルコニーの防水工事の種類や耐用年数をまとめて解説

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屋上やバルコニーのメンテナンスとは「防水工事」のことです。定期的にすることで雨漏りなどを防げます。そこで今回は防水工事の種類や、耐用年数を紹介します。

防水工事とは?

防水工事とは?
防水工事とは?

雨漏りは家の寿命を縮める大きな要因です。雨が降っても屋根や外壁、屋上、バルコニーがしっかりしていれば雨漏りすることはありません。しかし、ヒビや傷があると水の通り道ができ家の内部に雨が流れ込みます。これが「雨漏り」です。

ヒビや傷ができる原因は地震や強風によるものもありますが、多くは経年劣化によるものです。屋根や外壁、屋上、バルコニーは常に強い日差しや雨風にさらされています。中でも強力な紫外線は塗装やシート、シーリングなどをボロボロに劣化させてしまいます。

このため定期的に防水塗装や防水工事して、日差しや雨風から家を守れる状態に保つ必要があります。屋根と外壁は防水塗装とシーリング(外壁材のつなぎ目の隙間を塞ぐもの)を打ち直したり、屋根材、外壁材を交換の必要があります。屋上やバルコニーは定期的に防水工事する必要があります。

ウレタン防水工事の特徴や耐用年数

ウレタン防水工事の特徴や耐用年数
ウレタン防水工事の特徴や耐用年数

ウレタン防水工事とは液体状のウレタンを重ね塗りすることで、隙間がない防水層を作る防水工事のことです。

ウレタン防水工事の耐用年数

日当たりや温度差の大きさにもよりますが、ウレタン防水工事の耐用年数は10~15年程度です。ただし5~6年ごとにトップコートという表面塗装が必要です。

ウレタン防水工事の特徴

液体状のウレタンを塗る防水工事なので、隙間がない一面の防水層が作れるのが特徴です。また、どんな複雑な形状に対応できるのも特徴になります。

ウレタン防水工事のメリット

  • 工事費用が比較的安い
  • 軽量で建物に負担をかけにくい
  • 隙間がない防水層を作れるので施工ミスが少ない
  • 複雑な形状の面にも施工できる

ウレタン防水工事のデメリット

  • 乾燥期間が必要なため工期がかかる
  • 均一に塗るのが難しい
  • 経年劣化しやすい
  • 5~6年ごとにトップコートが必要でメンテナンス費用がいる

シート防水工事の特徴や耐用年数

シート防水工事の特徴や耐用年数
シート防水工事の特徴や耐用年数

シート防水工事には「塩ビシート防水」と「ゴムシート防水」の2種類あります。どちらも塩ビのシートや、ゴムシートを接着剤で貼りつける防水工事です。現在では塩ビシートが主流のようです。

シート防水工事の耐用年数

日当たりや温度差の大きさにもよりますが10~20年程度です。

シート防水工事の特徴

塩ビシートやゴムシートを貼りつける防水工事のため、手軽に施工でき工期が短くてすむのが特徴です。

また、伸縮性に優れており、地震などによる衝撃にも比較的強いのも特徴の一つです。

シート防水工事のメリット

  • 他の防水工事より工事費用が安い
  • 施工が簡単です
  • 下地が傷んでいなければ、上から被せて貼れる
  • 工期が短くてすむ
  • 軽量で建物に負担をかけにくい
  • 比較的地震に強い

シート防水工事のデメリット

  • 複雑な形状の面には向いていない
  • 工事のよしあしが業者の腕に左右され、業者選びが重要ポイント

FRP防水工事の特徴や耐用年数

FRP防水工事の特徴や耐用年数
FRP防水工事の特徴や耐用年数

FRP防水工法とは、ガラス繊維シートを何層も重ねることで防水性能を高めます。それだけではなく、FRP防水は何層も重ねる事で継ぎ目からの雨漏りがしづらくなります。

また、ガラス繊維は強度が優れているため、人が頻繁に歩行するベランダやバルコニーなどによく使用されています。ガラス繊維は軽く家への負担が少なく、施工期間も短く防水工事が完了するためよく選ばれています。

FRP防水工事の耐用年数

日当たりや温度差の大きさにもよりますが、10~15年程度です。5~6年ごとにトップコートという表面塗装が必要です。

FRP防水工事の特徴

液体状のプラスチックを複数回塗って防水層を作るため、隙間がない一面の防水層が作れるのが特徴です。FRPで作った防水層は軽量で強度があり耐水性、耐食性にも優れているという特徴もあります。

FRP防水工事のメリット

  • 乾いて硬化するのが早く工期が短い
  • つなぎ目や隙間がない防水層を作れる
  • 複雑な形状の面にも施工できる
  • 軽量で建物に負担をかけにくい
  • 耐水、耐食、耐候性にも優れている

FRP防水工事のデメリット

  • 工事費用が高い
  • 硬く伸縮性がないため地震などでひび割れを生じるリスクがある
  • プラスチックなので日光により劣化しやすい
  • 5~6年ごとにトップコートが必要でメンテナンス費用がいる

アスファルト防水工事の特徴や耐用年数

アスファルト防水工事の特徴や耐用年数
アスファルト防水工事の特徴や耐用年数

合成繊維不織布にアスファルトをコーティングしたシートを貼り重ねて防水層を作る防水工事です。アスファルトシートを貼り合わせる工法には、「トーチ工法」と「常温工法」の2種類あり、それぞれ密着工法や絶縁工法に分かれます。

アスファルト防水はコストが高く、重量があるため一般住宅に採用されることは少ないです。

アスファルト防水工事の耐用年数

耐用年数は15~25年程度です。

アスファルト防水工事の特徴

アスファルトシートを貼り合わせているので厚い防水層が連続しており、重い物を載せたり衝撃に強いという特徴があります。

アスファルト防水工事のメリット

  • 防水性能が高いので信頼性が高い
  • 強度があり耐久性に優れている
  • 防水工事の中で一番耐用年数が長いためメンテナンスするサイクルが長い

アスファルト防水工事のデメリット

  • 工事費用が高い
  • 重量があるため施工できる建物の構造が限られる
  • 費用や重量の面から一般住宅に施工することは少ない

まとめ

今回は防水工事の必要性や、防水工事の種類について紹介しました。施工する場所の形状により、適した防水工事を選ばなくてはいけません。

今回の記事を参考にしながら相談しやすく、安心して任せられる業者を選んで下さいね。

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