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水道の水漏れ修理

自分で水道の水漏れ修理する方法|水漏れする原因から水漏れの直し方を紹介

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水漏れを放っておくと水道料金が増えたり、症状が悪化するため早めに手を打つ必要があります。そこで今回は水道から水漏れする原因や、水道の水漏れを修理する方法を紹介します。

水道から水漏れする原因は?

水道から水漏れする原因は?
水道から水漏れする原因は?

水道の蛇口のことを水栓といいます。水道の水栓は、大きく分けて2種類です。

ハンドル混合水栓

ハンドル混合水栓の特徴は、冷水と温水の2種類のハンドルがあります。2種類のハンドルをまわして、水量調節や水温調節する水栓とのこです。

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓は、レバーが1つだけの水栓のことで、上下左右、無段階に動かせます。レバーを操作して水量の調節、温度の調節ができます。

水栓の構造と水漏れ箇所

水栓の構造は、ハンドルかレバー、本体、吐水口の3つでできています。それぞれの結合部をパッキンや、シールテープで水漏れするのを防いでいます。

また、ハンドル混合水栓の内部にはケレップ、スピンドル、シングルレバー混合水栓の内部にはカートリッジという部品が入っていて、これら部品の働きにより、水を出したり止めたりしています。

水道は毎日何度も使うものなので、当然のことながら、ケレップ、スピンドル、カートリッジ、パッキン、シールテープなどの部品は摩耗し劣化します。

この部品の劣化こそ、水道が水漏れする主な原因です。水漏れする箇所ごとに交換すべき部品について紹介します。

【水漏れ箇所】 【交換部品】
吐水口 ケレップ
【水漏れ箇所】 【交換部品】
吐水口パイプの根元 パッキン
【水漏れ箇所】 【交換部品】
取り付け部分 シールテープ
【水漏れ箇所】 【交換部品】
ハンドル下のナット パッキン
【水漏れ箇所】 【交換部品】
レバー式ハンドル パッキンもしくはカートリッジ

水漏れ修理する前に道具を揃えよう

水漏れ修理する前に道具を揃えよう
水漏れ修理する前に道具を揃えよう

水道からの水漏れを修理するには、準備が必要になります。まずは修理に必要な工具や、部品を揃えましょう。

準備物

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ウォーターポンププライヤー
  • レンチ
  • カートリッジ取り外し専用工具
  • ピンセット
  • 水漏れ箇所に応じた交換部品
  • 六角レンチが必要になる場合がある

交換部品は、水道の径を確認して部品を購入しましょう。また、カートリッジはメーカーや機種によって異なるため、メーカー純正品を使用しましょう。水栓の外側に書いてある型番をインターネットで調べれば、中に入っているバルブカートリッジの型番がわかります。

水漏れを修理する前に、必ずやっておかなければいけないことがあります。それは水道の止水栓または、元栓を閉めることです。水道の止水栓か元栓を閉めないで部品を外すと、水が出っ放しになって水浸しになってしまいます。

水道の止水栓は、シンクや洗面ボウルなどの下の収納棚内にあることが多いです。ハンドルタイプとマイナスドライバーでまわすタイプがあります。どちらも時計まわりにまわすと水道が止まります。止水栓の場所がわからない場合は、水道の元栓を閉めましょう。水道の元栓は、水道メーターの所にあります。集合住宅の場合、隣の家の元栓を閉めないように気を付けてください。

ハンドル混合水栓の水漏れ修理する方法

ハンドル混合水栓の水漏れ修理する方法
ハンドル混合水栓の水漏れ修理する方法

ハンドル混合水栓を修理する方法を、水漏れ箇所ごとに紹介します。

吐水口の水漏れ修理する方法

吐水口の水漏れ修理する手順

  1. ハンドル下にあるカバーナットを緩めて取り外す。
  2. カバーナットを取り外したら、ハンドルを左にまわして取り外す。
  3. ハンドルを取り外すとケレップが見えるので、ピンセットを使って取り出す。
  4. 新しいケレップを取り付ける。
  5. 取り外し作業の逆で、ハンドルを元に戻して完了。
台紙つきケレップ 13用
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吐水口パイプの根元の水漏れ修理する方法

吐水口パイプの根元の水漏れ修理する手順

  1. 吐水口パイプの根元にあるナットを緩めて取り外す。
  2. 吐水口パイプを引き抜くと、黒色のパッキンがあります。パッキンを新品に取り換える。
  3. 取り外し作業の逆で、吐水口パイプを元に戻して完了。
自在パイプ取付パッキン
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取付け部分からの水漏れ修理する方法

取付け部分からの水漏れ修理する手順

  1. 水栓本体を壁から取り外す。
  2. 配管内や口の周りにゴミがないか確認して、ゴミがあれば取り除く。
  3. 水栓の接続部分に巻いてある古いシールテープを剥がす。
  4. 新しいシールテープを先端から奥に向かって時計まわりに巻きつける。少し引っ張りながら7~8周巻く。
  5. 取り外し作業の逆で、水栓本体を元に戻して完了。

取り外す時は水栓本体を配管が錆びている場合があるため、無理に引っ張らずゆっくりと取り外しましょう。

ハンドル下のナットから水漏れ修理する方法

ハンドル下のナットから水漏れ修理する手順

  1. ハンドル上にあるビスを取り外す。蓋がある場合はマイナスドライバーなどで蓋を外してからビスを外す。
  2. ハンドルを引き抜く。
  3. カバーナットを緩めるとパッキンが取り外せるので、パッキンを交換する。
  4. 取り外し作業の逆で、ハンドルを元に戻して完了。

いずれの場合も、作業完了後に水道の止水栓または元栓を開け、水漏れしないか確認しましょう。

シングルレバー混合水栓の水漏れ修理

シングルレバー混合水栓の水漏れ修理
シングルレバー混合水栓の水漏れ修理

シングルレバー混合水栓が水漏れする場合は、水漏れ箇所がどこでもパッキンまたはカートリッジの劣化、もしくは破損が原因である可能性が高いです。

水を出している時だけ水漏れする場合はパッキン、水を止めても水漏れする場合は内部カートリッジを交換するといいでしょう。

シングルレバー混合水栓の水漏れ修理する手順

  1. レバーハンドルをとめてあるビスをドライバーで緩めて、レバーハンドルを取り外す。
  2. カートリッジを押さえている「カートリッジ押さえ」という部品をスパナなどで反時計まわりにまわして外す。
  3. パッキンもしくはカートリッジを交換する。
  4. 取り外しと逆の手順で元通りに戻して完了。
  5. 作業完了後に水道の止水栓または元栓を開けて、水漏れしないか確認する。

カバーやキャップで隠している場合もあります。カバーやキャップを外すとビスがあるはずです。ビスではなく、六角ナットの場合もあります。この場合には六角レンチが必要です。

スパナなどで反時計まわりにまわして緩める時は、水栓本体を押さえておきましょう。カートリッジ押さえが外せません。この作業はかなり力が要ります。カートリッジ取り外し専用工具がないと難しいかもしれません。

自分で水漏れを修理するリスク

自分で水漏れを修理するリスク
自分で水漏れを修理するリスク

水道の水漏れを自分で修理すれば、業者に依頼する費用をおさえられます。

しかし、工具を揃えなければ上手く修理できません。業者が使うような専用工具を水漏れ修理のためだけに買い揃えれば、それなりの費用がかかります。工具を揃えても、素人には水漏れ箇所を特定するのも難しい作業になります。

また、自分で修理したが「完全に直らなかった…」ということも少なくありません。水道の水漏れ修理に慣れた業者だからこそ、正確に水漏れ箇所を特定して、水漏れを止められます。

各パーツは力を入れないと外せませんが、かといって力任せにやると水栓や配管を傷めてしまう恐れがあります。力加減には注意が必要です。自分で水漏れ修理するには、完全に直せないリスクや、力任せにやって水漏れが直るどころかかえって逆効果になってしまうリスクがあることを理解した上で、修理する必要があります。

まとめ

そこで今回は水道から水漏れする原因や、水道の水漏れを修理する方法を紹介しました。水道の水漏れを放っておくと水道料金が増えたり、症状が悪化するため放置できません。

しかし、「自分で水漏れ箇所を特定できない…」「水漏れ修理しても水漏れが直らない…」などのリスクを考えると、業者に依頼した方が安心で確実です。

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