水回りやお風呂のゴムパッキンを交換するタイミングから方法|かかる材料費の相場も紹介
お風呂やキッチンに使われているゴムパッキンの黒カビや亀裂、割れ目は自分でゴムパッキンを交換すれば解決できます。そこで今回は水回りのゴムパッキンを交換するタイミングや、交換方法を紹介します。
水回りのゴムパッキンを交換するタイミング
劣化して歪んでいる
水回りによく使われているゴムパッキンは徐々に劣化して歪みます。特にお風呂のドア下にあるゴムパッキンは、伸びて歪みやすい箇所です。ゴムパッキンが歪むと隙間から少しずつ水漏れして、脱衣所にカビが発生しやすくなるため早めに交換しましょう。
割れたり剥がれている
ゴムパッキンの耐用年数は10~15年と言われており、使っているうちに割れたり剥がれたりします。環境や使い方によっては10年経たずに亀裂ができて剥がれてしまう場合もあります。ゴムパッキンに割れ目ができると、水が漏れて壁に染み込むようになるため早めに交換しましょう。
カビが発生している
ゴムパッキンは水回りに使われているためカビが発生することが多いです。ゴムパッキンの表面に発生したカビはカビ取り剤などを使えば除去できますが、ゴムの奥に入り込んでしまったカビは取り除けません。掃除してもすぐに生えてくることがあり、ゴムパッキンそのものを交換したほうがいいです。
自分でゴムパッキンを交換する方法と費用
水回りのゴムパッキンはコーキング剤を使用して自分で交換できます。費用も1,000円程度ですみ、交換作業も難しくありません。
準備物
- コーキング剤
- バスコークカッター
- マイナスドライバー
- 雑巾
- マスキングテープ
- ヘラ
ゴムパッキンを交換する手順
- 劣化した古いゴムパッキンを剥がす。
- ゴムパッキンを剥がした後の溝を掃除する。
- コーキング剤を塗る両端にマスキングテープを貼り保護する。溝から2~3mm外側にマスキングテープを真っすぐ貼ると均一に仕上がります。
- 空気が入らないようにコーキング剤の先端を溝にくっつけて塗る。溝から少し盛り上がる量を慎重にゆっくり塗る。はみ出してマスキングテープに付いても構いません。
- 溝に塗ったコーキング剤を隙間ができないようにヘラで平らにならして埋める。
- コーキング剤が乾かないうちにマスキングテープを剥がす。
- 水がかからないように半日以上しっかり乾燥させて完了。
古いゴムパッキンを接着面に沿ってシーリング材はがし用のヘラ「バスコークカッター」で剥がす。普通のカッターを使って剥がす場合は、壁とゴムパッキンの間に切込みを入れてマイナスドライバーでめくりましょう。
千切れたゴムパッキンや細かいゴミやホコリをマイナスドライバーでキレイに取り除きましょう。カビがひどい場合は、カビ取り剤を使って掃除し、雑巾で水気を拭き取り乾燥させましょう。
コーキング剤はセメダイン「バスコークN」が使いやすくおすすめです。防カビ剤が含まれた樹脂製品です。
お風呂のドアのゴムパッキンを交換する方法と費用
お風呂のドア下のゴムパッキンも自分で交換できます。材料費は3,000円程度です。お風呂のドアのゴムパッキンには「後付けビート」と呼ばれる交換用のゴムパッキンパーツを使います。古いゴムパッキンを剥がした後、長さとサイズに合わせてはめ込むだけです。カッターを使用する時はドアを傷つけないように丁寧に作業しましょう。
準備物
- 後付けビート(交換用ゴムパッキン)
- カッター
- はさみ
- メジャー
- マイナスドライバー
- ローラー
お風呂のドアのゴムパッキンを交換する手順
- ゴムパッキンの長さをメジャーで測る。
- 後付けビートをはさみで少し長めに切る。
- 劣化した古いゴムパッキンを剥がす。
- 端の固定用ビスをマイナスドライバーで外す。
- 溝をキレイに掃除して乾燥させる。
- 溝に後付けビートをはさみ込む。
- 余った端の部分をはさみで切り落とす。
- 隙間ができないようにローラーで押さえ込む。
- 端を固定用ビスで留めて完了。
ゴムパッキンを交換する時の4つの注意点
ゴムパッキンと壁の間に隙間を作らない
溝にホコリやカビが残っていると新しいゴムパッキンと壁の間に隙間ができます。水が染み込みやすくなり、ゴムパッキンの劣化やカビの発生に繋がります。交換する時はカビ取り剤を使ってキレイに掃除して、隙間を作らないように注意しましょう。
コーキング剤は慎重に扱う
コーキング剤は一気に塗らずにゆっくり丁寧に塗ります。手や衣類に付くと剥がしにくいです。ゴムパッキンを交換する時はビニール手袋して慎重に作業しましょう。
賃貸住宅は勝手にゴムパッキンを交換しない
賃貸住宅に住んでいる場合は、勝手にゴムパッキンを交換しないようにしましょう。賃貸物件は退去時に原状回復を必要とするため、自分で建物の修理するとトラブルになります。ゴムパッキンの交換など修理が必要になったら管理会社に依頼した方が安心です。
お風呂の後付けビートの交換作業は難しい
お風呂の後付けビートは種類や幅が豊富に販売されているため、適したサイズを見つけることが難しいかもしれません。ゴムが浮かないようにしっかりはめ込む作業は難易度が高いです。ゴムパッキンの交換を業者に依頼した場合は8,000~10,000円程度の費用がかかりますが、キレイに仕上げてくれます。
水回りのゴムパッキンをカビや劣化から防ぐ方法
水回りはこまめに掃除する
水回りのゴムパッキンは日頃からこまめに掃除しておくと劣化を防げます。汚れがたまりやすいゴムパッキンは、隅々まで清潔さを維持することが大切です。カビ取り剤を使ってもキレイにならない場合は交換時期と考えましょう。
お風呂はしっかり換気する
ゴムパッキンを使用している場所は、お風呂やキッチンなど湿気が多い水回りです。湿気はカビが発生しやすく劣化を早める原因となるため、しっかり換気しましょう。お風呂を使った後は窓を開けたり、換気扇を回したり湿気がこもらないようにしましょう。
ゴムパッキンを自分で交換できないときは業者に依頼しよう
今回は水回りのゴムパッキンを交換するタイミングや、交換方法を紹介しました。古いゴムパッキンを剥がして、新しいコーキング剤を慎重に塗る作業は手間がかかります。
壁との間に隙間ができたり、塗りムラができたりするとゴムパッキンの劣化に繋がり、不慣れな方には難しいかもしれません。自分でゴムパッキンの交換ができないと感じたら、専門知識と技術をもつ水回り水漏れ業者に交換をお願いしましょう。
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