壁紙の張り替えに必要な道具から張り替え手順まで紹介!DIYできる?賃貸OK?
壁紙の張り替え費用をおさえたいからDIYしたいと考えていませんか?賃貸物件でも壁紙を張り替えられるのか?気になりますよね。そこで今回は壁紙の張り替えに必要な下地処理や、壁紙の張り替え方法を紹介します。
壁紙の張り替えはDIYできる?
壁紙の張り替えは道具を揃えて手順を踏めばDIYできます。そこで悩みの種になるのが、DIYするべきか?業者に任せるべきか?という問題です。
DIYと業者に依頼する場合のメリットとデメリット、費用目安を紹介します。
壁紙の張り替えをDIYするメリット
- 費用をおさえられる
壁紙の張り替えをDIYするデメリット
- いろんな道具を揃えなければならない
- 手間と時間がかかる
- プロと同程度に仕上げるのは難しい
- 失敗のリスクもある
壁紙の張り替えをDIYする費用目安
壁紙の種類やグレードにもよりますが、6畳の部屋の壁紙を張り替える場合の費用目安は15,000円~です。
壁紙の張り替えを業者に依頼するメリット
- 手間と時間がかからない
- 仕上がりがキレイ
壁紙の張り替えを業者に依頼するデメリット
- DIYと比べて費用は高い
壁紙の張り替えを業者に依頼する費用目安
業者にもよりますが6畳の部屋の壁紙を張り替える場合の費用目安はスタンダードの壁紙で40,000円~、ハイグレードの壁紙で60,000円~です。
壁紙は素材やグレードの違いなど種類が豊富です
壁紙の違いにより費用はもちろん、作業のしやすさや部屋のイメージが大きく変わります。まずは壁紙の種類を確認しましょう。
生産地
国産壁紙
壁紙の幅は約90cmでリーズナブルです。
輸入壁紙
壁紙の幅は約50cmで張り替えやすいのが特徴です。国産壁紙にはないデザインや色使いのものが多く、おしゃれな壁紙を求める人に人気があります。
グレード
スタンダード
スタンダードな壁紙はシンプルなデザイン、基本的な機能を備えた壁紙でリーズナブルです。
ハイグレード
ハイグレードな壁紙はデザインや機能が豊富な壁紙のことです。防カビや抗菌機能など機能性があります。
のり付き
のり付きはのりを塗る手間が省けます。
のりなし
輸入壁紙はのりなしの壁紙が多いです。国産壁紙はのり付きや、のりなしの壁紙があります。賃貸物件の壁紙を張り替える場合はのりなしの壁紙を選び、剥がせるのりを塗るのが代表的な方法です。
はがせるシール壁紙
はがせるシール壁紙は貼ってもキレイにはがせるため簡単に貼り直すことができ、初心者にもおすすめの壁紙です。また、キレイにはがせるので賃貸物件にもおすすめの壁紙です。
素材
ビニール系の壁紙
日本国内で最も多く使われているのが、ビニールクロスと呼ばれるビニール系の壁紙です。表はビニール、裏は紙製で水や汚れに強く耐久性があります。
プラスチック系の壁紙
ビニール系の壁紙と同様に水や汚れに強く、傷にも強いためより耐久性がある壁紙です。
紙の壁紙
紙の壁紙はデザインや色が豊富な輸入壁紙に多いです。国産壁紙では和紙の壁紙もあります。紙なので環境や健康に優しいイメージです。
不織布の壁紙
パルプとポリエステルなどの化学繊維から作られている不織布の壁紙は、破れにくく丈夫で水に濡れても伸びにくいという特徴があります。水に濡れても伸びにくいため壁紙にのりを塗るのではなく、壁にのりを塗って貼れるため作業しやすいです。
その他の壁紙
珪藻土や漆喰を塗ったような風合いが楽しめる珪藻土壁紙や漆喰壁紙、薄く切った木材やコルクから作られた木質系壁紙などもあります。いずれも高級感がありますが価格は高めです。
壁紙を張り替える前に下地処理する方法
壁紙の張り替えの仕上がりを大きく左右するのが下地処理です。壁の凸凹をなくして壁紙が貼り付きやすくする目的で下地処理します。壁紙を張り替える前に、必ず下地処理しましょう。
賃貸物件の場合は原状回復しなければならないため下地処理は不要です。
準備物
- カッターナイフ
- パテ
- パテベラ
- パテ板
- サンドペーパー
- 脚立
下地処理する手順
- 古い壁紙にカッターナイフで切れ目を入れ、手でひっぱり壁紙をはがす。
- パテを塗り壁の凸凹をなくす。
- 余分なパテをパテベラで取り除き、パテが乾いたらサンドペーパーで壁を平らに仕上げて完了。
壁紙の張り替えではなくツルツルした化粧合板に壁紙を貼る場合は、サンドペーパーでこするだけでOKです。ツルツルした化粧合板は貼り付きが悪いため、サンドペーパーで擦り、表面を粗くして壁紙が貼り付きやすくします。
DIYで壁紙を張り替える方法
下地処理したら、いよいよ壁紙の張り替えしましょう。
準備物
- 壁紙
- のり
- なでバケ
- 竹ベラ
- カッター
- 地ベラ
- ジョイントローラー
- スポンジ
- コーキング剤
- マスキングテープ
- マスカー
- メジャー
- ハサミ
- ドライバー
- 鉛筆
- バケツ
- 脚立
壁紙を張り替える手順
- ドライバーを使ってコンセントカバーを外す。
- 壁紙をまっすぐに貼れるようにメジャーで壁の端から壁紙の幅分を測り鉛筆で印を付けて、マスキングテープで印をつなぎ基準の垂直線を引く。
- 汚れ防止のためマスカーで床や汚したくないものをカバーする。
- メジャーで天井高(天井~床)を測り、ハサミを使って天井高+10cmの長さに壁紙を切る。
- のり付きの壁紙の場合はフィルムをはがす。のりなしの壁紙の場合は壁紙の裏面にのりを塗る。
- 壁紙を天井高+10cmで切ってあるので、上下それぞれに5cm程度はみ出すように貼り付ける。
- 余分な壁紙を切る。
- マスキングテープをはがし2枚目以降の壁紙を貼る。
- 重なり合った壁紙を切る。
- 壁紙のつなぎ目の隙間をコーキング材で埋める。
- 最語にコンセントカバーを戻し完了。
賃貸物件の場合は原状回復しなければならないため、勝手に壁紙を張り替えることはできません。賃貸物件で壁紙を張り替える場合は既存の壁紙を汚したり、傷めない方法で張り替える必要があります。
賃貸の壁紙を張り替える3つの方法
はがせるのりを使う
のりなしの壁紙を用意し、はがせるのりを塗って張り替える方法です。はがせるのりを塗って張り替える時は、隣の壁紙と重ねて貼る必要はありません。
はがせる両面テープを使う
のりの代わりにはがせる両面テープを使って壁紙を貼る方法です。はがせるのりの代わりに壁紙の裏面に両面テープを貼り、壁に貼り付けます。こちらの方法も隣の壁紙と重ねて貼る必要はありません。
はがせるシール壁紙を使う
はがせるシール壁紙は賃貸物件にうってつけの壁紙です。のりを塗る手間もありません。こちらの方法も隣の壁紙と重ねて貼る必要はありません。
この他にホッチキスで壁紙を貼る方法もありますが、小さいとはいえ数多くホッチキスの針の穴が残ります。ホッチキスの針がはずれて落ちると危険で、キレイに仕上げるのが難しいなどの理由からあまりおすすめできません。
賃貸の壁紙をDIYする方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
DIYで壁紙を張り替える時によくある失敗例
壁紙の張り替えをDIYする時に心配なのが失敗です。そこでよくある失敗例と、失敗しないためのポイントを確認しておきましょう。
DIYで壁紙を張り替える時のよくある失敗例
- 下地を平らにできなくて壁紙が凸凹になる
- 壁紙にしわができる
- 壁紙の絵柄がずれる
- 壁紙を破ったり、汚したりする
- のりが拭き取れなくてのりが変色する
DIYで壁紙を張り替えるポイント
- 丁寧に下地処理する
- 貼り直しがきくはがせるのりや、はがせるシール壁紙を選ぶ
- 絵柄のない壁紙を選ぶ
- のりの拭き残しに注意する
- トイレや洗面所などの狭い部屋で試して作業に慣れる
- 1人で作業すると失敗のリスクが高いため2人で作業する
- 作業を始めると中断できないので十分な時間を確保する
まとめ
今回は壁紙の張り替えに必要な下地処理や、壁紙の張り替え方法を紹介しました。壁紙を張り替えるには多くの道具が必要で、技術と時間も必要です。
手先が器用でDIYを楽しみたい人ならいいのですが、DIYに不安を感じる人や、キレイな仕上がりを求める場合には業者に依頼することをおすすめします。
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