壁紙の剥がし方!壁紙を剥がすコツから古い壁紙を失敗せずに剥がすポイントを紹介
壁紙を張り替えするには、古い壁紙を剥がさなければなりません。壁紙を剥がした後は下地処理も重要になります。そこで今回は壁紙を剥がす準備や道具、剥がし方のコツを紹介します。
壁紙の構造と壁紙を剥がすポイント
壁紙を剥がす前に壁の構造や、壁紙を剥がすポイントを知っておきましょう。
壁の構造
壁の構造は基礎となる「石膏ボード→裏紙→壁紙」となっています。壁紙は二重構造で、表面の壁紙と裏紙に分かれているのが一般的です。裏紙のことを専門用語では「裏打ち」と呼びます。
壁紙を剥がすポイント
壁紙を剥がすポイントは裏紙を残して、表面の壁紙だけ剥がすということです。残った裏紙は、新しい壁紙の下地になります。
年数経過、糊やパテの質などにより上手く裏紙が残せず石膏ボードの表面まで剥げてしまうことも多いです。裏紙を上手く残せないと、石膏ボードの表面の凸凹をなくすためパテを使って下地処理しなければなりません。
壁紙を剥がすための準備
壁紙を剥がすには道具が必要です。また、安全で効率よく作業するために準備が必要です。
準備物
- 軍手など作業用手袋
- 養生シート
- 脚立
- カッター
- 霧吹き
- 壁紙用補修パテ
- サンドペーパー
- スクレイパー
作業スペースを確保する
安全かつ効率のいい剥がし方のための準備作業として、作業スペースを確保しておきましょう。壁周辺の家具や荷物を移動させて広いスペースを作りましょう。
養生する
作業する周辺の床を養生しましょう。養生シートを敷き、養生テープでとめます。床を保護するのはもちろん、剥がした壁紙を気にせず落とせるため作業効率がいいです。
コンセントやスイッチカバーを外す
壁紙を剥がす壁面にあるコンセントやスイッチのプレートは外しておきましょう。手順は次の通りです。
準備物
- マイナスドライバー
- 養生テープ
コンセントやスイッチカバーを外す手順
- 部屋のブレーカーを落とす。
- マイナスドライバーでコンセントやスイッチのプレートを外す。
- プレートを外したコンセントやスイッチは養生テープを貼って保護する。
コンセントカバーの外し方については下記の記事で詳しく紹介しています。
壁紙の剝がし方
壁紙を剝がす手順
- 壁紙に霧吹きの水を吹きかけて濡らす。
- 壁紙のつなぎ目を探す。
- 壁紙のつなぎ目から壁紙を剥がしていく。紙がちぎれないように、ゆっくり広く剥がしていくイメージで剥がす。
壁紙のつなぎ目が見つからない場合はカッターで切り、つなぎ目を作ります。力を入れ過ぎると裏紙まで切れてしまうので力加減に注意しましょう。
古い壁紙を失敗せずに剥がすポイント
年数経過した古い壁紙、糊やパテの質によっては上記の剥がし方では上手く剥がせないことがあります。そんな時は剥がし方のポイントを踏まえて剥がしてみましょう。
ドライヤーを使う
古い壁紙がビニール製の場合は、壁紙をドライヤーで温めながら剥がしましょう。ドライヤーで温めると壁紙の糊が緩み剥がしやすくなります。
ぬるま湯と中性洗剤を使う
古い壁紙が紙製の場合は、サンドペーパーを巻いたあて木で古い壁紙をこすって水分を吸収しやすいようにする。ぬるま湯と中性洗剤を含ませたスポンジで、壁紙の表面を叩くように濡らしてから剥がすと剝がしやすくなります。
スクレイパーを使う
上記の剥がし方でも壁紙が剥がれない場合は、最終手段としてプラスチック製のスクレイパーを使って剥がしましょう。
壁紙を剥がしたら下地処理(補修)する
壁紙の裏紙を残して上手く剥がすのが理想ですが、裏紙を残せず石膏ボードの表面まで剥がしてしまい凸凹してしまうこともありす。また、石膏ボードの表面にヒビや傷がある場合は、平らにする下地処理(補修)が必要です。
下地処理(補修)する手順
準備物
- パテ
- パテベラ
- サンドペーパー
下地処理する手順
- できる限りささくれを取り除く。
- パテを塗り平らにする。
- 余分なパテをパテベラで取り除く。
- パテが乾いたら、サンドペーパーでこすり平らに仕上げる。
古い壁紙を剥がし下地処理したら、新しい壁紙に張り替えできます。壁紙を剥がしたり、下地処理するだけでもかなりの作業量があります。壁紙の張り替えはさらに作業量が多く、手先の器用さも求められます。
壁紙を張り替える流れは下記になります。
- 垂直をとる作業
- 壁紙をカットする作業
- 壁紙を貼る作業
- 壁紙内の空気を抜く作業
- 余分な壁紙をカットする作業
- 壁紙と壁紙のつなぎ目をコーキング材で埋める作業
壁紙の張り替え作業は作業量が多く、作業の難易度も上がります。DIYする自信がある人や、十分な時間がとれる人におすすめです。また、1人でやるのは難しい作業になるため、2人で作業することをおすすめします。
壁紙の張り替えに必要な道具から張り替え手順や、賃貸の壁紙をDIYする方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は壁紙を剥がす準備や道具、剥がし方のコツを紹介しました。壁紙を剥がすことから始まり、下地処理、新しい壁紙を貼るなど壁紙の張り替えをDIYするには手間暇がかかります。また、手先の器用さも求められます。
壁紙をDIYで張り替えする自信がない、時間がない場合はプロにお任せしませんか?プロに任せれば、ラクな上に、仕上がりがキレイなことはいうまでもありません。
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