畳を張替える方法と料金相場をまとめて紹介!畳を長持ちさせる6つのポイント
畳の部屋が落ち着くと一部屋は畳の部屋がある家は多いです。今回は畳を張替える方法や料金相場、張替えた畳を長持ちさせる6つのポイントを紹介します。
畳の構造は?
普段何気なく使っている畳ですが構造や種類について知れば、畳を張替える重要性がわかると思います。畳の構造はシンプルで畳床、畳表、畳縁から構成されています。
土台の畳床(たたみどこ)
畳の土台ともいえる畳床は、稲わらを圧縮して作っています。たっぷりの空気層に加え稲わらの調湿性も相まって断熱性、湿度の吸質性、弾力性を兼ね備えています。
近頃では畳床の素材もポリスチレンフォームやインシュレーションボード、稲わらとの複合と幅を広げより高い断熱性、湿度の吸質性、弾力性を実現し防カビ、防虫の工夫も施されています。畳床も進化しています。
琉球畳の特徴については下記の記事で詳しく紹介しています。
畳表(たたみおもて)
い草を編んでできているのが畳表で、畳床を覆っている文字通り畳の表面です。心癒してくれる手触りや、畳の臭いを実現しています。い草の産地により様々なグレードがあります。安価なため中国産の畳表も多く出回っています。
畳表の素材も進化しており元来のい草の他にポリプロピレンや和紙など、畳表も出現し変色しにくい防カビや防虫に役立っています。
畳縁(たたみべり)
畳縁とは畳の長辺につけられる布のことで、その昔畳縁で身分を表していたとか?今ではそんなことなく自由に模様も色も選べます。
畳縁の役割は畳表の角の摩耗を防ぎ、畳と畳の間のすき間を埋めることです。畳縁の色柄で、畳の雰囲気がガラッと変わります。
畳を張替えるタイミングと張替える3つの方法
畳のメリットを最大限に生かすためには、畳の張替えは必要不可欠です。
畳を裏返しする
畳の部屋の使用頻度にもよりますが畳は3~5年で日焼けしたり、かすれて傷んできます。この時にするのが裏返しです。表が日焼けしてしまったり、傷んでしまったら裏を使えばいいんです。畳表を裏返して張替えるのが「裏返し」という訳です。
5年以上経った畳表の裏面は変色している可能性が高く、あまり見栄えがよくありません。畳表が切れたり、裂けてしまっていれば裏返しできません。やはり理想は3~5年以内に裏返しすることです。
表だけ張替える表替え
裏返ししてから3~4年でするのが表替えです。裏返ししていない畳なら、6年経過していれば表替えした方がいいでしょう。表替えとは畳床はそのままに、畳表だけを新しく張替える方法です。畳表が新しくなれば、見た目も香りも新品同様の畳のようになります。
ただ畳床は変わらないので畳がつぶれてへこみがある場合や、弾力性が失われてしまったりしている場合はこれらは蘇りません。表替えについては下記の記事で詳しく紹介しています。
新しい畳にする
読んで字のごとく新しい畳にすることです。定期的に裏返し、表替えしていれば20年~40年畳は持ちます。
弾力性が全くなかったり、逆にフカフカしていたり、凹凸が激しかったり、畳がカビたり腐ったりしていればすぐに新畳にした方がいいでしょう。畳の張替えのタイミングは、部屋の使用頻度や状態(日当たりや風通し)などにより大きく変わってきます。普段の畳のお手入れも、張替えのタイミングを大きく左右します。
畳を張替えるのにかかる料金相場は?
畳の張替え料金を決めるのは畳表、畳床の素材です。いいものを使えばその分高いですが長持ちもします。安価な中国産などを選べば費用はおえられますが、寿命が短いことを覚悟しなければいけません。
畳縁にもいろんな種類があり、畳張替えの費用にも多少関わってきます。
畳を裏返した時の料金相場
- 畳の状態や畳表の素材、新しくする畳縁などにもよりますが、1畳あたり2,000~5,000円くらいが料金相場
畳を表替えした時の料金相場
- 畳表の素材によるが1畳あたり5,000~15,000円くらいが料金相場
新畳にした時の料金相場
- 畳床、畳表、畳縁など安いものから高級品まで幅広くあり1畳あたり10,000~25,000円くらいが料金相場
畳を長持ちさせる6つのポイント
畳の張替えのタイミングは部屋の使用頻度や、状態(日当たりや風通し)などにより大きく変わります。そして畳のお手入れも大きく関わってきます。そこで畳を長持ちさせるポイントを6つ紹介します。
畳を手入れする
普段から畳のお手入れをすることは、畳を長持ちさせるのには重要になります。
準備物
- ほうきまたは掃除機
- 雑巾
畳を手入れする手順
- ほうきまたは掃除機で畳の目に沿ってゴミを取り除く。
- 汚れが目立つ場合には固く絞った雑巾で拭いた後に、すぐに乾拭きして完了。
畳の目に逆らった掃除は畳を痛めやすく、畳の寿命を縮めてしまうので注意しましょう。
畳は空気中の湿気を吸っているため必要以上の水分は厳禁です。畳の拭き掃除は乾拭きが基本です。※あくまで水分は残さないことが重要です。
飲み物をこぼしてたらすぐに拭きとる
畳は水分厳禁です。飲み物をこぼしたらすぐに、乾いたタオルなどで水分を拭き取りましょう。畳の上に〇〇をこぼしちゃったの対処方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
畳の上に絨毯やカーペットを敷かない
畳の上に絨毯やカーペットを敷くと湿気がこもり、畳の寿命を縮めてしまいます。カビやダニの発生にもつながるのでオススメしません。畳用のカーペットの選び方については下記の記事で詳しく紹介しています。
畳の上に重い家具を置くのは厳禁
湿気がこもりやすいのはもちろん畳表、畳床がへこんでしまい畳の寿命を縮めてしまいますのでご注意しましょう。
こまめに換気する
天気のいい日は必ず換気して、畳の水分を取り除きましょう。
畳を年2回天日干しする
春、秋年に2回は畳をあげて天日干ししましょう。畳表はもちろん畳床の水分も取り除け、天日による殺菌もできます。
まとめ
今回は畳を張替える3つの方法や料金相場を紹介しました。畳はきちんと手入れすれば、張替えのタイミングを遅らせることも可能です。しかし、必ず畳の張替え時期はやってきます。畳の張替えは自分ではできないため業者に依頼するしかありません。
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