網戸の外し方|網戸が外れない原因や網戸を外して掃除する方法をまとめて紹介
網戸の取り付けと外し方を知らないと修理や掃除の時に困ります。そこで今回は網戸の外し方や、網戸が外れない原因を紹介します。補修や交換の便利グッズも合わせて紹介します。
網戸を外す必要はあるの?
網戸は常に雨風にさらされており砂ぼこりや排気ガス、花粉、黄砂などの汚れがついています。換気して汚れた空気を家の中に取り入れないためには網戸掃除が必要です。
油煙やヤニは汚れが落としにくくなる
調理した時に出る油煙や、タバコを吸う人がいる家庭ではヤニが網戸に付きます。網戸を掃除しないと油煙やヤニは汚れが吸着しやすく、汚れが落としにくくなります。
網戸の動きをスムーズに保つ
網戸のレールには砂ぼこりが溜まりやすく、放置すると開閉しにくくなります。力ずくで無理やり開け閉めすれば、網戸がゆがんでしまう可能性があります。最悪の場合、網戸が動かなくなってしまうこともあります。
通常のお手入れは網戸を外さない簡単掃除で十分ですが、定期的に網戸を外してしっかり掃除する必要があります。網戸の外し方を知らないと、しっかり掃除できません。まずは、網戸の外し方を知っておきましょう。
網戸の外し方
窓の種類がたくさんあれば、当然窓に合わせて色々な網戸があります。
窓の種類
- 引き違い窓・・・2枚のガラス戸を左右にスライドさせて開閉する窓
- 上げ下げ窓・・・2枚のガラス戸を上下にスライドさせて開閉する窓
- 内開き窓(内倒し窓)・・・窓の下部が固定されていて、上部が内側に倒れ開閉する窓
- ルーバー窓・・・複数の細長いガラス板がブラインドのように並び、ハンドルでガラス板の角度を変えて隙間を作る窓
引き違い窓の網戸の外し方
網戸の種類によって外れ止め(振れ止め)の場所が違うので、一般的によく使われている引き違い窓の網戸の外し方を紹介します。
引き違い窓とは2枚以上の窓を横にスライドさせて開閉する窓で、左右どちらからでも開けられる窓のことです。戸建て住宅やマンション、アパートなどの集合住宅共に最も多く使われている窓です。
準備物
- ドライバー
網戸を外す手順
- 網戸の外れ止め(振れ止め)を外す。
- 脱輪防止機構などの部品が付いている場合は全て解除する。
- 網戸を両手で持ち上げてレールからゆっくり外す。
- 2階以上の場合は落下に注意して網戸を室内に入れる。
外れ止めは、網戸の上部両端にあります。メーカーによっては下部にもあります。上部両端の外れ止めの解除方法は、外れ止めの固定ネジをドライバーで反時計回りに1回転させて緩め、外れ止めを下に下げます。固定ネジを外さないように注意してください。故障の原因になります。下部の外れ止めの解除方法は、外れ止めを上にスライドさせ、さらに左にスライドさせます。下部の外れ止めが2つある場合がありますので注意しましょう。
網戸の室外側の下部両端にある脱輪防止機構を外側にカチッと音がするまでスライドさせて解除します。メーカーにより解除方法が異なる場合があります。解除方法が異なる場合は、取扱説明書等で確認してください。
その他窓の網戸の外し方
上げ下げ窓や内開き窓、ルーバー窓などの網戸の外し方も、引き違い窓の網戸の外し方と同様です。外れ止めを解除すれば網戸を外せます。外れ止めは上部だけの場合もあり、上部下部の場合もあるため確認してください。
網戸を外す時の注意点
網戸や工具を落下させない
ベランダがない2階以上の網戸を外す場合は、網戸本体や工具を落下させないように注意しましょう。網戸破損はもちろん、下に人がいた場合には事故につながります。アパートやマンションの高階層の場合は特に注意が必要です。大きな事故につながりかねません。
子供やペットを近づけない
網戸を外す作業中は、窓を大きく開けておかなければなりません。ベランダがない2階以上の網戸を外す場合、子供やペットを近づけないようにしましょう。別の部屋にいさせると安心です。アパートやマンションの高階層の場合は特に注意してください。
自身も落下しないように注意する
ベランダがない2階以上の網戸を外す場合、自身も落下しないように注意して作業しましょう。アパートやマンションの高階層の場合は特に注意してください。
網戸が外れない原因は?
網戸が外れない時は、外し方が間違っていないか確認しましょう。
外れ止め(振れ止め)の解除
網戸には強風や強い揺れなどで落下しないように、網戸とレールのすき間を埋めて落下を防ぐストッパーが付いています。それを外れ止め(振れ止め)と言います。外れ止めがないと網戸はグラつき、すぐに外れてしまいます。
強風や強い揺れで網戸が落下してしまったら大変なことになってしまいます。網戸の外れ止めは、簡単に網戸が外れないという役割している重要な部品です。
つまり、網戸が外しにくいのは外れ止めが付いているからで、外れ止めを解除すれば網戸を取り外しや、取り付けができます。外れ止めの解除はドライバー1本でできます。網戸の取り付け方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
しかし、網戸を正しい外し方で外そうとしても、網戸が外れない場合の原因を紹介します。
網戸のレールに汚れが溜まっている
網戸のレールに土や砂、ほこりなどの汚れが溜まっていると、網戸が上手く動かず、網戸が外れないことがあります。力任せに無理やり動かそうとすると、網戸の枠が歪んでしまう恐れがあるため注意が必要です。
網戸の枠やサッシが歪んでいる
古い網戸の場合、網戸の枠が劣化していて歪んでいたり、破損していたりして外れない場合があります。サッシ修理する基準については下記の記事で詳しく紹介しています。
網戸のサイズが合っていない
可能性は低いですが、網戸のサイズが合っていない場合もあります。正しい外し方でやったのに網戸が外れない場合には、上記の原因が考えられます。掃除や修理、網戸交換が必要です。
網戸を外して掃除する方法
通常のお手入れは、網戸を外さない簡単掃除でOKですが、年に2回(花粉シーズンが終わる5月頃と台風シーズンが終わる10月頃がおすすめ)は、網戸を外してしっかり掃除しましょう。網戸掃除には網戸本体の掃除、レールの掃除、戸車の掃除があります。
準備物
- ホース
- スポンジ
- 中性洗剤
- 古歯ブラシ
- 掃除機
- ジョウロ
- 雑巾
- シリコンスプレー
網戸を外して掃除する手順
- 網戸を外し、ホースの水で汚れを落とす。
- スポンジに中性洗剤をつけて優しく洗う。
- ホースの水でよくすすぎ、乾かす。
- 乾いた状態で網戸のレールをハブラシで擦り、汚れを浮かせる。
- 浮いた汚れを掃除機で吸う。
- ジョウロでレールに水を流し、古歯ブラシで擦る。
- 再びジョウロで水を流す。
- きれいになったら、雑巾で水分を拭き取る。
- 網戸を逆さにし、戸車周辺についた汚れをハブラシでかき出す。
- 硬く絞った雑巾で拭き取り、乾かす。
- 戸車が滑らかに動かない場合は、戸車を回転させながらシリコンスプレーをかける。
網戸掃除の裏技や、戸車を交換する方法や調整方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
古い網戸は張り替えが必要
網戸を掃除する際には、網戸の状態をチェックしましょう。小さな穴なら自分で補修することができます。早めに気づくことが重要です。
常に強い日差しや雨風にさらされている網戸は劣化します。小さな穴やほつれが生じるため注意が必要です。台風などの強風で物が飛んできて、網戸が破れる、枠が歪んでしまうこともあります。
網戸の補修
小さな穴やほつれなら自分で補修できる場合があります。シートを穴に貼るだけの網戸補修シートなどを貼るだけでOKです。網戸の補修はシールやテープの使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
古い網戸や大きく破損している網戸
網戸の寿命は5~10年といわれています。日当たりがいい、風の通り道など自然環境に大きく左右されることは間違いありません。古い網戸は破れやすく破損しやすいです。
>また、網戸を掃除しないことも、網戸の寿命を縮める原因になります。寿命を過ぎて破損した網戸は、網戸の役割を果たしません。古い網戸や大きく破損している網戸は張り替えが必要です。網戸の外し方がわかったから、網戸の張り替えは自分でできそうな気がしますが、慣れない作業だと網戸がたるんだり、隙間ができるなどの恐れがあります。網戸の張り替えはプロにお任せすることをおすすめします。自分で網戸張り替えする方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は網戸の外し方や、網戸が外れない原因を紹介します。網戸の外し方を知ったら、定期的に網戸を外してしっかり掃除しましょう。
ただ、正しい外し方で網戸を外しても外れない場合があります。また、古い網戸で劣化している、もしくは網戸が大きく破損している場合には網戸の張り替えが必要です。これらの場合は、プロに任せましょう。
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