網戸の種類やメーカーによって戸車の形状が異なるため、購入前に戸車のサイズや仕様を確認しましょう。適合する戸車が見つからない場合は、網戸メーカーに問い合わせて適切な部品を取り寄せましょう。
網戸の戸車の交換にかかる費用はどのくらい?DIYで戸車を交換する場合、戸車自体は数百円から購入可能です。業者に依頼する場合、工賃を含めて数千円〜数万円かかることがあります。依頼する業者や網戸の種類によって費用が変わります。
網戸は、家の中に新鮮な空気を取り入れながら、虫やゴミを防ぐ重要なアイテムです。しかし、日常的な使用によって網戸の滑りが悪くなることがあります。そこで重要なのが、網戸をスムーズに動かすための「戸車」です。今回は戸車の役割や交換方法、メンテナンス方法を紹介します。
網戸の戸車とは?

網戸の戸車は、網戸をスムーズに開閉するために設置されている小さな車輪状の部品です。網戸の下部に取り付けられており、レールの上を滑らかに動くことで、軽い力で網戸を動かせるようにしています。
戸車が劣化したり、壊れたりすると、網戸の動きが重くなり、引っかかるようになることがあります。そのため、戸車は摩耗や汚れによって劣化することが多いため、定期的なメンテナンスや交換が必要です。
戸車が劣化する原因

戸車が劣化すると網戸の開閉が重くなったり、レールに引っかかるなどのトラブルが発生します。
摩耗による劣化
戸車は網戸を頻繁に開閉することで、レールとの接触面が擦り減り、摩耗します。長期間使用されると、車輪の素材が削れてスムーズな動きが損なわれます。
ゴミやホコリの蓄積
網戸のレール部分にゴミやホコリが溜まると、戸車がスムーズに回転しにくくなります。これが長期間放置されると、戸車に過度な負荷がかかり、早期の劣化につながります。
湿気や水分の影響
外部に面している網戸は、雨や湿気によって戸車に水分が付着することがあります。金属製の戸車は錆びやすくなり、滑りが悪くなることがあります。プラスチック製の戸車も水分で劣化が進むことがあります。
直射日光による劣化
長時間直射日光にさらされることで、プラスチックやゴム製の戸車は紫外線の影響で硬化し、割れやすくなることがあります。これも劣化の大きな原因です。
経年劣化
どんな素材の戸車も、使用頻度や設置環境によって時間とともに劣化します。定期的に点検し、劣化の兆候が見られたら交換することが推奨されます。
戸車が故障するとどうなるの?

戸車の劣化を放置すると網戸が歪んだり、傾いてしまったりします。戸車がダメになると左右の高さが変わります。
また、アルミ枠がねじれてしまっている場合は、網戸のアルミ枠ごと交換が必要になります。
網戸の開閉が重くなる
戸車が故障すると、スムーズに動かなくなり、網戸の開閉が非常に重く感じられます。引っかかりやすくなり、力を入れて動かさなければならない状態になります。
網戸がレールから外れる
故障した戸車はレール上での安定感を失い、網戸がレールから外れやすくなります。片方の戸車が壊れると、網戸全体が傾き、正常に機能しなくなります。
異音が発生する
戸車が壊れると、網戸を動かした際に「ガタガタ」や「キュルキュル」といった異音が発生することがあります。この音は戸車の摩耗や破損によって、網戸がレール上でうまく滑らなくなったことを示しています。
網戸の動きが不安定になる
戸車が故障すると、網戸の動きが不安定になり、スムーズな開閉ができなくなります。網戸がレールに引っかかる、斜めに動くなど、正常な動作が妨げられます。
網戸が動かなくなる
戸車が完全に壊れると、網戸が動かなくなり、開閉が不可能になります。これにより、網戸としての機能が全く果たせなくなり、修理や交換が必要です。
網戸の戸車の交換時期と目安

交換時期の目安
網戸の戸車の交換時期は、使用環境や頻度によって異なりますが、一般的には5〜7年が交換の目安とされています。日常的に網戸を頻繁に開閉する家庭では、早めに交換が必要になる場合があります。
戸車の寿命
戸車の寿命は通常5〜7年です。これは使用頻度や設置環境に左右され、特に雨や直射日光にさらされる網戸では、劣化が早まることがよくあります。環境が厳しい場合は、5年以内に交換を検討しましょう。
網戸の戸車の種類

網戸の戸車には、使用環境や素材に応じていくつかの種類があります。網戸のタイプや設置環境に合わせて選びましょう。
プラスチック製戸車
最も一般的な戸車で、軽量で錆びに強いのが特徴です。コストも比較的安価で、住宅用の網戸に多く使用されています。ただし、長期間使用すると紫外線や、摩耗により割れやすくなることがあります。
金属製戸車
>アルミやステンレスなどの金属で作られた戸車です。耐久性が高く、重い網戸でもスムーズに動かせるため、商業施設や高頻度で使用される網戸に使用されることが多いです。湿気の多い場所では錆びやすいことがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
ゴム製戸車
ゴム素材で作られた戸車は、静かに網戸を開閉できるのが特徴です。レールとの接触音が少なく、音が気になる場所に適しています。ゴムは摩耗しやすく、定期的な交換が必要になることがあります。
ナイロン製戸車
ナイロン製の戸車は耐久性があり、摩耗にも強い素材です。プラスチックよりも長持ちし、スムーズな動きを保つことができます。耐久性が高いため、住宅から商業施設まで幅広く利用されています。
ベアリング付き戸車
ベアリングが内蔵された戸車は、非常にスムーズな回転が可能です。重量のある網戸でも軽く動かすことができ、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。ベアリング付きの戸車は、耐久性や滑らかさを求める場合に適しています。
自分で戸車を交換する方法

網戸の戸車を交換する方法と必要な道具を紹介します。
※事前にレールから網戸が外れる前提として、戸車の交換方法を紹介します。
準備物
- プラスドライバー
- 新しい戸車(レール)
網戸の戸車を交換する手順
- 網戸をサッシから外して戸車を外す。
- 外した網戸した戸車と同じ幅、高さの物を用意する。
- 新しい戸車をはめ込む。ネジ式の戸車ははめ込んでドライバーでネジを締めて完了。
戸車を交換する前に、網戸を外す必要があります。網戸を外そうとすると網戸を持って上に持ち上げたら外せるのが一般的ですが、それでは外せない場合があります。
網戸の外れ止め(ロック)があって外せない
最近網戸に外れ落ちないように、外れ止め(ロック)が付いている網戸が増えています。外れ止の一般的な外し方を紹介します。
網戸の両端の上部にプラスチックの外れ止めが付いています。プラスチックにネジが付いているので、ドライバーでネジを回すとロックが外れます。そうすれば普段通り上に持ち上げて外しましょう。
網戸の両端の上部に外れ止め(ロック)が付いていない場合は、サッシ自体に付いていたりする外れ止(ロック)もあります。
サッシの枠が歪んで網戸が外せない
サッシの枠自体が歪んでいる場合は、網戸を左右どちらかの端に寄せてから外してみましょう。
それでも外せない場合は、フロアジャッキと板と棒で枠を持ち上げる方法もありますが、購入する事を考えると金属ノコギリで切断して外し新しい網戸を購入しましょう。
新しい網戸の取り付け方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
寸法が合っていない網戸がはまっていて外せない
寸法が合っていない網戸がはっまている可能性は低いですが、賃貸や中古住宅の場合は無理やり取り付けたものは無理やり外すしかありません。それでも外せない場合は、やはりこれも金属ノコギリで切断しかありません。
網戸のメンテナンス方法

網戸の戸車は定期的にメンテナンスすることで寿命を延ばし、網戸のスムーズな開閉を保てます。
定期的に掃除する
戸車やレール部分には、ホコリやゴミが溜まりやすく、戸車の動きを妨げる原因になります。定期的に掃除しましょう。
戸車の掃除手順
- レールのゴミやホコリを掃除機やブラシで取り除く。
- レールと戸車の接触部分を濡れた布で拭き取る。
- 汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤を使って掃除する。
潤滑油を使用する
戸車が動きにくくなった時は、潤滑油を使用することでスムーズな動きを取り戻せます。
潤滑油の使用手順
- 網戸を少し持ち上げてレールから外す。
- 戸車にシリコンスプレーなどの潤滑油を少量吹きかける。
- 戸車を回転させて、潤滑油を均等に行き渡らせる。
- 再度網戸を設置し、スムーズに動くか確認する。
油性の潤滑剤(機械油)は、ホコリやゴミが付きやすくなるため、使用を避けた方がいいでしょう。
戸車を調整する方法
準備物
- ピンセットまたは爪楊枝
- 潤滑油
- ドライバー
戸車(とぐるま)を調整する手順
- 戸車が正常に回転するか確認する。
- 戸車がきちんと動いている場合は、ピンセットや爪楊枝を使って車輪周辺のゴミを取り除く。
- 特に変調がなくゴミの掃除した後は、戸車の滑りをよくするために油系の潤滑油をさす。
- ドライバーで戸車のネジを外し、間に木など挟み高さ調整して完了。
戸車は平均的に3年~4年で交換を推奨されています。手で回して動きが悪い場合は、やはり交換した方がいいようです。
戸車を手で回転させて戸車が揺れる場合は設定している高さが高くなっているか、低くなっているかのどちらかです。その場合はネジを調整しましょう。戸車を調整する時の2つのポイントを紹介します。ポイントをおえれば失敗することなく戸車を調整できます。
戸車を下げすぎないようにする
戸車を下げすぎると下枠に当たって開閉が重くなります。また、レールとすれて嫌な音がするので注意しましょう。調整する場合は下がっている戸車の方を上げてみましょう。
調整ネジの回しすぎに注意する
調整ネジを回しすぎてネジが抜け落ると、復旧させるのが難しいので注意しましょう。
手間だと感じたらプロへ依頼するのがおすすめ
今回は戸車の役割や交換方法、メンテナンス方法を紹介しました。戸車を交換する方法や、調整などもちろん自分でできる場合は、自分でやった方が費用もかからないので安価でできます。
しかし、網戸の歪みや傾きがひどい場合は、自分でできない事があります。自分で力任せにして歪みや、傾きを悪化させることもあります。そうならないためにも、力任せにする前に業者に依頼することをオススメします。
業者に依頼すれば戸車の状態を確認して交換すべきなのか?調整だけでいいのか?見分けて対処してくれます。網戸張り替えと一緒に依頼すれば、無料でしてくれることもあるようです。「戸車が壊れたのか?」「調整だけでいいのか?」などわからないことがあれば、まずは業者に相談してみましょう。

