プリーツ網戸(アコーディオン)の特徴や取り付け方法までまとめて紹介
プリーツ網戸は、一般的な網戸がつけられない窓にも後付けできます。使う時だけ広げられるので、窓からの視界をスッキリさせられて便利です。今回はプリーツ網戸の特徴や、取り付け方法を紹介します。
プリーツ網戸(アコーディオン)とは?
家の窓には網戸が付いている箇所が多いですが、中にはどうしても網戸が付けられない窓や扉があります。普通の引違い窓や掃き出し窓には、アルミの外枠に囲まれた網戸が付いています。
しかし、縦長の外開き窓やバルコニーに出るためのテラスドア、和風建築によくある引違の玄関扉にはアルミ枠の網戸が設置できません。これらに対応できるが「プリーツ網戸(アコーディオン網戸)」です。
大きな特徴は必要な時だけ広げられることです。使わないときは折りたたんで収納できます。一般的な網戸がつけられない窓でも、この「プリーツ網戸」を付けること外部からの害虫や飛来物の侵入を防げます。
プリーツ網戸を取り付けられる窓の種類も豊富です。
- 縦長(あるいは横長)の開き窓
- バルコニーに出る為に設けられているテラスドア
- 玄関の引違い戸
- ジャロジ(ルーバー状の窓)
- 普通はアルミ枠に組まれている引違い窓
プリーツ網戸のメリットとデメリット
プリーツ網戸を取り付けるとメリットだけではなくて、もちろんデメリットもあります。
プリーツ網戸のメリット
メリット
- プリーツ網戸は窓の見た目がスッキリする
- プリーツ網戸はいろんな窓に後づけできる
アルミ枠に組まれた網戸が付けられている引違い窓は、どうしても片側に網が露出しているので片側の眺望が遮られてしまいます。プリーツ網戸は折りたためるので、眺望を損なうことがありません。キレイに彩られた庭や、窓下に広がる夜景を窓越しに楽しめます。
また、プリーツ網戸は窓サッシの内側に設置するので、条件さえ合えば既存の窓に設置できます。
プリーツ網戸のデメリット
デメリット
- プリーツ網戸は上下に隙間ができやすい製品がある
- プリーツ網戸は耐久性が低い製品がある
- プリーツ網戸は張替えできない
製品によっては上下に隙間ができてしまうので、虫やゴミの侵入が心配です。折りたたみでジャバラの形状のためサイズがあっていないと網戸を広げ切っても折り目が残り、どうしても隙間ができてしまいます。
また、上下にレールが付いていない製品は開け閉めを繰り返すことにより、上下の網の繊維がほつれやすいです。さらに、アルミ枠で組まれた網戸は破れても張替え可能ですが、プリーツ網戸は穴が開いたら原則網戸そのものを交換する必要があります。
プリーツ網戸が取り付けできない窓の種類
プリーツ網戸は基本的に窓サッシの内側に取り付けるので、だいたいの窓に取り付けられます。しかし、一部取り付けできない窓もあります。
プリーツ網戸が取り付けられない窓
- 窓が内開きの窓
- オペレーターハンドルタイプの窓
オペレーターハンドルというハンドルをくるくる回して窓を開け閉めするタイプの窓の場合、ハンドルの出っ張りが大きな製品の場合は取り付けできません。
また、プリーツ網戸の収納部や受けの役物、上下のレールを取り付ける時にビスが窓下地に打ち込めない場合は取り付けられません。
- 窓まわりに木製の枠が付いていない窓
- 窓サッシの下(窓台)、あるいは窓サッシの上、左右の部分に木枠が組み込まれていない窓
壁下地の石膏ボードに打ち付けただけでは強度不十分で、何度か開け閉めするだけですぐにビスが緩み簡単に外れてしまいます。木下地が入っている場所にビスを打ち付けできない場合は、ボードアンカー等を打ち込みビスが緩まないようにしなければなりません。
自分でプリーツ網戸を取り付ける道具と方法
網戸の寸法や網戸を取り付ける下地に注意すれば、自分で簡単に取り付けられます。最近は取り付けが簡単な製品が数多く市販されています。
準備物
- メジャー
- 差し金
- ねじ回し
- カッター
- 養生テープ
- ボードアンカー
プリーツ網戸を取り付ける手順
- プリーツ網戸を固定する位置を決める。
- 養生テープで仮止めしてからねじ止めする。
プリーツ網戸を固定する位置を決める時は、網戸が広がり切った状態での寸法を確認しましょう。網戸が蛇腹状になったままの寸法で採寸してしまうと、上下に隙間ができるので注意する。既存の窓まわりにプリーツ網戸のレール、網戸の戸袋、受けの役物を取り付けるのに十分な余白が必要です。一般的な製品は40mm以上の余白があれば取り付けできます。レール、戸袋、役物を取り付ける時は窓サッシ本体の操作部(引違窓の場合はクレセント、オペレータハンドルがある場合はハンドルのバー、テラスドアの場合は開閉用のハンドルやドアクローザ等)に干渉しないようきちんと寸法を測って固定位置を決めましょう。
下地がねじで固定できない石膏ボード等の場合はねじで穴を開け、その穴にねじ回しなどを差し込みグルグル回して大きくしましょう。そこにボードアンカーを差し込んでからねじで固定して完了。※穴を大きくしすぎないように注意する。
取扱説明書をよく読んで作業すれば、1時間あれば取り付けできます。寸法に自信がなかったり、ねじ止めが苦手な人は業者に依頼するといいでしょう。
プリーツ網戸を手入れする方法
プリーツ網戸はもちろんお手入れが必要です。普通のアルミ枠に組まれた網戸なら外してジャブジャブと水洗いできますが、取り外しできないプリーツ網戸はそうはいきません。
めんどくさいのは苦手という人も安心して下さい。プリーツ網戸の掃除は基本的には非常にシンプルです。
準備物
- 雑巾
- 掃除機
- 中性洗剤
プリーツ網戸を手入れする手順
- 掃除機を使ってプリーツ網戸に付着しているほこりやゴミを取り除く。
- 雑巾で両側から挟み込むように拭き掃除、それでも汚れが落ちない場合は雑巾に中性洗剤を染み込ませて汚れを落とす。
- 最後にもう一度濡れ雑巾を使って丁寧に拭き取り完了。
最後の拭き掃除すつ時は蛇腹の横方向に拭かず、縦方向に拭き取るのがポイントです。横方向に力を入れてしまうと折り目が崩れて元に戻らなくなったり、中のワイヤーが折れることもあります。
プリーツ網戸が破れてしまった場合は、大体の製品は補修や張替えができません。優しく取り扱いましょう。
まとめ
今回はプリーツ網戸の特徴や、取り付け方法を紹介しました。網戸がついていない小窓の取り付ければ虫の侵入を防いで換気でき、大きな窓の見た目をスッキリできます。既設の窓やサッシに取り付けできるのが魅力です。ほとんどの窓に対応できますが、一部取り付けができない場合があるため購入する時は確認しましょう。
自分で取り付けできる製品も市販されていますが、採寸や隙間なく取り付けできるか自信がない人は業者に依頼しましょう。
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