外壁塗装の費用相場は?外壁塗装の費用内訳から塗料代や足場代の算出方法を紹介
外壁塗装は費用がかかるイメージがあり、子育てや介護している人にとってはかなりの負担になります。外壁塗装は家を長持ちさせるために必要なメンテナンスの一つです。外壁塗装で失敗しないために、今回は外壁塗装の必要性や費用相場を紹介します。
本当に外壁塗装は必要なの?
外壁は屋根と共に雨風や強い日差しから、大切な住まいを守っています。厳しい自然環境と最前線で戦っています。過酷な雨風や日差しにさらされている外壁は年々劣化します。劣化が進めば外壁としての機能を失い、大切な住まいを守れなくなります。
外壁塗装には耐用年数というのがあり、耐用年数が過ぎると不具合が出てきます。
- 外壁にコケ、カビ、藻などが生えて汚らしい外観になる
- 雨水が建物内部に侵入してくる
- 雨水が侵入すれば建物の内部を劣化させる
建物の内部への雨水侵入を防ぐには、定期的に外壁塗装が必要です。外壁塗装することで、雨風や日差しを防いでくれます。やはり耐用年数が過ぎた外壁は、外壁塗装する必要があるようです。
外壁塗装助成金を支給される条件や申請方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
外壁塗装の費用内訳は?
外壁塗装の費用相場を知るには、外壁塗装の費用内訳を知っておかなければいけません。
誠意のない業者によるずさんな見積もりだと、何でもひっくるめで「一式いくら」ということもあります。一式いくらでは、高いのか?安いのか?本当にそれだけの金額が必要なのか?判断できません。そこで外壁塗装費用を大きく左右する3つの費用内訳を紹介します。
塗料代
塗料の種類により、金額や耐用年数が大きく異なります。塗料代は外壁塗装の費用相場を大きく左右します。
足場代
外壁塗装を作業する時は、高い場所での作業を伴います。そのため大抵の場合は足場を組む必要があります。
余談ですが、足場を組むのなら外壁塗装と同時に屋根塗装した方が安あがりになります。屋根塗装と外壁塗装を別にすれば足場代が2回分必要になります。しかし、外壁塗装と屋根塗装を一緒にすれば1回分の足場代ですみます。足場代は料金が高く、外壁塗装費用の中でも金額が大きいため節約になります。
その他費用
塗料代や足場代以外にかかる費用です。細かく分けると実に多くの項目があるため、積もり積もれば費用相場を大きく左右しかねません。
外壁塗料代は塗料の種類と面積で決まる
当然のことながら、安い塗料は長持ちしません。逆に長持ちする塗料や、付加価値がついた塗料は料金が高いです。予算も重要ですが、長い目で見て次回の外壁塗装の時期まで考えて塗料を決めることをオススメします。
- 塗料の単価×塗装する面積=塗料代になります
塗料代の費用相場は塗料単価と塗る面積で決まるため、塗料の単価の相場を確認しましょう。
外壁塗料の単価
- アクリル塗料・・・1,400~1,600円/1㎡あたり、耐用年数(5~7年)
- ウレタン塗料・・・1,700~2,200円/1㎡あたり、耐用年数(8~10年)
- シリコン塗料・・・2,300~3,000円/1㎡あたり、耐用年数(10~15年)
- ラジカル塗料・・・2,500~3,000円/1㎡あたり、耐用年数(12~15年)
- フッ素塗料・・・3,800~4,800円/1㎡あたり、耐用年数(15~20年)
- 光触媒塗料・・・4,200~5,000円/1㎡あたり、耐用年数(15~20年)
- 無機塗料・・・4,500~5,500円/1㎡あたり、耐用年数(20~25年)
※下塗りを含む3回塗り(外壁塗装の基本は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りです。)の単価です。業者によっては下塗りを分けて記載している場合もあります。その場合は「塗料代+下塗り代」で比較してください。
足場面積や足場代の算出方法
外壁塗装は高い場所での作業を伴います。2階以上の建物はもちろん、平屋のお宅でも屋根近くの外壁は高いです。安全性や作業効率を考えると足場が必要になります。足場代は外壁塗装費用の中でも金額が大きいです。足場代の費用相場も確認しておきましょう。
足場の面積の算出方法
- (家の外周+8m)×高さ=足場を組む面積
この計算式で足場を組む面積を出します。この足場を組む面積に足場費用単価と飛散防止ネット単価をかけます。
足場代の算出方法
- 足場架面積×(足場費用/㎡+飛散防止ネット/㎡)=足場費用
- 足場費用の1㎡単価相場は600~800円/㎡
- 飛散防止ネットの1㎡単価相場は100~200円/㎡
その他費用の高圧洗浄や養生の費用相場
外壁塗装にかかる費用のうち、塗料代と足場代の占める割合が大きいのはいうまでもありません。その他にかかる費用も多いです。1つ1つは金額が小さくてもチリも積もれば・・・合計すると大きな金額になります。
外壁の高圧洗浄の単価相場
- 高圧洗浄・・・100~300円/㎡
塗料をきちんと塗装するには塗装面の掃除が欠かせないため高圧洗浄は必須です。塗装面積に高圧洗浄の単価をかけて計算します。
養生の単価相場
- 養生・・・250~400円/㎡
隣家に迷惑がかからないように養生が必要になります。施工面積に養生の単価をかけて計算します。
付帯塗装工事の単価相場
- 軒天・・・800~1,200円/㎡
- 雨樋・・・800~1,200円/㎡
- 破風板・・・650~1200円/㎡
- 雨戸・・・2,000~5,000円/枚
外壁に接する軒天や雨樋、破風板、雨戸など必要があれば塗装する必要があります。これらは必要に応じてかかる費用です。軒天や雨樋、破風板は施工面積にそれぞれの単価をかけて計算します。雨戸は大きさにより相場が異なり、施工する枚数をかけて計算します。
シーリングの単価相場
- シーリング増し打ち・・・500~1,000円/㎡
- シーリング打ち替え・・・900~1,500円/㎡
シーリングとは外壁材同士の隙間を埋めるものです。日当たりがいい場所はシーリングの劣化が早く、経過年数とシーリングの劣化状況を考慮して施工方法を決めます。
今あるシーリングの上に新しいシーリングを重ねるシーリングの増し打ちにするか?古いシーリングをはがして新しいシーリングを打つシーリングを打ち替えするか?選択します。シーリング増し打ち、シーリング打ち替え共に施工面積にそれぞれの単価をかけて計算します。
下地補修の単価相場
- 補修面積により相場は変わりますが10,000~20,000円
廃材処理費等の単価相場
- 廃材処理費一式・・・10,000~30,000円
諸経費、現場管理費の単価相場
- 諸経費、現場管理費一式・・・30,000~50,000円
その他現場管理する費用です。一式表示されるのが一般的です。
まとめ
今回は外壁塗装の必要性や費用相場を紹介しました。建物の敷地面積が一緒でも、家の形は様々です。家の形が異なれば外壁塗装する面積も当然異なります。
また、日当たりの良し悪しなど立地条件で外壁塗装の劣化状況が大きく異なるため、家ごとに外壁塗装にかかる費用が異なります。正確な外壁塗装の費用を知るには、やはり業者に調査してもらい見積もりをもらうしかありません。少し手間でも、複数の業者を比較することをオススメします。
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