外壁は高圧洗浄機で掃除できる!高圧洗浄機の選び方から使う時の注意点を紹介
外壁の掃除は業者による手洗い洗浄が普通でしたが、最近は家庭用の高圧洗浄機も普及し自分で高圧洗浄できるようになりました。そこで今回は外壁を掃除する必要性や、高圧洗浄を選び方や使う時の注意点を紹介します。
住宅に使用される5種類の外壁の特徴
雨風と最前線で戦っているのが外壁です。費用やデザイン性、メンテナンス性、耐用年数などの諸条件により、いろんな種類の外壁があります。大きく分けて5種類の外壁について紹介します。
サイディング
いろんな素材がありますが窯業系、金属系が主流です。コストパフォーマンスが高く軽量、デザインが豊富ですが耐用年数が短くまめにメンテナンスが必要です。
ALC
断熱性や耐衝撃性に優れていますが、防水性は表面塗装のグレードに左右されます。表面の塗装の塗り替えは必要です。耐用年数は表面の塗装グレードにより異なります。
タイル張り
見た目がよく高級感があります。耐久性に優れていますが重量があるため、強い地震の際に剥離する可能性があります。費用が高いかわりにタイル自体のメンテナンスは不要です。下地はメンテナンスが必要です。
セメントモルタル
つなぎ目がないので、見た目が良く仕上がりは業者の腕に左右されるところがあります。メンテナンスのサイクルは表面の塗装グレード次第です。
板張り
暖かみがあり趣のある外観が特徴です。業者の腕により費用が上下します。定期的に表面保護材を塗る作業が必要です。
5種類の中で主流となっているのが、外壁がサイディングです。サイディングは費用が安く施工時間が短くてすみ、軽量で施工しやすいなどの理由から多くの住宅に使用されています。
しかし、サイディングのつなぎ目を塞ぐシーリングが劣化しやすく、サイディング表面の劣化が早いためメンテナンスはまめに必要です。もちろん、どの外壁でもメンテナンスが必要ですが、サイディングの外壁はメンテナンスのサイクルが短いです。定期的にサイディングのつなぎ目を塞いでいるシーリングの打ち直しや、外壁塗装が必要な外壁です。
外壁の汚れは家の劣化を早めます
外壁の汚れは見た目を悪くするだけではなく、外壁の寿命を縮めてしまいます。外壁は排気ガスや雨風、紫外線に常にさらされ劣化します。日当たりが悪い所ではカビやコケも増殖し、外壁の表面やつなぎ目のシーリングの劣化を早めます。
外壁の汚れが怖いのは、この劣化を早めてしまうことです。外壁の表面が劣化し、水が弾かなくなり外壁は痛みます。シーリングが劣化すればシーリングがひび割れ、隙間に雨水が侵入する可能性があります。
定期的に外壁もシーリングを掃除しないと寿命を縮め、最悪雨漏りしてしまう恐れがあります。
家にあるもので外壁を掃除する方法
準備物
- ビニール手袋
- ホース
- バケツ
- 中性洗剤
- カビ取り剤
- ブラシ(柔らかいもの)
家にあるもので外壁を掃除する手順
- ホースで外壁に水をかけ、泥や木の葉など大きな汚れやゴミをある程度落とす。
- バケツに水10に対し中性洗剤1の割合で中性洗剤を入れて洗剤液を作る。
- 洗剤液に柔らかいブラシをつけて、外壁をこすり洗いして水で洗い流す。
- 落ちない汚れにカビ取り剤をかけ、数分待ってから柔らかいブラシでこすり洗いして洗い流し完了。
あまり力強くこすると塗装を傷めたり、外壁自体を傷つけてしまう可能性があるため力を入れ過ぎないように注意しましょう。8分目くらいの力で根気よくこすり洗いしましょう。
この掃除方法は手の届く範囲しか掃除できないという最大の欠点があります。また、時間と労力が必要で非常に大変です。
高圧洗浄機を選ぶ2つのポイント
高圧洗浄機は強い水圧で外壁についた汚れやコケなどを剥がします。高圧洗浄機には「業務用」と「家庭用」があります。一般家庭で使うのなら家庭用で充分です。高圧洗浄機を選ぶ上で、重要視したいポイントが2つあり水圧とホースの長さです。
水圧を知るにはカタログや、外箱に吐出圧力として記載しているので確認しましょう。水圧の単位はMPa(メガパスカル)です。外壁を洗浄するなら7Mpaは欲しいです。
建物の大きさにもよりますが、総2階で面積120㎡程度の家のまわりを洗浄するとすれば10m以上は必要になります。ホースの長さが足りなければ、リールホースで補ってあげましょう。また、高圧洗浄機は電源も必要になります。延長コードも用意しておくといいでしょう。
高圧洗浄機の機種によってはホースの長さを気にしなくてもいいタンク式や、電源がなくても使える充電式のものもあります。
家庭用といえども、高圧洗浄機は強い水圧です。高圧洗浄機だけで外壁を掃除できます。業務用の高圧洗浄機は業者が外壁塗装する前に、塗装面をキレイに掃除するために使います。業務用の高圧洗浄機の方が水圧が強いのは言うまでもありませんね。
高圧洗浄機で外壁を掃除する7つの注意点
強い水圧は高圧洗浄機の最大のメリットです。強い水圧だからこそ、気をつけなければいけない注意点が7つありますので紹介します。
服装はカッパを着る
高圧洗浄機は水圧が強いので外壁で跳ね返った汚水が飛び散るため、必ずカッパを着用しましょう。念のため目を守るゴーグルするのもオススメです。
こまめに水圧調整する
水圧が強いので、部分ごと水圧をまめに調整しながら使いましょう。年数が経過した外壁塗装面や、シーリング部分は弱い水圧にしないと塗装面やシーリングを傷めてしまう可能性があります。
塗装面に粉がふいていたり、塗装面がひび割れや剥げていたり、シーリング部分が変形やひび割れしている場合は高圧洗浄機は使用しないようにしましょう。
高圧洗浄機の噴射口を近づけ過ぎない
高圧洗浄機の噴射口は目安として40~50cm程度離しましょう。噴射口を近づけ過ぎると外壁やシーリング部分を傷めてしまう可能性があります。特に年数が経過している外壁やシーリング部分には注意が必要です。
同じ場所に水を当て続けない
1箇所に集中して長時間にわたり水を当て続けるのもよくありません。
通気口に注意する
バルコニーの裏側や軒天にある通気口に水を入れてしまうと、建物内に水が入ってしまいます。通気口周辺は気をつけましょう。
劣化した防水シートには厳禁
バルコニーや屋上の防水シートは雨風や日光で劣化しやすいです。防水シートが傷つくと雨漏りしてしまいます。劣化した防水シートに高圧洗浄機を使うのは厳禁です。また、劣化していない防水シートでも水圧を弱めて使いましょう。
隣家へ配慮する
隣の家との距離が近い場合は高圧洗浄機の稼働音や、隣の家まで汚れた水が飛び散ることもあるため気をつけましょう。高圧洗浄機を使う時間帯に気を配り、あらかじめ断りを入れて隣家の了解を得てからすればトラブルを回避できます。
まとめ
今回は外壁を掃除する必要性や、高圧洗浄を選び方や使う時の注意点を紹介しました。高圧洗浄機を買ってまで「自分で外壁掃除したくない…」「自分でやる自信がない…」外壁が劣化していて「自分で高圧洗浄機を使うのが不安…」という場合は、業者に依頼するといいでしょう。
各業者のホームページを見てまわる必要がありません。予約前でも不安なことがあれば、無料で業者に相談できるのも安心ポイントのひとつです。
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