床下のカビを放置すると危険!床下のカビが生える原因から床下のカビと湿気対策する方法
床下に湿気がたまりやすい環境の場合は危険です。何もせずに放置していると木材が腐ったり、シロアリの被害にあうこともあります。そこで今回は床下のカビが生える原因や、床下にカビが生えているか確認する方法を紹介します。
床下にカビが生える原因は?
「カビ」と聞くと、ジメジメしたイメージがありますよね?
- 適度な温度
- 湿度
- 栄養分
- 酵素
カビは上記の4つが揃うと発生します。日本には四季がありますが、冬をのぞきカビが好む「適度な温度」「湿気」が揃っています。
そのため昔の家は材木は天然乾燥材、屋根は茅葺き、壁は泥の塗り壁など自然素材が多く使われていました。自然素材には余分な湿気を吸い取り、乾燥していれば湿気を吐き出すという湿度調節機能があり、カビが好む過度な湿度を防いでくれます。
昔の日本の家は隙間が多くて風通しがよく、床下の高さがあることで風通しがいい作りでした。湿度調整と風通しにより、カビを防いでいました。
現代の住宅構造は高気密で高断熱です。快適な家屋になった反面、湿気がこもりやすくなっているのも事実です。床下も昔の家屋より高さが低く頑丈な基礎コンクリートに囲まれており、床下の風通しは悪くなっています。そのため湿気がこもりやすく、カビが発生しやすくなっています。
しつこいようですが、カビは適度な温度や湿気、栄養分、酸素が揃うと発生します。このうち適度な温度や栄養分(埃や塵などの汚れや雑菌)、酸素は防ぎようがないので、湿気を防ぐことが床下のカビ対策になります
床下のカビを放置したらどうなる?
床下は思っている以上に湿気対策しなければカビが生えます。湿気対策せずに放置し続けると悪影響があます。
- 床下の木材が腐敗する
- シロアリ被害の恐れ
- 畳や床にダニが発生する
- アレルギー疾患のリスク
床下の木材が腐敗して、それによって家の強度が下がります。
腐った木はシロアリの大好物です。シロアリが入りこめば木材を食い荒らされてしまい、家の強度がさらに下がってしまいます。
床下は家を支える大事な土台部分です。土台部分が弱まれば、当然家の強度が下がってしまいます。床下から畳や床上にカビが広がれば、カビによるアレルギー疾患の恐れもあります。カビをエサにするダニが繁殖すれば、ダニによるアレルギー疾患の恐れもあります。抵抗力が弱い小さなお子さんやお年寄りは、特にカビやダニによるアレルギー疾患のリスクにさらされてしまいます。
床下のカビが大切なお住まいや、家族の健康に関わっているということを頭に置いておかなければいけませんね。
床下にカビが生えやすいか今すぐ確認しよう
床下に湿気があれば、必ずしもカビが生えるという訳ではありません。どこの家の床下でも湿気はあります。問題は過度の湿気がある場合だけです。そこで床下に湿気がたまりやすい条件について確認しましょう。
周りの土地より低い
道路など周りの土地より家の敷地が低いと、雨水が敷地内に流れ込みます。これによって湿気がたまりやすくなります。
土壌面が敷地より低い
同じ敷地内でも、床下の土壌面が他の敷地より低いと床下に雨水が流れ込みます。常に床下がジメジメしているということもあります。
家が建つ前は田んぼや湿地帯だった
家が建つ前の敷地が田んぼや沼などの湿地を造成した土地の場合は、土壌自体が湿気を多く含んでいます。
床下空間の高さが低い
床下空間の高さが低いと風通しが悪く、湿気がたまりやすいです。
換気口が塞がれている
基礎の換気口の前が雑草やプランター、エアコンの室外機、隣家の塀などで塞がれていると、当然床下の風通しが悪く湿気がたまりやすいです。
床下に雨水が流入した
台風や洪水で床下に雨水が流れ込んでしまうと、床下はジメジメした状態が続いてしまいます。
排水管からの水漏れしている
排水管から水漏れしている場合も、当然床下は湿気だらけです。雨漏りしていると屋根裏や壁内の湿気が高くなりカビが生えてしまいます。
自分でできる床下のカビチェック
- 畳を触るとジトジトしている気がする
- 畳にカビが生えている
- 1階の押入れやクローゼット内の布類が湿気っぽい
- 1階の押入れやクローゼット内の布類にカビが生えた
- 床がブカブカしていたり沈んだりする
- 床下点検口や床下収納、床下換気口からカビの臭いがする
- 床下換気口が雑草やプランター、エアコンの室外機、塀などで塞がれている
- 敷地が周りの土地に比べて低く雨水が流入する
- 庭の土がいつも湿っている
このうち何か一つでも当てはまる事項があれば念のため防湿やシロアリ駆除の専門業者に依頼して、床下を点検してもらった方がいいかもしません。
床下のカビと湿気対策する方法
床下のカビと湿気対策は自分でできる場合や、業者に依頼する必要があります。
家を建築時にできる床下カビ対策
防湿対策として床下の土壌の全面に防湿コンクリートを打ったり、防湿シートを敷いてあるのが一般的です。建築時にこういった床下を対策しているか、業者に確認しておくと安心です。防湿シートは年数が経てばは劣化します。
敷地が周りの土地より低いために雨水が床下に流れ込んだり、排水管からの水漏れなどにより湿気やカビが発生することもあります。その都度メンテナンスが必要です。
家を建てた後に必要な床下カビ対策
- 水漏れや雨漏りを防ぐ・・・水漏れや雨漏りがある場合は修理する。また、床下への雨水の流入を防ぐために排水溝を設けるなど対策する
- 湿気をコントロールする・・・調湿材などを使用して、湿気がたまらないように調整する
- 空気の流れをよくする・・・換気口はあるものの上手く機能していない場合は、換気扇を設置して強制的に空気の流れを作る
- 換気口付近に物を置かない・・・換気口付近に雑草やプランター、エアコンの室外機があると空気の流れを妨げてしまいます。換気口を最大限に活かすには、換気口付近に物を置かないようにする
- シロアリ対策・・・シロアリがいるかどうかの診断や、必要に応じて駆除や防蟻処理する
まとめ
今回は床下のカビが生える原因や、床下にカビが生えているか確認する方法を紹介しました。床下のカビ対策は大切な住まいと家族の健康を守るのに重要です。装備も知識も経験もない素人には難しい作業となるため、専門業者の力を借りるのが得策といえます。
当然費用もかかり、大切な住まいのメンテナンスを依頼するので、信頼できる業者を選びたいですよね?いい業者を選ぶには、複数の業者を比較する必要があります。
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