屋外や室内ドアの種類と選び方!ドアリフォームにかかる料金相場もまとめて紹介
ドアのリフォームは家や部屋の雰囲気が変わることはもちろん、使い勝手がよくなったり、大きな部屋を間仕切りできるなどメリットは多いです。そこで今回は屋外と室内ドアの種類や選び方、ドアリフォームにかかる料金相場を紹介します。
屋外ドアと屋内ドアの種類
「ドア」と一口に言っても、色々ありますよね?
- 屋外ドア・・・玄関、勝手口など
- 室内ドア・・・居室、納戸、収納、クローゼット、トイレ、浴室など
さらに屋外ドアには「開き戸」「引き戸」、室内ドアには「開き戸」「引き戸」「折れ戸」などの種類があります。
開き戸の中にも「片開き」「観音開き」「親子ドア」などの種類があり、引き戸の中にも「片引き戸」「引き分け戸」「引き違い戸」「引き込み戸」などの種類があります。
開閉の仕方以外にも遮断性や気密性、採光性、換気などの機能性、ドアの材質などを考えるとさらに多くの種類に分かれます。これだけ多くの種類があるドアから選べるのは嬉しい反面、種類が多すぎて選ぶのが大変とも言えます。
玄関ドアの種類や、浴室ドアの種類については下記の記事で詳しく紹介しています。
屋外ドアの種類は「開き戸」と「引き戸」
住宅用の屋外ドアとは玄関ドアや勝手口のドアなどのこで、開き戸と引き戸があります。一般的に開き戸が使われることが多いですが、住宅のイメージや生活スタイルにより引き戸が使われることも少なくありません。
開き戸の特徴
開き戸とはドアを手前や、奥に動かして開閉するドアのことです。
- 1枚ドアの片開き
- 2枚ドアで、それぞれのドアの大きさが同じで両開きになる観音開き
- 2枚のドアの大きさが異なり、普段は大きいドアだけを開閉し、間口を広げたい時だけ小さい方のドアも開ける親子ドア
屋外ドアの開き戸のメリット
- 遮断性、気密性に優れている
- 間口が狭い玄関でも、最大限の開口部を確保できる
屋外ドアの開き戸のデメリット
- ドアが動かせるスペース(奥行き)が必要である
引き戸の特徴
引き戸はドアを横方向にスライドさせて開閉するタイプです。
- 片引き戸は1枚のドアをスライドさせるタイプ
- 引き分け戸とは2枚のドアを両側にスライドさせるタイプ
- 引き違い戸とは2枚のドアを左右両方から引き開けられるタイプ
屋外ドアの引き戸のメリット
- ドアを開閉するスペースが必要ないので、奥行がない玄関でも設置可能
屋外ドアの引き戸のデメリット
- レールの段差によって隙間ができるため遮断性や気密性が開き戸より劣る
- レールの掃除がしにくい
- ドアを横方向にスライドさせるためドア分の壁が必要になる
屋外ドアの材質は、木製またはアルミ製のドアが多いです。木製のドアは重く、値段も高いのですが、本物の木ならではの質感や重厚感、高級感があります。
アルミ製のドアは軽くて丈夫で値段も安いため、外部ドアとして最も多く使われているドアです。デザインや色の種類も豊富で、木製ドアに見える木目調の加工を施したドアもあります。断熱性能が高いドアや、ドアを閉めたまま換気ができたり、採光できるガラス入りのドアや、防犯性能が高いドアなどもあり機能性に優れたものが多いです。
自分でドアを修理する方法や、ドアノブを交換する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
室内ドアの種類は「開き戸」「引き戸」「折れ戸」
室内ドアの種類には屋外ドアと同じように「開き戸」「引き戸」「折れ戸」があります。
開き戸の特徴
開き戸とはドアを手前、奥に動かして開閉するドアです。屋外ドア同様に3種類のドアがあります。
- 一枚ドアの片開き
- 観音開きは二枚のドアの大きさが同じで両開きになる
- 親子ドアは二枚のドアの大きさが異なり、普段は大きいドアだけを開閉し間口を広げたい時だけ小さい方のドアも開ける
室内ドアの開き戸のメリット
- 遮断性や気密性に優れている
- リフォームの時に壁をいじる必要がないため、引き戸と比較するとリフォーム費用がおさえられる
室内ドアの開き戸のデメリット
- ドアストッパーをつけられない場所や、狭い廊下での設置には向かない
引き戸の特徴
引き戸とはドアを横方向にスライドさせて開閉するタイプのドアです。こちらも屋外ドアと同じ3種類があります。
- 片引き戸・・・1枚のドアをスライドさせるタイプ
- 引き分け戸・・・2枚のドアを両側にスライドさせるタイプ
- 引き違い戸・・・2枚のドアを左右両方から引き開けられるタイプ
室内ドアの引き戸のメリット
- 開き戸と違い廊下や部屋側にドアを開閉するスペースが必要ない
室内ドアの引き戸のデメリット
- レールの段差によって隙間ができるため遮断性や気密性が開き戸より劣る
- レールの掃除がしにくい
- ドア分の壁が必要で壁内にドアを収納する引き込み戸の場合は、壁内のドア収納スペースの掃除がほぼできない
レールがない上吊りタイプだと隙間ができるので、遮断性や気密性が劣るといわれています。
折れ戸の特徴
折れ戸とはドアを中折りにして開閉するタイプのドアです。居室向きではなく収納やクローゼット、浴室などに使われることが多いです。
室内ドアの折れ戸のメリット
- 開閉スペースが小さいため狭い場所に設置するのに適している
- 中折れしたドアがあるため開口部を完全に開けられない
屋外ドアと屋内ドアを選ぶポイント
屋外ドアを選ぶポイント
玄関ドア(屋外ドア)は住宅の顔になり、住宅のイメージを第一に意識して選びましょう。特に気をつけたいのが木製のドアです。小さなサンプルでは実際の仕上がりとは異なるイメージになることが多く、施工例があれば確認しておくといいでしょう。
防犯面や採光にも気をつけましょう。ピッキング被害にあいにくいドアや、ガラス入りのデザインのドアを選べば安全で明るい玄関になります。
ベビーカーや車いすを使う場合には、間口が広い玄関が適しています。家族構成や将来のことも考えて、ドアの種類を選ぶことも重要です。
屋内ドアを選ぶポイント
デザインはもちろんですが、遮断性や気密性、採光性、ドア周囲のスペースを考慮して選びましょう。開き戸は遮断性や気密性が優れていますが、スペースが狭い箇所には引き戸の方が適しています。
また、光を取り入れたいのであれば、ガラス入りのデザインのドアがオススメです。空気の流れを考えるのなら、ルーバー付きのドアを選ぶといいでしょう。
ドアを開ける方向も重要で開き戸なら手前へ開くか?奥へ開くか?開き戸や引き戸にしても、左右どちらに動かすのかによって大きく異なります。あとで後悔しないよう、事前に生活動線のシミュレーションしておくといいでしょう。
ペットがいればペットが出入りできる小窓がついたドアを選ぶのもオススメです。将来のことを考えて、バリアフリーや車いすでの移動しやすさなども考慮しておくといいですね。
ドアをリフォームする料金相場は?
屋外ドアをリフォームする料金相場
屋外ドアの代表格ともいえる玄関ドアは材質やデザイン、機能性によりリフォーム費用に大きな幅があります。10万円台ですむドアもあれば、100万円以上かかるドアもあります。選ぶドアの種類により、非常に大きな差があります。
サイズが合わなくて壁を工事したり、隙間を埋めるなどの工事が加われば差はさらに広がります。一般的によく使われるグレードのドアを交換するだけのリフォームで、20~40万円程度が目安となるでしょう。
室内ドアをリフォームする料金相場
ドアを交換するだけのリフォームなら、ドア材の種類やデザインなどにより3~10万円程度が相場です。ドアの種類を変更して壁を壊す必要がある場合は20~30万円かかることがあります。引き分け戸や引き込み戸、折れ戸に変更する場合は壁の撤去や壁紙の張り替えなどの工事範囲が広くなるため費用が高くなりやすいです。
また、1部屋を2つに分けたいなど冷暖房の効率よくするために引き戸で間仕切りする場合は、ドア材の種類や周囲の壁の状況により5~25万円程度は覚悟しておきましょう。
まとめ
今回は屋外と室内ドアの種類や選び方、ドアリフォームにかかる料金相場を紹介しました。ドアの種類は多く、材質やデザイン、機能性、今現在の使い勝手や、将来のことを考えてドアを選ぶとなると自分だけで決めるのは難しいです。
ドアのリフォーム費用は決して安いものではないため、失敗して泣きを見るのも避けたいところです。そこで頼りになるのが知識と経験が豊富な専門業者です。良心的で丁寧、信頼できる業者を見つけるために最低でも3社くらいは比較して、対応のよさや料金に納得のできる業者を選びましょう。
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