玄関ドアのリフォームを検討する場合は種類や工事費用、所要日数など気になることがたくさんあります。ある程度の基礎知識をもっておけば、業者とも相談しやすく失敗を防げます。玄関ドアをどのようにリフォームするかで、あなたの家の表情が大きく変わります。玄関ドアのリフォームの費用相場知っておくことで予算が組みやすくなります。
玄関ドアは2種類ある
開きドアの特徴
開きドアには主に「片開き」「両開き」「親子ドア」の3種類があり、さらに「片袖付き」「両袖付き」「欄間付き」という種類があります。
・片開きドア…1枚の扉を開け閉めするいちばんスタンダードな玄関ドアです。ドアの幅や高さのバリエーションも実に豊富です。
・両開きドア…同じ大きさの2枚の扉を開け閉めするタイプです。あまり見かける機会はありませんが、芸能人の豪邸や店舗兼住宅等によく見られます。
・両開きドア…両開きドアの1種で、主に開け閉めする大きな扉と小さめの扉の組み合わせで、大きな荷物の出し入れのときに非常に重宝する玄関ドアです。
・親子ドア…両開きドアの1種で、主に開け閉めする大きな扉と小さめの扉の組み合わせで、大きな荷物の出し入れのときに非常に重宝する玄関ドアです。
・片袖付き、袖付き…玄関ドア本体の脇に、採光用の窓が組み合わされたドアです。片側に窓が付いていれば片袖付き、両側に窓が付いていれば両袖付きです。玄関の間口が大きな住宅や、商業施設によく見られます。
・欄間付き…玄関ドアの上部に窓が付いています。玄関の天井高が高い家や、ちょっと古めの高級注文住宅によく見られます。
引戸の特徴
・引違戸…2枚の扉がレールに乗っていて、横に引いて開け閉めします。和風建築の建物に多く見られます。余談ですが、サザエさんの磯野家の玄関もこの引違戸ですね。
・片引き戸…同じく和風建築の建物に多く見られます。
玄関ドアをリフォームする料金相場
屋外ドアの代表格ともいえる玄関ドアは材質やデザイン、機能性によりリフォーム費用に大きな幅があります。10万円台ですむドアもあれば、100万円以上かかるドアもあります。選ぶドアの種類により、非常に大きな差があります。
サイズが合わなくて壁を工事したり、隙間を埋めるなどの工事が加われば差はさらに広がります。一般的によく使われるグレードのドアを交換するだけのリフォームで、20~40万円程度が目安となるでしょう。
玄関ドアのリフォームで流行のカバー工法とは?
最近は大掛かりな工事を必要としない「カバー工法」による玄関ドアリフォームが人気です。
カバー工法のメリット
・短期間で工事が終わる
・比較的費用が安価におさえられる
今付いている玄関ドアの上にドア枠を被せるように取付け、そこに扉を吊り込むため短期間で工事が終わります。大掛かりな大工工事やタイル工事を必要としない分、費用は若干安めにおさえられます。
カバー工法のデメリット
・ドアの取付強度が下地により大きく変わる
・床に大きな段差ができる
既存のドア枠の状態により、取付強度が大きく左右されます。シロアリに食い荒らされたり、水気を含んだ下地材に新たなドア枠を被せてもドア本体の重みで枠自体が変形したり、ずれて建てつけが悪くなることがあります。最悪はドアそのものが枠ごと外れてしまう危険性があります。
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