一人暮らしで猫を飼う準備は?猫を迎えてから後悔、失敗しないように心構えしよう
一人暮らしだけど「猫が飼いたい…」という人がとても増えています。そこで今回は一人暮らしで猫を飼う準備や、注意点と心構えを紹介します。可愛いからと飛びついて飼う前に、しっかり検討してみて下さい。
一人暮らしで猫が飼いやすい理由は?
一人暮らしでも飼えるペットとして、猫は人気があります。猫が人気がある理由は、大きく分けて3つあります。
「犬に比べて楽!」という意見が圧倒的に多いですが、これは放置してもいいということではありません。ひとたび猫を引き取ったからには、責任を持ってお世話しましょう。
散歩の必要がない
犬を飼った場合は運動不足を解消するために散歩が必要ですが、猫は毎日の散歩は必要ありません。
しかし、運動不足にならないようにキャットタワーを設置したり、おもちゃで遊んであげたりする必要があります。
部屋が狭くても大丈夫
猫は部屋が狭くても、それほど気になりません。キャットタワーなどを設置して、上下運動ができるスペースがあれば充分です。
経済的負担が比較的安い
犬に比べて猫の方が経済的な負担をおさえられます。ペットホテルは小型犬と同額または、少し安く設定していることが多いす。
ペット保険は、犬よりも掛け金が安い会社がほとんどです。毎月トリミングに連れていって、カットする必要もありません。
一人暮らしで猫を飼うための準備や費用相場
猫を譲ってもらったり、保護猫を譲ってもらう場合は購入費はかかりません。ペットショップで購入する場合には費用がかかります。
猫を飼う前にかかる費用
- 予防接種
- 去勢・避妊手術
- 猫グッズ
予防接種の料金は受ける場所によっても違いますが、単体だと2,500~4,000円、混合ワクチンは4,000~8,000円程度必要です。3ヶ月未満の子猫を飼う場合は予防接種を2回、適齢期に達していれば去勢・避妊手術が必要です。
猫を飼い始めるとかかる費用
- 食費
- トイレの猫砂代
- 保険代
- 医療費
一人暮らしで猫を迎えるために、準備しておくものについて紹介します。
猫用のエサ入れと水入れ
猫がエサを食べる時や、水を飲む時の容器を揃えておきましょう。大きさは猫缶が丸々一つ入るくらいのサイズで、安定感のあるものを選びましょう。水入れも新鮮な水を、いつでも飲めるようにしてあげましょう。
猫用トイレと猫砂
猫用のトイレと、猫砂も準備しておきましょう。猫用トイレの中にトイレ用の砂を入れます。猫によって猫砂が気に入らないと、使ってくれないこともあります。
キレイにしていてもトイレを使ってくれない時は、トイレの砂が気に入らないのかもしれません。猫がまだ子猫の場合は、普通の猫用トイレでは出入りしにくいのが原因かもしれません。その場合は、小さなプラスチックケースで代用してみて下さい。
爪とぎ器
猫は時々爪を研ぎます。これは縄張りを主張するマーキングや、猫のストレス解消のためにするものです。爪とぎ器を用意してあげないと、おうちの家具や建具などで爪を研ぐようになってしまいます。
引っ越しの際に大家さんとトラブルにならないためにも、爪とぎ器は必要になります。材質は木材や段ボール、カーペットのなどいろいろあります。これも猫によって好みが違いますので、いろいろ試して気にってくれるものを選びましょう。
猫のトリミンググッズ
猫にもトリミング(ブラッシングや歯磨きなど)が必要です。
- コームやブラシなど
- 歯ブラシやガーゼ
- 爪切り(ギロチンタイプ)
- 猫用シャンプー&リンス(必要に応じて)
おすすめのトリミンググッズと使い方は、詳しい記事がありますので参考にして下さい。
一人暮らしで猫を飼う時の8つの注意点
比較的、気軽に飼える猫ですが、猫の命を預かる飼い主として注意点を把握しておきましょう。
住みやすい部屋(環境)にする
猫を飼える部屋か、確認しましょう。特にアパートやマンションなどの集合住宅の場合、ペットの飼育が禁止されている物件も少なくありません。この点をきちんとしておかないと、後で思わぬトラブルになる事があります。最悪の場合その物件から、強制退去になることもあります。
人間の食べ物は与えない
猫は肉食動物なので、肉類は何を食べてもいいです。しかし、生肉には寄生虫がいるかもしれないので、加熱済みの肉にをあげるようにしましょう。
猫が食べてはいけないものも、あるので代表的な食品を紹介します。玉ねぎ、ニラ、ネギ、ニンニクなどは、赤血球を破壊する物質が含まれているので、食べることで貧血や食欲不振、呼吸困難、血尿、嘔吐などの症状を引き起こす危険性もあります。
また、チョコレートやコーヒーに含まれる物質で、下痢や嘔吐、呼吸の乱れ、発熱といった中毒症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあるので注意しましょう。
トイレは常に清潔にしておく
猫はキレイ好きなので、トイレも汚れていると猫が排泄しなくなります。定期的にトイレを掃除し、猫が気持ちよく排泄できるようしましょう。
ブラッシングで健康チェック&スキンシップする
猫にブラッシングすることにより、抜け毛予防や健康チェックができます。定期的にブラッシングしてあげましょう。
電気コードなどひも状の物に注意する
電気コードなどひも状の物には、注意しましょう。猫はひも状の物にじゃれつく習性があります。それがパソコンや、テレビなどの電気コードのでも関係ありません。猫が感電したり、電気製品が壊れて買い替えが必要になったりというトラブルの元になります。電気コードにはカバーを付けるなど配慮しましょう。
暖房器具に注意する
暖房器具にも注意が必要です。ストーブで猫がやけどをしないように、ペットガードなどを使いましょう。留守中は猫がイタズラして火災につながることもありますので、つけっぱなしは避けましょう。
ホットカーペットやこたつなども、猫が低温やけどを起こすことがありますので注意がしましょう。ペットヒーターなどを使うと安心ですね。
お風呂の水は必ず抜く
お風呂の水は必ず抜いておきましょう。飼い主の留守中に猫がお風呂場に侵入して、水の中に落ちてしまいます。
トイレも必ずフタを閉める
トイレも必ずフタして、扉はしっかり締めておきましょう。うっかり閉じ込めてしまうことのないように注意しましょう。
猫は狭いところに入り込む習性があります。押し入れや引き出し、洗濯機の中などに入ったはいいものの、時々出られなくなってしまうこともあります。
一人暮らしで出張や旅行の時はどうする?
一人暮らしで猫を飼っていると、旅行や出張など、どうしても家を空けなければいけない時は、どうすればいいのでしょうか?
その場合の選択肢を2つ紹介します。
家族や友人にお願いする
猫のエサや水の交換、トイレの掃除などを信用できる家族や友人に頼んでおきましょう。猫は知らない場所に突然連れて行かれるよりは、おうちでお留守番していた方がストレスがかかりません。
ペットホテルやペットシッターを利用する
どうしても頼れる人がいない場合や、長期間留守にする場合はペットホテルやペットシッターを利用しましょう。この場合は必要なワクチン接種や、トイレのしつけができていることが前提となります。
猫は環境の変化をとてもストレスに感じるので、ペットホテルに連れていくのが難しい場合は自宅に来てくれるペットシッターが便利です。どちらの場合も、大切な愛猫を他人に預けることになるので、信頼できる業者を探すことが大切です。
一人暮らしで猫を迎える心構え
生き物を飼うときに大切なことは「何があっても最後まで面倒を見る!」という覚悟がもてるかどうかです。
最初は小さな子猫だったとしても、次第に大きくなります。それに伴い、エサ代も増えていきます。猫によっては大きなけがや、病気になることもあります。そうなれば治療代も非常に高額になってしまいます。
また、結婚や転勤などライフスタイルの変化で、どうしても飼えなくなることもあるかもしれません。何が何でも最後まで面倒を見ることが重要ですが、どうしても手放さざるを得ない時は責任を持って、次の里親を探しましょう。
まとめ
そこで今回は一人暮らしで猫を飼う準備や、注意点と心構えを紹介しました。猫に限らずペットは、飼い主を選べません。
ペットもかけがえのない命であることを忘れずに、どうすれば仲良く快適に暮らしていけるのかを考えて判断して下さいね。覚悟を決めて、猫を迎えればきっと幸せな毎日を送れますよ。
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