犬がかかりやすい病気は?犬の症状や犬の病気を見極めるチェック方法を紹介
昨日まで元気だった愛犬が「突然元気がない…」「嘔吐した…」「下痢した」など、体調を崩して、慌てることもありますよね?そこで今回は犬がかかりやすい病気や、日頃から気を付けたい健康管理について紹介します。
犬がかかりやすい病気は?
犬がかかりやすい病気としてよくあげられるのが「外耳炎」と「皮膚炎」です。
耳から嫌なニオイがする「外耳炎」
外耳炎は耳から嫌なニオイがしたり、ただれができる病気です。原因は様々ですが細菌やダニ、ばい菌やアレルギーなどによって引き起こされます。
特にゴールデン・レトリーバーなど耳が垂れている犬種や、フレンチブルドッグといった皮膚が弱い犬種、トイプードルのように耳に毛が生えている犬種にかかりやすいです。耳には直接掻きにくいので、首を掻くしぐさが多くなると要注意です。
痒みや赤み、湿疹などの症状がでる「皮膚炎」
>体の毛が薄い、かゆみや赤み、湿疹がある、一部の毛が抜けている、一部分を集中的に掻いているなど、異常がある場合は動物病院に行きましょう。
日々のブラッシングやシャンプーしていても虫刺され、アトピー、アレルギーなどの理由から皮膚炎を引き起こすこともあります。自宅でシャンプーしている場合は、シャンプー剤が流しきれていなかったり、乾かし方が足りないなどが原因で皮膚炎になることもあります。
生後1年未満の子犬が注意すべき病気
生後1年もたたない子犬は、「下痢」と「嘔吐」に注意しましょう。免疫力も体力も高くないためウイルスに感染したり、寄生虫が原因で下痢を引き起こすことがあります。
また、新しい環境になかなか馴染めず、ストレスから下痢や嘔吐することもあります。迎える前に、近所の獣医さんを調べておき、すぐに連れていってあげられるようにしましょう。可愛くて構いたい気持ちもわかりますが、ブリーダーやペットショップから迎えたばかりの子は、新しい環境に慣れるまでゆっくり休ませてあげることも大切です。
犬の病気にかかる治療費はどれくらい?
動物病院にかかると、もちろん費用が必要です。今は「ペット保険」というものもあり、選ぶ保険会社やプランによって自己負担額が違います。上限回数や金額があるタイプや、無制限のタイプでは年間の保険料が異なり、人間の保険と同じで保障内容が充実しているものほど年間の保険料が高くなります。
保険をかけていないと治療費が全額自己負担になるので「わが子が病気になったら一体いくらかかるんだろう…」と心配になりますよね。病気の進行具合と治療内容によって、かかる治療費は大きく変わるので一概には言えません。参考として、日本で多く買われている種別がかかりやすい病気や、その時にかかる治療費や治療期間を紹介します。
おすすめの犬の保険については下記の記事で詳しく紹介しています。
大型犬の治療費目安
ゴールデンレトリバーなど、特に耳が垂れている大型犬はかゆみを取ろうと頭を振りすぎるあまりに、耳血腫を患ってしまうケースが多いとされています。耳血腫とは、耳の毛細血管が切れて耳のひらひらの部分(耳介)に血や漿液がたまり、異様に腫れたり垂れ下ったりする状態のことです。
治療法としては注射で血抜きをする方法と、手術で異常がある部分を切除する方法の2つです。注射は1,000~5,000円、手術は50,000~70,000円くらいかかります。
小型犬の治療費目安
チワワなど人気の小型犬は7歳以上になると心疾患、特に僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすくなります。僧帽弁閉鎖不全症とは、年を取るにつれて心臓の中の弁が閉じにくくなり血液が逆流してしまう病気で、命にかかわります。
早期発見すれば期間や費用もかからずにすみますが、進行具合によって治療法や費用も違ってくるので断定はできません。
ミニチュアダックスフンドの治療費目安
椎間板ヘルニアは人間にとって悩ましい病気ですが、犬にとっても同様です。特に足が短く胴が長いミニチュアダックスフンドは、腰に負担がかかるため椎間板ヘルニアにかかりやすいです。発症すると足を引きずって歩きづらそうにしてたり、抱っこを嫌がったりします。
軽度だと投薬やレーザーで痛みを和らげつつ安静にしますが、重度だと入院で絶対安静にし、酷い場合は外科手術で圧迫している部分を取り除きます。投薬は5,000~数万円、レーザー照射は4,000円、絶対安静入院は15,000円、一週間入院込みの外科手術は20~50万円程度かかります。
シーズー・テリア系の治療費目安
目が大きく毛が長い犬は目に毛が入りやすく、結膜炎、緑内障など目の病気にかかりやすいです。主な治療法は点眼ですが、重症だと外科手術することもあります。
病状が進むと最悪失明する恐れがあるので、早期発見が望ましいです。点眼治療は5,000~10,000円かかります。完治するまで数週間~数ヶ月かかることもあります。
犬の病気を見極めるためのチェック方法
犬がかかる病気は、記事では紹介しきれないほどたくさんあります。大切なペットの病気を早期発見するために、以下のチェックリストの中で当てはまることがあれば、早急に獣医に診察してもらいましょう。
犬の病気を見極めるためのチェックリスト
- 目が見えづらくなっている
- 涙がでている
- 目やにが多い
- 白目が赤い
- 目が濁っている
- 鼻水に血が混じっている
- お腹が膨れている
- 膣から出血や分泌物が異様に出ている
- 乳房にしこりがある
- 運動や興奮をせずとも、口を開けて苦しそうに呼吸している
- 歩き方がおかしい
- 同じところを回っている
- 手足が固まっている
- 頭が傾いている
- 耳が汚れている、ニオイがする
食欲や排泄物のチェックも毎日しましょう。食べない、嘔吐した、下痢した、排泄物の色が違うなど、いつもと違うことがあれば動物病院に連れていきましょう。
愛犬が病気になる前にできる3つのこと
犬の病気について紹介しましたが、大切な愛犬には元気に過ごしてもらいたいものです。そのためにも、犬が病気になる前に私たちができる3つのことを紹介します。
健康診断を受ける
人間と同じで、犬も健康診断を受けられます。動物病院や内容によって値段は変わります。
- 一般身体検査
- 便・尿検査
- 血液検査
- レントゲン検査
- 心電図検査
- その他
各病院で簡易コースや充実コースなど設定されています。わが子の年齢に応じて、どんな検診が必要なのか獣医さんと相談してコースを決めましょう。かかる費用は4,000円~13,000円程度です。
狂犬病予防と混合ワクチンを接種する
犬を飼う方なら当然ご存知のことですが、日本では狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。ワクチンは5種混合または、9種混合から選べます。この2つを毎年必ず接種しましょう。
極まれにワクチンによる副作用を引き起こすことがあります。発熱や食欲の低下から呼吸困難や昏睡状態など様々です。事前の説明をしてくれる獣医を選びましょう。
食事や散歩など生活習慣に気を付ける
何より大事なのが、日頃の食事と運動です。「可愛いから~」「喜ぶから~」と、おやつやフードを与えすぎると肥満になり、様々な病気にかかりやすくなります。栄養が偏らないように食事を管理し、適度な運動(散歩)の習慣をつけましょう。
愛犬に納豆を与える注意点については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は犬がかかりやすい病気や、日頃から気を付けたい健康管理について紹介しました。時代とともにペットの飼い方も変わり、寿命も長くなりました。
それでも私たちより確実に短い命です。「1日でも元気で長生きしてほしい!」と毎日願わずにはいられません。病気の予防と早期発見ができるように責任をもって、健康管理してあげましょう。
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