ペンダントライトの選び方は?ペンダントライトの取り付け方から注意点を解説
ペンダントライトを選ぶ時は、それ以外にも気を付けるべきポイントがあります。そこで今回はペンダントライトの選び方や、ペンダントライトを取り付ける時の注意点を紹介します。
ペンダントライトとは?
一般的にペンダントライトには、ランプの傘(シェード)と電球部分が別構造になっている器具がよく使われます。しかし、ペンダントライトは、いろんな種類の照明があります。
例えば、田舎の実家を思い浮かべてみて下さい。和室には木の格子に和紙を貼ったような、まるで行灯(あんどん)をイメージさせるペンダントライトが付いていますよね?
また、南欧風の思わずワイングラスを傾けたくなるようなダイニングスペースを想像してみて下さい。キャンドルの灯りのような雰囲気のペンダントライトが似合います。
自宅や店舗、それぞれのシーンに似合い、照度も十分に確保されるペンダントライトを選ぶのは楽しいひとときでもあります。それと同時に、ものすご~く悩ましいです。
筆者も家を建てるときに、何度も違う照明器具メーカーのショールームに足を運びました。家族とああでもないこうでもないと言いながらペンダントライトを選びました。これからペンダントライトを選ぶ人に筆者がお伝えしたいことは「デザインだけで選ばないようにして欲しい」です。使用される電球の種類や、消費電力、発熱量まできちんと考えなければ後々後悔します。
ペンダントライトに使われる電球の種類は?
ペンダントライトに使われる2種類の電球の特徴について紹介します。
LEDの電球
ペンダントライトの電球は、LED(発光ダイオード)が主流です。LEDの消費電力は、蛍光灯や白熱球の1/3~1/10ともいわれています。
昔ながらの白熱球や丸形蛍光灯、ハロゲン電球等はあまり使われなくなりました。水銀による健康被害拡大を抑止する目的で、水俣条約が2017年に世界的に発効されたことが大きな要因です。この条約発効により、水銀を使用した製品の取引や、製造が制限されるようになりました。
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蛍光灯や白熱球、ハロゲン電球には粉末状の水銀が封入されているんだ!
現在はこのような電球はほぼ製造されてないんだね!(一部例外あり)
水銀を使用しないLED電球は、出始めの頃に比べて価格も求めやすくなりました。電気屋だけではなく、インテリアショップなどでも販売されています。清潔感がある真っ白い光を放つものから、淡黄色の柔らかい雰囲気を演出するものまで幅広いバリエーションの電球が販売されています。
- リビング、子供部屋、事務所など・・・光の色が白い昼白色又は昼光色の電球
- ダイニング、階段・、飲食店など・・・柔らかい雰囲気の淡黄色
リビングや子供部屋、事務所などによく使われているのは色温度5,000K(ケルビン)~6,500Kの電球です。ダイニングや階段、飲食店などには色温度2,700K~3,500Kの電球がよく使われています。普通のLED電球であれば、ほぼ今まで使っていた器具がそのまま使えます。
蛍光灯
ペンダントライトが蛍光灯の場合は、3つの商品があります。
- ランプをそのまま交換するだけで使えるタイプの製品
- 安定器の配線改造を必要とする製品
- そもそも器具もろとも交換しなければならない製品
ペンダントライトを選ぶ時は、この点に気を付けて下さいね。
ペンダントライトを取り付ける方法
ペンダントライトを取り付ける方法は、2種類あります。いずれの種類も「電気工事士」の資格をもっている人の工事が必要です。専門知識と経験がなければできない工事のため、素人が自分で取り付けできません。
引掛けシーリングに器具をはめ込むタイプ
引掛けシーリング(ローゼット)に、器具の爪を90℃回転させてはめ込みます。一般的には、こちらがよく使われています。
この引掛シーリングを新たに取り付ける場合は、電気工事士による新規ケーブル配線や、引掛シーリングへの配線が必要になります。
レールのようなベースに器具をはめるタイプ
レール状の配線器具は「ライティングダクト」とも呼ばれます。電気的な安全性は勿論のこと、ペンダントライトを吊るしても天井から器具が落下しないように、しっかりと天井の支持材(野縁といいます)に固定しなければなりません。
ペンダントライトを取り付ける時の注意点
ペンダントライトを取り付ける時に、注意して欲しい3つの注意点があります。
- 器具の数
- 大きさ
- 明るさ
明るくしたいという理由で必要以上にペンダントライトをつけても、思った通りに明るくならないという話をよく聞きます。これはペンダントライトの選び方を間違えてしまったことが、原因のケースがほとんどどです。
主流になっているLED電球は、光の直進性が強く思った以上に光が広がらず、場所によっては暗く感じることがあります。広配光タイプの電球や器具を選べば、このような問題を避けられます。必要以上に大きな明るさのペンダントライトを選んでしまうと、明るすぎて眩しかったりします。
筆者も家を新築する時に、照明設備の設置は十分に時間をかけたはずだったのですが、嫁さんの「ダイニングが暗いのはイヤ!もっと明かりをたくさん付けて!」という熱烈なリクエストに応え、壁にライティングダクトでスポット照明(E11・ダイクロイックハロゲンランプ代替LEDランプ)を3つも付けました。
ところが7年間住んでみて、実際にスポット照明を使用したのは両手で数えるほどの回数しかありません。明らかに余計な工事で、この分の工事費を別な項目にまわせばよかったと後悔しています。
LED電球を選ぶ場合は、電球のパッケージに書いてある「白熱球〇〇W相当」という数値をよく確認しましょう。電球をねじ込むソケットの大きさが合うから「電球の種類はどうでもいいやー」と安易に選んでしまうと、期待通りの明るさが得られなかったり、逆に眩しすぎたりします。
まとめ
今回は、ペンダントライトの選び方や、ペンダントライトを取り付ける時の注意点について紹介しました。ペンダントライトの選び方は、使用する電球の光の特性をよく調べることが重要です。
取り付けは、電気工事士の資格をもった業者に依頼しましょう。ペンダントライトを付けることにより、どのような明るさや、雰囲気になるかイメージをわかりやすく説明してくれる業者に依頼すると安心です。今回の記事が、皆様の快適な暮らしのお役に立てば幸いです。
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