ダウンライトをLEDに交換したい!ダウンライトをLEDにする条件
ダウンライトの電球をLEDに交換しようとしても、ダウンライトの器具によっては対応できないものもあります。既存のダウンライトの器具が、LED化できるか見極めることから始めましょう。そこで今回はダウンライトのLED化に必要な知識や、ダウンライトをLEDに交換する条件を紹介します。
ダウンライトをLEDにするメリットとデメリット
LEDは寿命が長いので、電球を度々変える手間が省けます。詳しくメリットとデメリットを知り、導入するか判断しましょう。
ダウンライトをLEDにするメリット
ダウンライトをLED化するメリットは消費電力をいおさえて、光熱費を大幅に削減できます。従来のものと比較すると同じ明るさでも消費電力は半分以下になります。
また、非常に寿命が長いのでランプ交換の手間が省けるのもメリットの1つです。白熱電球の20倍以上、蛍光灯の3倍以上の期間を使用できます。LEDは40000時間以上の寿命があるので、1日に10時間毎日点灯しても約11年持つという計算になります。
トイレや玄関などではさらに点灯時間は少なくてすむので、1日1時間計算だと100年以上交換の必要がないという驚きの長さです。これだけ長持ちすると面倒な電球交換する必要がないので、忙しい時に変えの電球を買いに走る必要もありません。
LEDは紫外線をほとんど含まないことで害虫が寄ってこないことや、点灯の速度が速いなどのメリットがあります。
ダウンライトをLEDにするデメリット
製品が高価ということで導入にかかる初期費用が比較的高くなります。製品代は段階的に下落していきます。
また、熱に弱く高熱になる場所や、熱がこもる場所などの使用には向いていません。
ダウンライトの種類は?
LEDダウンライトには「交換型」と「一体型」の2種類あります。一体型のシェアが多い傾向がありますが、それぞれ特徴について紹します。
交換型の特徴
- 光源の寿命がきたら、新品のものと交換して使える
- 器具の値段は一体型と比較してかなり高価です
- 明かりの色や、広がりなど自分好みに替えたりできる
- センサーや調光などに対応していないものが大部分です
一体型の特徴
- 製品の代金が安く、種類も多いためLEDダウンライトとしては主流です
- 光源の寿命がきたら器具ごとの交換が必要です
- 交換する時は電気工事士の資格保持者による交換工事が必須です
- バランスのいい光に設計されており、明るさが安定している
ダウンライトの交換方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
ダウンライトをLEDに交換する前に確認する事
既存のダウンライトの光源が切れてしまった時は、その器具がLEDランプへの付け替えにおける制約があるのか確認しましょう。制約が無ければLED化は簡単ですが、ある場合はLEDランプの選択を注意しなければなりません。
LEDランプへの付け替えを断念しなければならない場合は、これまで使用していた白熱電球か、電球型蛍光灯を新しいものに付け替えるか、思い切ってLED搭載のダウンライトにしてしまうこともひとつの方法です。電気工事士による工事が必要になりますが、長い目で見るとメンテナンスにかかる手間を大幅に省いて、省エネを実現することで家計に貢献します。
断熱材施工器具を確認する
ダウンライトの器具が断熱材施工器具の場合、LEDランプを装着する時は注意しましょう。住宅の天井には省エネを目的として断熱材を敷き詰めていることが多く、ダウンライトを設置する時も同様です。
天井に埋め込む形状になるダウンライトの直上に断熱材が覆っていると、熱がこもり高温となりますが、その場合にも影響を受けることなく使用できる器具を断熱材施工器具といいます。器具に「S」と表記されたシールが貼ってあるので、すぐに確認できます。熱に弱い一般のLEDランプを断熱材施工器具に使用すると、高熱によって非常に速い段階で故障することになります。
調光、センサー機能付きの器具か確認する
一般のLEDランプは、調光機能、人感センサーなどの機能には対応していないため使用できません。必ず機能に対応した専用のものを装着しましょう。
おしゃれなダウンライトは調光や人感センサーについては下記の記事で詳しく紹介しています。
密閉形の照明器具ではないか確認する
浴室の照明などカバーで密閉するタイプの照明も熱がこもることで、熱に弱い一般のLEDランプでは寿命を縮める原因になります。密閉型照明に対応した専用の電球を使用しましょう。
水がかかる場所ではないか確認する
LEDは内部にある基盤が水分に触れると、故障や発火などの症状が出ることがあります。ランプ自体は完全に密閉された状態ではないため、湿気が多い環境でも水分を取り込んでしまう可能性があります。雨を直に受ける場所や浴室、湿気の多い場所では、事故につながることがあるので使用できません。
ダウンライトを選ぶ時のポイント
LEDが装着できることを確認したら、使用する場所やライフスタイルなどに合わせて適合したものを選びましょう。LED電球(ライト)を選ぶ3つのポイントを紹介します。
LEDの明るさを確認する
LEDの明るさはルーメン(lm)という値で表記されます。値が大きいほど明るくなりますが、メーカー毎に部屋の大きさに合ったルーメン(lm)値が設定されています。
口金サイズを確認する
LEDランプの口金サイズは、大きく分けて「E17口金」と「E26口金」の2種類あります。照明器具の取り付け口金サイズを確認して、サイズが合ったものを装着しましょう。
光の角度を確認する
従来の白熱電球は、光の広がりが大きく全方向を照らすのが特徴です。LEDランプは光の広がる角度が、商品によって変わるため注意が必要です。
従来のものと変わらず全方向に照らすものや、下方向へ決まった角度で照らすものなど用途によって選択して取り付けましょう。広いリビング、キッチンは全方向タイプ、階段や廊下には下方向タイプといった使い分けなど、ライフスタイルや、好みで変化を持たせるのも大きな特徴の1つです。
LED化するのが難しい時は?
ダウンライトのLED化には、たくさんの確認が必要です。簡単そうに思えますが、難しい時もあります。
ダウンライトの限定された機能を持つLEDランプは、当然ながら種類も限定されており、対応されてないものを装着した場合は早い段階で故障してしまいます。費用と時間をかけて新しい商品を付けて、快適な生活空間ができあがったと思っても壊れてしまっては台無しです。
ダウンライトに対応したLEDランプが見あたらない時や、わからない時の対策について紹介します。
- LED化をあきらめて従来の電球を使う
- LEDを搭載したダウンライトに器具ごと交換する
- トイレや玄関など使用頻度が少ない部分のみ器具交換する
LED化をあきらめるか、器具ごと入れ替えをするかという選択になりそうですが、どちらにしてもリスクはなくせます。
まとめ
今回はダウンライトのLED化に必要な知識や、ダウンライトをLEDに交換する条件を紹介しました。ダウンライトをLED化すると光熱費の削減につながり、長寿命なことから長期間にわたって交換する必要がないという大きなメリットがあります。
LED搭載のダウンライトなら選択肢は豊富で、用途やライフスタイルに合ったものを自由に選んで交換ができるメリットがあります。しかし、ダウンライトの器具交換は配線工事が伴うので、電気工事士による工事が必要です。
無資格で工事すると違法や、事故につながることもあります。交換は業者に依頼しましょう。
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