ルーメン(ml)とは?明るさの単位です!「ルーメン」と「ワット」の違いは?
ルーメン(lm)とは、明るさの単位のことです。ルーメンの意味を正しく理解すると、より用途に適した電球を選択できます。そこで今回はルーメンの意味やルーメン以外の明るさの単位、LED電球や照明器具を買う時に重視するポイントを紹介します。
ルーメンとワットの違いは?
自宅の白熱球や蛍光灯の寿命がきた時は、LEDにしようと考えている人が大変多いです。一時期に比べるとLED電球は、随分と購入しやすい価格になってきました。
蛍光灯からLED電球に買い替える時に、多くの人が首をかしげてしまうことがあります。それはLED電球の箱に書かれている「ルーメン」という言葉です。
白熱球には「ワット」としか書かれていなかったので、どう比較すればいいのかわからないと困る人が非常に多いです。そこでルーメンの意味や、ワットの違いについて紹介します。
ルーメン(lm)の意味
ルーメン(lumen)とは光束(こうそく)、つまり光源から放たれる光が束になり、その束の大きさを表す数字のことです。
ルーメン値が大きければ大きいほど、その照明器具の放つ光量が大きいということになります。
ルーメンとワットの違い
昔は電球が切れると「あ、パパ、電気屋さんで40ワットの電球買ってきて!」とよく言っていました。ルーメンとワットの違いは、ルーメンは明るさの単位であることに対して、ワットは電球の明るさを表す単位ではありません。
ワットという単位は「消費電力」の大きさを表すものです。
あなたは、中学校の理科の時間に「ワットの法則」を学んだ記憶はありませんか?
ワットの計算方法は「電流×電圧」です。一般家庭の照明器具の電圧は100ボルトがスタンダードです。ここに電流値0.4A(アンペア)の電球を取り付けると消費電力は100(V)×0.4(A)=40W(ワット)ということになります。
昔の電球はこのワット数が大きければ大きいほど明るいですが、それに伴い消費電力も大きくなり、電気代が余計にかかるという仕組みです。
部屋ごとに必要なルーメン値
ルーメンは明るさの単位、ワットは消費電力の大きさを示すものだということがわかりました。蛍光灯からLEDに買い替える場合は、必要な明るさをしっかり確保できるものを購入するために、部屋の広さごとに推奨されている「ルーメン値」を知っておきましょう。
- 4.5畳…2,200lm~3,200lm
- 6畳…2,700lm~3,700lm
- 8畳…3,300lm~4,300lm
- 10畳…3,900lm~4,900lm
- 12畳…4,500lm~5,500lm
- 14畳…5,100lm~6,100lm
これを目安として、部屋の向き、壁や床の色を考慮してLEDを購入しましょう。高齢者がお住まいの場合は、一般的に必要とされている明るさの一段階上がいいとされています。
ルーメンと合わせて知っておきたい「ルクスとカンデラ」
LED照明器具や電球を選ぶ時に、明るさや省エネ性能を知る上で「ルーメン」「ワット」の他に、「ルクス」「カンデラ」の用語の意味を理解することが重要です。
ルクス(lux)とは?
ルクスとは照明器具によって照らされた場所に、どれだけの光が入っているかを表す数字のことで「照度」ともいいます。
光源となる電球や、照明器具から距離が遠くなればなるほどルクスの値は小さくなります。
カンデラ(cd)とは?
カンデラとは、電球や照明器具などから放たれる光の強さ「光度」を表す数字のことです。電球や照明器具が照らし出す範囲の中で、いちばん明るい場所の数値でカンデラ数を表します。
車検などで車のヘッドライトの明るさを測定する時は、このカンデラ数を測定して規定値以上の明るさなら車検不合格となります。
ルーメンと合わせて知っておきたい「ケルビン数」
LED照明器具や電球を選ぶ時に、ルーメン値や消費電力以外に気にしなければならない数値があります。その数値が「ケルビン(K)」という値です。
ケルビンとは「色温度」の値のことをいいます。色温度が低ければ低いほど光そのものの色が赤っぽくなり、逆に色温度が高ければ高いほど光そのものの色が青みを増していきます。
筆者は車をいじるのが大好きで、ヘッドライトやポジションランプ、フォグランプの電球を自分で社外品に交換しています。(もちろん違法改造にならない車検対応品の範囲で・笑)
最初の頃はケルビン数のことがさっぱりわからず、カーショップの特売品コーナーで、口金が合うという理由だけでフォグランプ用のバルブを購入していました。
闇を切り裂くシャープな青白い光を想像していたのに、いざフォグランプを付けると「あれ?ずいぶんと黄ばんだ光だな~?」と思いフォグランプを覗いてみると、全然電球の光り方が青白くなく黄色がかったぼんやりとした光ではありませんか!
訳が分からずカーショップに「全然明るくないんですけどこれってどういうことなんですかね?」と尋ねると「お客様、買われたバルブは4000Kですよ!青白い光になさりたいのならば、少なくとも5500K以上のバルブにしないと無理ですよ!」と言われてしまいました。このハプニング以降、電球の色選びで間違えることはなくなりました(笑)
話を戻しますが、現在市販されているLED電球や照明器具の色には大きく「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類あります。
電球色
一般的に2500~3000Kの色温度の製品が多いです。リビングのダイニング、トイレ、バスルームなど、温かみを感じさせる黄色っぽい色の色温度です。
因みに一番温かみを感じさせるロウソクの色温度は約2000Kと言われています。
昼白色
一般的に5000Kくらいの色温度の製品が多いようです。オフィスの蛍光灯や学習机のデスクライトなど、清潔感のある白い光が特徴です。
昼光色
昼白色よりさらにケルビン数が高く、6000~6500Kの色温度の製品です。病院やドラッグストア、店舗等、鮮やかな青みがかった白色の光が特徴です。
照明を購入する時は「lm/W」を確認する
「lm/W」とは、光束の強さであるルーメンの大きさを消費電力であるワットで割った数値です。1ワットの電力で、どれだけのルーメン値を出せるのか表す数値のことです。
lm/Wの値が100の照明器具の場合は、100ルーメンの光を放つために1ワットの電力が消費されるということになります。この値が200lm/Wの場合は、1ワットで200ルーメンの光を放つようになります。lm/Wの数値が大きければ大きいほど、より少ない電力消費量で同じ明るさの光を放つことができるということになります。
最近はいろんなメーカーのLED照明器具のコマーシャルでこの「lm/W」の大きさをアピールしています。新たにLED電球や照明器具を購入しようとしている人は、この数値も気にしておくといいでしょう。
照明器具の交換を依頼できる業者
家中の照明器具を思い切ってLEDにしようと思っても、照明器具を取り換えるにも脚立はないし、「いっそのこと業者に依頼してしまおう!」という人が非常に多いです。
業者に依頼する時は、どのような業者に依頼したらいいのでしょうか?
- 町の電気屋
- 大手家電量販店
- 町の便利屋
このような業者にお願いするケースが一般的です。どの業者に依頼しても照明器具を交換する場所や、取り付け方法により機種選定が非常に重要になります。
知識のない業者に依頼すると、器具代が安いからと言ってルーメン値が小さすぎる商品を選択される危険性があります。そうなると「あれ、LEDなのに全然明るくないじゃん!」「なんだよ~、ダイニングテーブルなのに青白くて眩しすぎる~(怒)」ということになります。
経験豊富で信頼できる業者に依頼すれば、このようなことはありません。
業者に依頼するとなると交換する器具数や、設置状況により金額は変わりますが、それなりに高額な工事になるかもしれません。少なくとも3社以上の相見積を取り、場所により機種選定理由や工事内容など、わかりやすく説明してくれる業者に依頼しましょう。
まとめ
今回はルーメンの意味や、ルーメン以外の明るさの単位や、LED電球や照明器具を買う時に重視するポイントを紹介しました。最近主流になっているLED電球や、照明器具を新たに取り付ける場合は、ルーメン値を確認して選びましょう。
「ルクス」「カンデラ」や「ケルビン数」なども、照明器具を選ぶ時に知っていると安心です。
記事内でもお伝えした通り、家中の照明器具を思い切ってLEDに変えたい場合は、業者に依頼するのもひとつの方法です。知識と経験が豊富な業者を選び、必要な明るさをしっかり確保できて快適な生活が送れるように工事してもらいましょう。
地元の照明・シーリング・ダウンライト取付け業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った照明・シーリング・ダウンライト取付けの専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決