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ビルトインコンロの交換・取り付け

ビルトインコンロの交換手順は?ビルトインコンロの交換費用から選ぶポイントを解説

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ビルトインコンロが壊れていなくても、長年使って汚れがたまってきたので買い替えたいという人は多いです。そこで今回はビルトインコンロの費用や交換方法、ビルトインコンロを選ぶポイントを紹介します。

ビルトインコンロとは?

ビルトインコンロとは?
ビルトインコンロとは?

ビルトインコンロとは、キッチンに組み込まれている一体型のコンロのことをいいます。キッチンに組み込まれているため火力の調整や、グリル機能などに優れているのが特徴です。さらに、お手入れがしやすいものも多いです。

賃貸などで見かけるキッチンに置くタイプのコンロは「テーブルコンロ」といい、自分で設置(交換)が可能です。便利なビルトインコンロですが、価格はテーブルコンロよりも高価です。また、ビルトインコンロは自分で設置できず、業者に依頼しなければなりません。ガス管を接続する作業には専門的な資格が必要なためです。

テーブルコンロからビルトインコンロに変更する時には、ビルトインコンロ専用のコンロ台に交換する必要があります。そのためコンロ自体の費用に加えて、その他の費用が発生することを覚えておきましょう。

コンロの寿命は10年程度といわれています。劣化したコンロを使っていると、事故の原因になることもあります。早めに新しいものに交換しておくと安心です。

ビルトインコンロを選ぶ時のポイント

ビルトインコンロを選ぶ時のポイント
ビルトインコンロを選ぶ時のポイント

ビルトインコンロを選ぶ時のポイントは「天板のサイズ」と「天板の材質」です。その他にもグリルの機能、コンロの機能、安全機能など、家庭に合った機能を選ぶと使い勝手もよくなります。キッチンを使う場面を思い浮かべて、ライフスタイルに応じて選びましょう。

天板のサイズ

ビルトインコンロの天板の幅は「60cm」と「75cm」の2種類あります。75cmのものを選べば、大きな鍋を複数置いてもスペースに余裕があります。大きな鍋を2つ以上使って料理することが多いというご家庭にオススメです。

しかし、コンロのスペースを広くすると、その分調理スペースが狭くなってしまいます。家族の人数も少なく、大きな鍋を使って調理することもあまりない場合には、60cmの天板を選ぶといいでしょう。調理スペースに余裕があると、キッチンで料理する時のストレスが減ります。

自宅でビルトインコンロをすでに使っている場合は、現在使っているサイズを確認しておきましょう。同じサイズのものを選べば設置もスムーズです。

天板の材質

ビルトインコンロの天板には、いろいろな種類があります。それぞれの特徴や価格、お手入れのことも考えて選ぶといいでしょう。

ガラストップ

  • お手入れもしやすく人気が高い
  • 現在のビルトインコンロの主流です
  • 耐久性や耐熱性に優れている
  • 重いものを落とした場合に割れやすいという弱点もあり
パロマ PKD-509WS-60GK-LP repla (リプラ) [ビルトインガスコンロ (プロパンガス用・3口・幅60cm・両側強火・ガラストップ
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ガラスコート

  • ガラストップよりもリーズナブルな価格です
  • 表面の塗装が、剥がれると錆びが広がりやすい

ホーロー

  • 耐久性に優れている
  • 長年使うと表面のコーティングが、剥がれる場合がある
  • 錆がひどくなった時は交換を検討する必要がある
ビルトインガスコンロ 工事費込み NORITZ N2G23KSQ1-LP プロパンガス用 2口 45cm グリル付 無水片面焼 ホーロートップ
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ステンレス

  • 価格は高めな分、長く使える
  • 業務用のシンプルなコンロを思い浮かべると分かりやすい
2バーナーガスコンロ、ビルトインガスコンロ、NG/LPGステンレススチールガスコンロ
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フッ素コート

  • お手入れが簡単です
  • 価格も安いです
  • 熱に弱く、硬いものでこするとフッ素が、剥がれやすい

グリル機能

両面が焼ける「両面焼き」と「片面焼き」があります。また、「水が必要なタイプ」と「不要なタイプ」があり、グリルをどの程度使うのかということも踏まえて選ぶといいでしょう。魚焼きグリルのお手入れ方法を紹介している記事も参考にして下さい。

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コンロの機能

温度調節機能やタイマーなどの機能がついた製品なら、忙しい人にも安心です。自分が希望する機能は、何かを考えてみましょう。使いこなせない機能なら、必要はありませんよね。

安全機能

火を消し忘れた時の消化機能や油の温度が一定の温度を超えた時に火を消す機能、チャイルドロックなどコンロの機能もさまざまです。安全機能は優先順位をあげたい人が多いと思いますので、購入前に確認して下さいね。

ビルトインコンロ交換の費用相場は?

ビルトインコンロ交換の費用相場は?
ビルトインコンロ交換の費用相場は?

ビルトインコンロの交換にかかる費用相場は、取り付けるコンロの種類や、現在使っているコンロのタイプによって異なります。

現在ビルトインコンロやIHクッキングヒーターを使っている場合

新しいガスコンロに交換するには、ガスコンロの価格に加えて工事の費用が20,000円程度かかります。ガスコンロから新しいIHクッキングヒーターに交換する場合は、IHクッキングヒーター本体の価格+工事費用は110,000円~となっています。今まで使っていたものと違うサイズのコンロを設置する場合は、さらに追加の工事費用がかかります。

新しくビルトインコンロを設置する場合

今までテーブルコンロを使っていたものをビルトインコンロに変更する場合には、システムキッチンにリフォームする必要があります。リフォーム費用の相場は500,000円~となっており、ビルトインコンロ本体の価格や配管工事などに別途費用が必要です。

キッチンの状況によって費用も変わるため、きちんとした費用については施工会社に見積もりを依頼してみて下さい。

少しでも費用を押さえたい時

天板の種類を見直してみるのもオススメです。天板の種類は価格に大きく影響します。また、インターネットでお得な商品を購入し、取り付けのみ業者に依頼するのもいいでしょう。

ビルトインコンロ交換を依頼する業者の選び方

ビルトインコンロ交換を依頼する業者の選び方
ビルトインコンロ交換を依頼する業者の選び方

ビルトインコンロの取り付けは、専門の業者に依頼しなければなりません。そこでは業者選びのポイントを紹介します。

工事保証を設定している

保証期間があれば、設置してすぐに不具合があっても安心です。保証期間がどのくらいかも比較するポイントになります。

資格保有者が作業してくれる

ビルトインコンロを取り付けるには専門的な知識が必要です。資格保有者が作業してくれるかどうか確認しましょう。作業費用が安いというだけで安易に業者を選ぶと、きちんとした知識のない作業員がきてしまい後々トラブルになる可能性もあります。

費用が明確な業者を選ぶ

ビルトインコンロを交換する時には、複数の費用が必要になります。

  • ビルトインコンロ本体の価格
  • 設置するための工事費用
  • 古いビルトインコンロの回収費用

本体価格が安くても工事費用が高かったり、ビルトインコンロの回収費用が別料金になっていたりする業者もあるので注意が必要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較して選ぶと失敗も少ないです。

また、見積書に「作業一式」としか記載されていない業者はさけて、費用項目を明確にしてくれる業者を選びましょう。

ビルトインコンロを交換する流れ

ビルトインコンロを交換する流れ
ビルトインコンロを交換する流れ

ビルトインコンロの取り付けを業者に依頼した場合、どのような作業の流れになるのか簡単に紹介します。

作業工程

  1. 工事中に汚れや傷がつかないように養生する。
  2. ガスの元栓を閉め、今使っているコンロを取り外す。
  3. コンロを設置する場所をきれいにする。
  4. 新しいコンロの本体を設置する。
  5. 天板を設置する。
  6. 五徳や排気口部分の部品などを取り付ける。
  7. ガス管を接続する。

作業時間の目安は、約1時間程度とスピーディーです。専門的な資格や知識をもって、丁寧に仕事してくれる業者に依頼すれば安心ですね。

筆者は、最近洗濯機の故障を直してもらったのですが、養生してくれて作業内容の説明が丁寧だったので、業者選びの大切さを実感しました。以前、トイレの水のトラブルで来てもらった業者さんに、ちょっと残念な思いをした経験があるので余計に感動しました。

築10年ともなると色々ガタもきますし、我が家のガラストップコンロを取り換える日がきたら、しっかり業者選びをして丁寧な工事してもらいたいです。皆様もぜひ、業者選びで失敗しないように心がけて下さいね。

まとめ

今回はビルトインコンロの費用や交換方法、ビルトインコンロを選ぶポイントを紹介しました。ビルトインコンロはお手入れをしやすいものが多く、キッチンに一体化していて使い勝手もいいですよね。新しいビルトインコンロを選ぶ時には、それぞれのご家庭のキッチンの使い方や料理の内容などを考慮して、ポイントを押さえておくとスムーズです。

自分たちの生活に合ったコンロを選べば、料理するのもより楽しくなることでしょう。今回の記事が、コンロや業者選びの参考になると幸いです。

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電気工事士2種、一級塗装技能士 松浦 隆之介
監修者

電気工事士2種、一級塗装技能士

松浦 隆之介

元請け足場専門会社として誕生し、さまざまな施工現場で技術を取得しました。全工程を自社で一括施工できるように塗装工事を含む事業を展開中です。