鍵の種類と名称は?日本の住宅でよく使われる鍵の種類と特徴を解説します
鍵には色々な種類があり、交換や取り付けが必要な時に「どの鍵を選んだらいいかわからない…」「家に合う鍵がわからない…」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか?そこで今回は鍵の種類や、鍵のメンテナンス方法を紹介します。
鍵を選ぶ時の2つのポイント
鍵にはたくさんの種類があります。いざ選ぼうと思っても、どれを選んだらいいかわからなくなりますよね?
そんな時は2つのポイントを意識して選ぶといいでしょう。
鍵を使う場所に適したものを選ぶ
なんとなく鍵を選ぶのではなく、使う場所に合った鍵を選ぶようにしましょう。
- 玄関
- 勝手口
- お風呂場
- トイレ
一般的にどの場所にどの鍵が使われているかは、この後に紹介しますね。
安全性や防犯性で選ぶ
玄関や勝手口の鍵を選ぶ場合は、安全性、防犯性を重視して選ぶことも大切です。ピッキングされたり、壊されたりしやすい鍵は外から不正侵入される可能性が高くなります。安全性、防犯性を重視して鍵を選ぶことは、危険から家族を守ることと同じです。
鍵の種類によっては多少お高くなりますが、家に出入りできる場所の鍵はこの点も重視した方が安心といえます。
玄関や勝手口に使われるシリンダー錠の種類
一般的な住宅の玄関や、勝手口にはシリンダー錠が使われています。シリンダー錠とは2つの円筒(固定された外筒、回転できる内筒)からなる鍵のことをいいます。シリンダーの鍵穴に鍵を差し込み、回転させることによって施錠、開錠します。
シリンダー錠は大きく分けて5種類あります。
ピンシリンダー錠の特徴
日本の住宅の多くが、ピンシリンダー錠を使用しています。鍵の刻みが、一方向しかないのが特徴です。
現在のピンシリンダー錠はピッキングされにくい仕様のものが多いですが、防犯性は低めです。補助錠と合わせて使用することをオススメします。
ディンプルシリンダー錠の特徴
ピンシリンダー錠よりも複雑化した鍵で、ディンプルキーともいわれています。表面にデコボコしたくぼみがあるのが特徴です。防犯性が高く、比較的新しい住宅に使用されています。ものによっては質が低いものもあるので、できれば大手メーカーのものを使うといいでしょう。
ディンプルキーに交換するメリットと料金相場については下記の記事で詳しく紹介しています。
ディスクシリンダー錠の特徴
タンブラーが穴の開いた皿のような形をしている鍵を、ディスクシリンダー錠といいます。経年劣化で鍵がすり減ったり、ホコリなどの汚れが入ったりしても使い続けることが可能です。
しかし、その場合は鍵に負担がかかるので、劣化や汚れがひどい時は交換するといいでしょう。
ロータリーディスクシリンダー錠の特徴
ロータリーディスクシリンダー錠は、外筒と内筒を貫く部品とタンブラーが別々になっているのが特徴です。スペアキーを作る時は正確にコピーしないと使用ができなくなるほど、防犯性がとても高いです。
マグネットタンブラーシリンダー錠の特徴
マグネットタンブラーシリンダー錠は、鍵の側面にマグネットを埋め込んでおり、タンブラーと鍵表面の磁石が反発することで、内筒が回転するという仕組みの鍵です。
戸建てやマンションなどの住宅はもちろん、スーツケース、バイクのシャッターキー、コインロッカーなどでも使用されています。
鍵を持ち歩く必要がない人気の電子キー
電子キーとは、電子的に施錠したり、開錠する最新の鍵のことをいいます。
暗証番号錠の特徴
暗証番号錠は、暗証番号を入力することで開錠できる鍵です。鍵を持ち歩く必要がないというメリットがあり、最近の住宅で使用されることも多いです。
暗証番号錠は種類が豊富でタッチパネルで操作できるもの、カバーを開けてボタンを押すものボタンを押してからダイヤルを回すものなどがあります。
カード錠の特徴
カード錠はカードタイプの鍵で、形や鍵の仕組みはものによって様々です。カードタイプは携帯ケースや定期入れ、カードケースなどに入れられるので便利だと人気があります。
カードが破損すると使えなくなる場合もあるので、取り扱いには注意が必要です。
生体認証錠の特徴
生体認証錠は顔、指紋、静脈などから個人を特定して開錠する鍵です。防犯性はとても高いですが、他の鍵に比べると高額です。最近のスマートフォンには、指紋認証錠が使われていることも多いです。
リモコンキーの特徴
リモコンキーは車に使われることが多いリモコンキーは、鍵を差し込まなくても施錠、開錠できる鍵です。
電池タイプのものが多いので、定期的に電池交換する必要があります。使用される電池はボタン電池がほとんどなので、100円ショップやホームセンターなどで電池を買って自分で交換できます。
その他の鍵「南京錠」と「小物鍵」の特徴
住宅に使われている鍵にはシリンダー錠や、電子キー以外にもいくつか種類があります。ここでは南京錠や小物鍵について紹介します。
ウォード錠の特徴
ウォード錠は、ウォードと呼ばれる障害が鍵の内部にあり、正規の鍵はその障害に当たらずに回転できるような仕組みになっています。
住宅に使用されることは少ないのですが、カバンやアンティーク製品などで多く使われています。見た目がおしゃれなので、インテリアにこだわる方に人気があります。
レバータンブラー錠の特徴
レバータンブラー錠は、板状のタンブラーを使用している鍵です。テコのように動かすことで開錠、施錠します。古いタイプの鍵ですが、現在も使用されています。
しかし、防犯性に不安があるため、補助錠と合わせて使用することをオススメします。
南京錠の特徴
南京錠はハンドバッグのような形状が特徴です。3cmくらいの小さいものから、10cmくらいの大きいものまであります。
ロッカー、部屋や小屋、ゴミ集積所、施設の入り口などで使われていて、あらゆるシーンで使えるのが魅力です。
クレセント錠の特徴
クレセント錠は、窓などの室内側に取り付けられている鍵のことをいいます。防犯性は考慮されておらず、形状も性能もシンプルなものが多いです。
防犯性を高めるためには、ホームセンターなどで販売されているクレセント錠用の補助錠と一緒に使うといいでしょう。
鍵はメンテナンスや修理も大切です
鍵は経年劣化するものなので、永遠に同じものを使い続けることはできません。壊れて修理が必要になった時や、家族の人数などが変わった時などは、鍵のメンテナンスや交換をオススメします。そうすることで家の防犯につながります。
より防犯性を高めるためには一つの鍵だけに頼らず、複数の鍵を付けることも推奨されています。侵入するまでに5分の時間がかかれば、空き巣も侵入することを諦めるというデータもあります。他の種類の鍵と組み合わせて使うのもいいでしょう。
まとめ
今回は鍵の種類や特徴、鍵のメンテナンス方法について紹介しました。鍵の種類を選んだり、自分で鍵を交換するのが難しかったりする時もありますよね。鍵は家の防犯対策に関わる部分なので、業者に相談してみましょう。
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