室内アンテナを買う前に確認する事から室内アンテナを選ぶ3つのポイントをまとめて紹介

室内アンテナを設置する3つのメリット

アンテナ端子がない室内でテレビを見る時に、手軽に安価に使用できる電波受信機器が「室内アンテナ」です。昔のVHF・UHF波のアナログ放送時代は、なんだか針金のオブジェみたいな変な形をした室内アンテナをテレビの上に置いていたものです。
2003年に地上デジタル放送が開始されてからは、スタイリッシュで電波の感度も強い製品が数多く市販されるようになりました。
費用が安い
家電量販店やインターネットショッピングで、3,000円程度で地上波デジタル対応の室内アンテナを購入できます。本格的なアンテナを設置する場合と比べ、約1/10の費用で押さえられます。
設置が簡単にできる
専門知識や技術がなくても、製品に付属している取扱説明書通りに取り付けるだけで完了します。設置自体は5分で終了します。
アンテナ配線が不要
建物に新たにアンテナ端子を設けるとなると天井裏や、お風呂場の点検口裏などにあるテレビアンテナの分配器から、新たに配線を端子の設置箇所まで通線しなければなりません。しかし、室内アンテナならそのような工事は不要です。
室内アンテナを設置する3つのデメリット

室内アンテナにもデメリットがあるので紹介します。
電波を受信できない場合がある
室内ならどこでも地上デジタル波を受信できるわけではありません。室内の真ん中になると電波が弱くなり受信できなかったり、隣に建物があるだけで電波を受信できないケースもよくあります。
建物の構造によっては電波を受信しない
RC(鉄筋コンクリート)造のように、躯体が電波の遮蔽性が高い素材でできている場合は、電波を受信しにくいです。木造の建物でも外張り断熱や、遮熱シートを外壁側に貼っている場合は電波をシャットアウトしてしまう素材もありテレビが見れなくなります。
ノイズを拾いやすい
室内アンテナは建物内外で強い電波を発する機器が作動したり、強い電流を感知すると画面にちらつきが発生したり、雑音が入ったりします。
筆者が一人暮らしをしていた時、1Kのアパートでテレビアンテナの配線がない部屋でした。アパートのすぐ横に私鉄の線路があり、空港行の特急が通るたびにザザザ~ッとテレビの画面にノイズが入り、非常に不快な思いを経験しました(泣)
室内アンテナを買う前に確認する2つの事

アンテナ配線がない部屋でテレビを見るのに便利なのが室内アンテナです。しかし、室内アンテナを買ってしまってから、テレビが映らないことがわかる失敗はよくある話です。それほど高価な買い物ではないにしても、やはり室内アンテナが使えなければ捨てガネになってしまうことには違いありません。
そこで室内アンテナを設置する前に、室内環境を確認しておきましょう。
窓際に室内アンテナを設置できるか確認する
地デジの電波を拾いやすいのは、やはり窓際です。窓際に室内アンテナを置けるかどうか確認しましょう。合わせてテレビとアンテナを結ぶケーブルの長さが十分あるか確認しましょう。
窓ガラスに網が入っていないか確認する
防火地域の住宅や市街地内の店舗、事務所の窓ガラスには火災時のガラス片飛散防止のために網が入っているものがあります。網が入っていると電波を遮断することがあります。電波の強さを調べる方法は携帯電話や、スマートフォンで「ワンセグ」が受信できるかどうかで確認できます。
室内アンテナを選ぶ3つのポイント

室内アンテナと検索すると、2,000円以下~10,000円以上するものまで、実に様々な種類の製品がヒットします。数多くの製品の中からどの室内アンテナを選べばいいか3つのポイントを紹介します。
素子数
素子数とは、その製品にどれだけの電極が内蔵されているかを示す数値です。素子数が多いほど電波が弱くても、地上デジタル放送の電波を受信する感度が強いと言えます。
素子数の数値は、通常の室内アンテナだと4~8のものが一般的です。電波が強い場所であれば、素子数は4~8あれば十分であると言われています。それより少し電波が弱い地域だと素子数が14~20、更に電波が弱い地域だと21以上の素子数が必要になります。
製品の素子数は製品のパッケージの裏や取扱説明書、仕様書などに記載されているので確認してみましょう。買う前に調べたい場合は、メーカーのホームページなどで仕様書を確認できる場合もあります。
動作利得
動作利得とは、アンテナの感度を示す数値です。この動作利得の数値が高い方が、地上デジタルの電波を受信する力が強くなります。
室内アンテナの動作利得は、電波が強い地域で快適にテレビを視聴できる0.5~5.0dB(デシベル)の数値のものが一般的です。電波の弱い地域では7.0dB以上の動作利得をもった製品でないとテレビが写りません。
ブースター内蔵
ブースターとは、電圧の増幅器のことです。たとえ電波が少々弱くても電波を増幅することで、テレビを写せるレベルにしてくれます。しかし、地上デジタル波だけではなく、拾ったノイズも一緒に増幅されてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、ブースター内蔵の場合は電源を別途取らなければならない製品もあるため、その辺も考慮しましょう。
室内アンテナの不明点は業者に相談しよう
今回は室内アンテナを設置するメリットとデメリット、室内アンテナを選ぶポイントを紹介しました。室内アンテナは誰でも簡単に設置できる反面、事前に電波を拾うか調査しなければ、無駄な買い物になってしまいます。
この記事を参考に、ぜひ自宅の環境を確認して購入のメリットがあるかどうか、よく検討してみて下さい。皆様のお困りごと解決のお役に立てば幸いです。
まとめ
- 室内アンテナの設置は、メリットとデメリットを理解して検討しよう
- 室内アンテナを買う前に置くスペースの確認、窓ガラスに網が入っていないか確認しよう
- 室内アンテナを選ぶポイントは、素子数、動作利得、ブースター内臓の3点がポイント
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