故障や引っ越しなどで新しいエアコンを購入するなら、失敗したくありませんよね。そこで今回はおすすめのエアコンや、選ぶ際に知っておきたい便利なエアコン機能について紹介します。
エアコンを選ぶ時に確認する3つのポイント

適応畳数を確認する
エアコンの選び方で重要なのは、部屋の広さに合った畳数かどうか確認することです。エアコンの適応畳数は「〇畳~〇畳」と表記されることが多く、左側の数値は木造住宅での適応畳数、右側の数値は鉄筋住宅での適応畳数を示しています。
たとえば「6畳~9畳」と表記されている場合、木造住宅なら6畳、鉄筋住宅なら9畳が適応畳数ということです。快適に使いたいなら、実際の部屋の面積よりもやや広い適応畳数のものを選ぶのがおすすめです。
日当たりがよく室内温度が高くなる部屋や、大きな窓ガラスがある部屋は、実面積プラス2畳程度を選ぶといいでしょう。少し大きいサイズにすることで、温度が高くなりやすい環境でもエアコンの効きがよくなります。
キッチンのある部屋は、ガスコンロやオーブンの影響でより室内温度が高くなりやすいため、実面積プラス3~4畳程度を目安にするのがおすすめです。逆に部屋の広さに合っていない小さいエアコンを選ぶと、適温になりにくく効率が悪くなります。電気代にも影響するため、部屋のサイズや環境、設置場所に合ったエアコンを選びましょう。
冷暖房能力を確認する
部屋の大きさに合わせて、エアコンの冷暖房能力を選ぶことも大切です。能力はkWで表記され、数値の差があればあるほど出力範囲の大きいエアコンになります。最低数値が低いものは細かい温度調節が効き、最高数値が高ければスピーディーに部屋を涼しく(暖かく)することが可能です。
リビング用のエアコンはキッチンが近いこともあり、料理の熱や人がたくさん出入りすることで冷房が効きにくいこともあります。そのためリビングに設置するエアコンは、やや能力値が高いものを選ぶことも1つの方法です。たとえば10畳のリビングで標準能力値が2.8kWになっている場合、3.0kW以上を選べばより素早く温度調節ができるでしょう。
省エネ性能を確認する
エアコンを頻繁に使う人は省エネ性能を確認しておきましょう。ランニングコストを下げたい場合は、国が設定している省エネ基準達成率を参考にしましょう。達成率は星5段階で評価されており、数値が大きいほど省エネ性能が高いエアコンです。
省エネ性能の高いエアコンを使うことで、1シーズンの電気代を10,000円以上節約できることもあります。
おすすめのエアコン機能を知ってから購入しよう

自動掃除機能
自動掃除機能はフィルター汚れを自動掃除する機能で、省エネにも役立ちます。壊れた時の修理費用は高いですが、メンテナンスは楽です。
空気清浄機能
空気を清浄にする機能は、花粉やハウスダスト対策、ウイルス除去などに役立ちます。子どもやペットのいる家庭におすすめの機能です。エアコンとは別に空気清浄機を置く必要もありません。
イオン機能
イオン機能は空気中の汚れやカビをおさえて、臭いを除去するものです。タバコの臭いやウイルス対策にもおすすめです。なかにはエアコン内部にイオンを送ることで、エアコン自体にカビが発生するのを抑制できるものもあります。
センサー機能
センサー機能は人の位置を検知し、冷暖房を自動でコントロールする便利な機能です。センサーが探知した情報をAIが処理してより効率的に運転したり、気象予報と連動して気流制御できたりするモデルもあります。
スマホ連動機能
スマホ連動機能がついているエアコンは、スマホの専用アプリを使って運転入切の遠隔操作が可能です。スマホの遠隔操作だけでなく、GoogleアシスタントやAlexaなどと連動できるエアコンも販売されています。話しかけるだけで操作ができる画期的な次世代型エアコンです。
寒冷地仕様タイプ
寒い地域でおすすめなのが寒冷地仕様のモデルです。暖房能力がパワフルになるよう設計されており、一般的なエアコンよりも高い暖房効果が期待できます。
エアコンを購入する前に確認する3つのこと

エアコン取り付け工事の費用相場については下記の記事で詳しく紹介しています。
コンセントの種類を確認する
エアコンを購入する前にエアコン専用のコンセントがあるか確認しましょう。普通のコンセントだと発火することもあるので、エアコン専用ではないコンセントは安易に使用しないよう注意が必要です。
エアコンのコンセントは4種類の形があり、100V対応か200V対応かで決まります。100Vのコンセントしかない場合は、コンセント切り替え工事をすると200Vのエアコンを設置できます。
アンペアを確認する
自宅の契約アンペア容量が30A以上かどうかも要確認です。エアコンは電力使用容量が多いため、アンペア容量が30A以上ないと余裕を持って使えません。20A以下の場合は、すぐにブレーカーが落ちてしまうこともあります。
アンペア容量の確認方法はいくつかありますが、電力会社から届く検針票を見るのがもっとも簡単な方法です。
設置スペースを確認する
エアコンを設置するためには、左右または天井510cm以上のスペースが必要になります。正面は25cm以上のスペースを確保しないと故障の原因になることもあるため、十分な空間を確保したいところです。
この他エアコンと室外機をつなぐ配管穴が必要となるので、チェックしておきましょう。まとめると以下のとおりです。
- 室外機を置く場所や、配管穴はあるか?
- エアコン専用のコンセントはあるか?
- 自宅に十分な設置スペースはあるか?
- 自宅の契約アンペア容量は30A以上あるか?
エアコン取り付けは地元の業者がおすすめ
エアコン機能や部屋の広さを確認して選びましょう。インターネットでもエアコンが購入できるため、あとは業者に設置依頼できます。
エアコンが取り付け困難な箇所での設置や、夜間対応してくれる業者もいるのでエアコン設置は業者に依頼するのがおすすめです。

