【エアコンが離れている】エアコンと離れた室外機の設置について知ろう!

夏場の暑さが毎年厳しさを増して、エアコンのない生活は考えられなくなってしまいましたね。
今までエアコンをつけていなかった部屋にも、設置を考える人も多いのではないでしょうか?
しかし、室外機の設置場所について問題がでることがあります。
室外機を置く場所の状況や、高層マンション等により、室外機が遠くなってしまう事があります。
そこで今回は、エアコンを取り付ける時に、室外機をどれくらい離れた場所に設置できるかについて紹介します。
【エアコンが離れている】室外機を設置する4つの条件

エアコンを取り付ける時に、必ず一緒に設置する室外機ですが、どこに設置するのが最適なのでしょうか?
室外を設置する最適な設置場所の4つの条件を紹介します。
- 水平に室外機を設置できる場所
- 雨天時でも雨ざらしになりにくく、直射日光が当たらない場所
- 風通しがいい場所
- できれば室外機と室内機との距離が近い
これが、室外機を設置する場所の最適な条件です。
室外機と室内機との距離が遠いと、エアコン自体の性能に影響を受けます。
設置場所が悪いとエアコンの機能効果が悪くなることがあり、騒音などの問題も起こります。
【エアコンが離れている】エアコン本体と室外機の理想的な距離

エアコンの電力効率を最適にするには、室内機と室外機は近くに設置しなければなりません。
設置工事の標準の設備では、4m~5m程度がいいとされています。
それはエアコンを冷房運転する時に、冷風を室外機で作って配管を通って部屋の中に送り込むようになってます。
エアコンは室内機から冷風を送り込む構造のため、配管が長くなると送られる冷気が、温まってしまうからです。
そのため室外機と室内機との距離があると、設定温度までに下げるのに、電力をかなり使用してしまいます。
エアコンの効率をよくするためには、室外機と室内機との距離は近い方がいいです。
しかし、どうしても室外機を離して設置するしかない場合は、エアコンの機種によっても距離は変わりますが、一般で使用される家庭用のエアコンであれば15m~20m程度までは可能です。
ビルで設置している業務用のエアコンは、100mを越える距離を離して室外機を設置することも可能です。
【エアコンが離れている】室外機を離して設置した場合の影響

室外機と室内機とは、距離が近い方がいいのですが、どうしても室外機を置く場所がなく離れてしまうということもあります。
その場合、どんな影響があるか気になるところですよね?
室内機と室外機を離して設置した場合の、影響について紹介します。
【エアコンが離れている】フロンガスの追加充填が必要になる!!
エアコンを設置する時に、室外機を10m以上離して設置することも可能ですが、フロンガスの追加充填が必要となります。
エアコンとしての性能は、フロンガスの追加充填すれば、ほぼ変化はありません。
ただ横に伸ばす場合の距離よりも、高低差による方がさらに影響を受けやすくなります。
性能が落ち込むのは、家庭用のエアコンであれば高低差が10mあると1割ほど下がります。
【エアコンが離れている】配管等の傷みがひどくなる!
室外機が離れていると当然ですが、配管が長くなります。
配管はテープで覆われていますが、紫外線などにより劣化します。
当然配管の長さが長くなると、傷みもひどくなります。
そして配管などが劣化し、むき出し状態になるとエアコンとしての効率が下がります。
また、銅管などが腐食することもありますので、距離は長くなりますが配管用化粧カバーは、使用した方がいいでしょう。
【エアコンが離れている】離れた場所にも室外機の置き場がない!

離れた場所にも、なかなか室外機の置き場所がないこともあります。
そうなればエアコンは、もう取り付けられないのではないかと不安になりますよね?
しかし、いい室外機の置き場所がない場合でも、地面に置くという方法以外にも様々な設置方法があるので紹介します。
【エアコンが離れている】室外機の様々な設置方法を知ろう!
室外機を地面に置く以外に「屋根に置いたり」「壁に掛けたり」「天吊り」という方法もあります。
天吊りというのは、ベランダに架台をベランダの天井に取り付けて、そこに室外機を設置するという方法です。
また、現在設定している室外機を二段にして、新しい室外機を置く立ち下ろし方法もあります。
立ち下ろしは、エアコンの室外機を1階の地面に設置し、配管をマンション等の上層階まで伸ばすという方法です。
1階に室外機を置くスペースがあれば、エアコンを使うのが上層階であっても設置できます。
そしかし、それぞれの方法には、メリットやデメリットがあります。
特に問題になるのは、電力効率の低下や、故障のリスクがどうしても出てしまうことです。
【エアコンが離れている】室外機のいらないエアコンもある!
室外機が必要ないエアコンもありますので、どうしても室外機が取り付けられない場合には検討してみるのもいいですね。
それは、窓用エアコンです。取り付けたい部屋の窓を少し開けた状態にし、窓枠にエアコンを乗せて取り付け使用するものです。
窓用エアコンの特徴は、室内機と室外機が一体化しておりエアコンの取り付けや、取り外しなどを業者に依頼しなくても簡単にできるという点です。
しかし、室外機のあるエアコンと比較すると運転音が、部屋の中で聞こえるといった問題があります。
その運転音は、扇風機での強風設定程度です。
設置するためには、窓を開いた幅がおよそ50cm以上は必要です。
また高さが80cm~190cm程度はあった方が適しています。
メーカーによって設定の条件が異なりますので、販売店で確認してください。
【エアコンが離れている】取り付けを依頼する時のポイント

量販店などで、配管がはじめから出来合いで作られているような場合の、標準配管と言われるものがあります。
それは、4mの長さが標準でフレア加工がされているものです。
しかし業者によっては、標準工事でなくても対応してくれるところもあります。
配管が10m前後しかくなっても、3階くらいまでなら地面に室外機を置いても対応してくれます。
その場合は、機種やメーカーによって冷媒ガスを追加しなければなりませんので、追加料金が必要となります。
空調設備業者に見積もりを取ってから依頼することをオススメします。
室外機と室内機との距離は、短い方がいいです。
しかし、冷房で考えた時には設置場所が近くても、室外機に直射日光が当たるような場所では、熱交換の効率の点からよくありません。
たとえ数mでも配管が延びても、日陰の設置場所があるなら室外機を移動させた方が、省エネになっていい場合があります。
自宅の状況を空調の設備業者に見てもらい、相談しアドバイスを参考にして検討してください。
そして見積もりを出してから施工判断してください。
【エアコンが離れている】室外機の設置は業者に相談しよう!
今回は、エアコンを取り付ける時に、室外機をどれくらい離れた場所に設置できるかについて紹介しました。
最近では、住宅事情で室外機を置く場所が離れたり、配管を長くしないといけない建物も多くなっています。
その事情に合わせてメーカー側も対応できる商品を販売しています。
しかし、室外機と室内機の距離が長くなると、エアコンの能力はどうしても低下してしまいます。
室内に合う製品より、やや性能の高い商品の購入を検討する方がいいですね。
そしてエアコンの室外機を取り付ける場合には、距離があってもエアコンの機種や性能、また取り付ける時の配管カバーを確認して性能にできるだけ影響が出ないようにしましょう。
そのために専門業者に相談してから、見積もりを依頼してください。
自宅の状況に合った最適な設置方法を提案してもらえますよ。
まとめ
- エアコン室外機の取り付け場所に最適な条件は4つある
- エアコン本体と室外機の理想的な距離は4m~5m(場合によって15m~20mまでは可能)
- エアコン室外機を離れた場所に設置する時は、フロンガスの追加充填が必要です(配管の長さが必要になる分、傷みやすくなる)
- 離れた場所にもエアコン室外機の設置場所がない場合は、屋根に置く、壁にかける、天吊りなどの方法がある
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