自宅に「G」が出現してしまったら嫌ですよね?発見した1匹だけを駆除しても完璧ではありません。ゴキブリの卵や糞が残っていると、また増えて人の身体に病的被害を与える可能性もあります。ゴキブリはクモやハチのように形がある巣をゴキブリは作りません。集団生活する場所こそが「ゴキブリの巣」といえます。
ゴキブリの卵や糞があるとどうなる?
ゴキブリの卵や糞があるとダメな理由は人に影響があるからです。
孵化してゴキブリが増える
ゴキブリの卵があることによって夏には繁殖を開始します。駆除しきれないとどんどんと増えていきます。
フェロモンによってゴキブリが集まる
ゴキブリがフェロモンを出すと、そのフェロモンにひきつけられて仲間のゴキブリがたくさん寄ってきます。
アレルギーになる
ゴキブリの糞を吸ってしまうと喘息になってしまったり、その他のアレルギーになってしまうことがあります。
糞(ふん)はとても臭い
ゴキブリの糞はとても臭く、どんどんと溜まっていくと悪臭が漂ってくるようになります。
病気を発症する
ゴキブリの糞には菌がたくさん含まれています。その菌を摂取してしまうと病気を発症するおそれがあります。
このようにゴキブリの卵や糞があることによってゴキブリが増えたり、人体に悪影響を及ぼしてしまいます。アレルギーやその他の病気の発症など通常ならかからない病気にもかかってしまいます。ゴキブリの糞や卵を見つけたら、そのままにせず全て取り除きましょう。
ゴキブリは世界には3500種類もいる
ゴキブリの種類は意外に多く、世界に約3500種類も存在するといわれています。日本国内でも52種類ものゴキブリが生息しています。
これらすべての種類のゴキブリが家の中に入り住みつくわけではなく、一部の種類が家の中に入ってきて住みついてしまいます。とはいえ日本は亜寒帯から亜熱帯まで様々な気候風土を持った国なので、南に行くほどその種類も増えます。
また、近年では輸入の荷物に紛れたり、ペットとして輸入されたゴキブリが逃げ出し繁殖してしまうなど外来種の話も耳にします。
ゴキブリには巣がない!?
ゴキブリは巣をつくって、そこから出てきていると思っていませんか?
ゴキブリを何匹か見たらゴキブリの巣があると思う人が多いですが、結論からいうとゴキブリに巣はありません。ゴキブリはクモやアリのように形おある巣はなく、集団生活する場所が「ゴキブリの巣」になります。
ゴキブリの巣の構造は、1匹のゴキブリが糞したとします。ゴキブリの糞にはフェロモンが含まれているので、他のゴキブリがその糞に誘われて集まってきます。そのためゴキブリの糞がある所にゴキブリは集ってきますので、そこが巣といえば巣ともいえますね。想像しただけでゾッとしますね…笑
ゴキブリの天敵になる3種類の生き物
野生で生きているゴキブリの場合は、自然界のさまざまな天敵から身を守り成長しなければなりません。ゴキブリの天敵は「哺乳類」「爬虫類」「鳥類」「魚類」「両生類」「節足動物」など数多くいます。時には同種からも逃げなければならない場合もあるようです。
アシダカグモ
ゴキブリの天敵なのが、アシダカグモという蜘蛛です。アシダカグモの体長は10cm程度の大きさで、ゴキブリの素早い動きに対しても俊敏な動きで捕獲します。アシダカグモは見た目は怖いですが、人間を噛むという事例などはありません。アシダカグモが家の中にいれば、家中のゴキブリを捕食してくれるのでゴキブリが自然に居なくなります。アシダカグモが家の中にいるという事は、ゴキブリが家の中にいるということです。
アシダカグモの消化液は腸チフスの原因菌をも殺菌するといわれています。そのような作用があるだけでなく、蜘蛛は手足をキレイにする清潔な生き物です。家の中で見つけても退治せずに放置しておくとゴキブリを捕食してくれます。沖縄などの南方ではアシダカグモを好むハブが家の中に入ってきますので、アシダカグモをすぐに追い出した方が賢明です。
猫
猫はゴキブリをおもちゃにして遊ぶという習性があります。猫はよくネズミを捕まえるといわれていますが、ゴキブリにとっても天敵です。ゴキブリを見つけると猫はすぐに飛びかかりおもちゃのようにして捕まえて逃がし、また捕まえるという事を繰り返す場合があります。最後には仕留めるのですが、猫のお腹のすき具合で食べるかどうかはわかりません。仕留めたゴキブリを、そのまま片づけず放置する場合もあります。
ムカデ
ムカデの住みやすい環境は、ゴキブリと同じなのでゴキブリとよく遭遇するようです。ムカデはゴキブリを捕食します。しかし、ムカデは毒を持っているので人間にとっても怖い生き物です。家の中に入ってきたらムカデを放置するのは難しいため、早めに退治しましょう。