洗濯機クリーニングしないとカビが生える可能性が高く衛生的とは言えません。洗濯機のイヤな臭いの1番の原因は「カビ」ですが、他にもさまざまな原因があります。生臭いのは雑菌、下水臭いのは排水トラップが臭いのもとです。洗剤と水量も重要なポイントになります。洗濯槽に残る黒カビや臭いが気になるなら、洗濯機の分解洗浄がオススメです。
そのため定期的に洗濯機クリーニングしてキレイに保ちましょう。「なんだかカビ臭い」「洗濯機をクリーニングしたことない…」と感じたら業者に依頼するのがオススメです。料金相場は洗濯機(洗濯槽)1台11,000円~16,000円です。事前に料金の確認や、依頼したい内容が含まれているか確認しましょう。
洗濯槽の裏側にはカビが発生します
洗濯機に黒カビが生えやすいのは、黒カビにとって快適な環境が揃っています。特に洗濯槽の裏側には「溶け残った洗剤」「石けんカス」「服に付着した垢」「泥汚れ」などがこびりつきやすいです。元々湿度が高い場所なので、黒カビが生えやすくなります。お手入れをしないとそのうちに、膜のように固まった黒カビになってしまいます。
洗濯機で洗濯しても「タオルや洋服がカビ臭い…」と感じたことはありませんか?そんな時は洗剤や柔軟剤を増やしていませんか?洗剤や柔軟剤を増やしても逆効果です。かえって黒カビの栄養源を増やして黒カビが増えてしまいます。まずは、黒カビが発生する条件をなくすことが、黒カビ退治の一番の近道です。
自分で洗濯機クリーニングできる洗剤
塩素系漂白剤の特徴と注意点
塩素系漂白剤はドラッグストアなどで購入できます。塩素系漂白剤は非常に強い殺菌効果があり、目に見えない雑菌も分解してくれます。黒カビや汚れの成分を分解してしまうため、洗濯機クリーニングした時に汚れ落ちは目視確認できません。
塩素系は取扱には注意が必要です。塩素系は強力ですが洗濯槽の錆をまねくなどの、副作用が起きることもあります。洗濯機クリーニング後に排水する水は環境への悪影響もあります。
酸素系漂白剤の特徴と注意点
酸素系漂白剤もドラッグストアなどで購入ができます。酸素系漂白剤は強い発泡力で黒カビや汚れを剥がします。汚れを剥がしてくれるので洗濯機クリーニングした時に汚れ落ちを目視確認できます。衣服へのダメージは少ないのですが、殺菌効果は塩素系より劣ってしまいます。クリーニングする時は洗濯槽にお湯をためると効力を発揮します。そのため準備に手間が少しかかります。
最近SNSで話題の「オキシクリーン」も酸素系漂白剤です。
重曹の特徴と注意点
重曹はドラッグストアやスーパーなどで安価に購入できます。赤ちゃんや肌の弱い人向けには、より安全性の高い食用重曹がオススメです。重曹は酸性の汚れを落とすのが得意です。重曹も酸素系漂白剤を使って洗濯機クリーニングした時と同じように、汚れ落ちを目視確認できます。重曹は塩素系や酸素系より洗浄力が劣るため月1回は洗濯機クリーニングすることをオススメします。
塩素系クリーナーで洗濯機クリーニングする方法
- 1.洗濯機(洗濯槽)の中を確認して空にする
- 洗濯槽についているゴミ取りネットなどの備品は、事前に外しまこれは洗濯機クリーニングする時の共通作業です。備品を取り外さずにクリーニングすると剥がれ落ちたカビや汚れなどがこびりついてしまいかえってクリーニングの邪魔になります。
- 2.塩素系漂白剤を洗濯機(洗濯槽)の中に入れる
- 塩素系漂白剤は洗濯機が空(水の入っていない)状態で入れる。そうすると洗剤が跳ね返って目に入ったり、服に飛んで色落ちしてしまうという事を防げます。
- 3.洗濯機(洗濯槽)に水を高水位まで入れる
- 洗濯機の高水位の位置まで水を入れます。塩素系漂白剤を使用する場合は、お湯ではなく水でも効力を発揮してくれるので準備が簡単です。
- 4.洗濯機を1コース回す(標準コース洗い~脱水)
- 「槽洗浄モードまたは、槽洗浄コース」がある場合は「槽洗浄モードまたは槽洗浄コース」を押して「スタート」を押すだけで、洗濯機が止まれば完了。「槽洗浄モードまたは、槽洗浄コース」がある場合は、洗濯物を洗う時と同様に「標準コース洗い」を選択し、「スタート」を押して洗濯機が止まると完了。
自分で洗濯機は分解できるが4点の注意がある
時間と労力がかかる
自分で洗濯機クリーニングする場合は分解、洗浄、組み立てのすべてする必要があります。かなりの時間と労力がかかるのは、念頭に置いておきましょう。
プロの仕上がりに劣る
プロの洗濯機クリーニングするのと自分で掃除するのでは、やはり仕上がりが違います。洗濯機クリーニング専門業者に依頼した場合は、隅々までキレイに掃除してもらえるのが魅力です。
故障のリスクがある
洗濯機の構造は複雑で分解できたとしても元に戻せない可能性も考えられます。一見元通りにできたとしても、いざ運転してみると異音がして正常に動かないこともあります。
故障しても補償されない
自分で洗濯機クリーニングのため分解して故障したら補償はありません。一方、プロに頼んで作業中に洗濯機が壊れてしまった場合は、損害補償制度があるので安心です。