フローリングは皮脂汚れやホコリ、髪の毛などさまざまな原因で汚れています。布団やカーペットの下はカビが生えやすいのは有名ですが、フローリングにもカビは生えます。カビを放っておくと、喘息や鼻炎などのアレルギーの原因になります。エタノールや逆性石鹸を使うことで、フローリングのカビは取り除けます。クリーニングに便利とされている「重曹」を使うのはNGです。
そのため定期的にフローリングクリーニングしてキレイに保ちましょう。「カビが落ちない…」「ワックスをかけたい…」と感じたら業者に依頼するのがオススメです。料金相場は3帖で5,000円~8,000円です。事前に料金の確認や、依頼したい内容が含まれているか確認しましょう。
フローリングが汚れる4つの原因
皮脂汚れや土砂ホコリ
夏は素足でいることが多いので、裸足でぺたぺたとフローリングの上を歩きまわっているうちにフローリングに皮脂がつきます。また、靴下を履いていても靴下には外の土砂ホコリがついています。その土砂汚れがフローリングを汚す原因のひとつとなります。
髪の毛やペットの毛
毎日一定量抜ける人の毛や、ペットの毛もフローリングに落ちています。他にも洋服などの布の繊維くずも、フローリングの上に積もります。
油
キッチンで使う油は油煙となって空気中に舞っており、時間が経つとその油汚れが次第にフローリングに付着していきます。コンロ下に落ちた油ハネも、フローリングの黒ずみの原因となります。
湿度
湿度が高い季節はフローリングにカビが生えることがあります。フローリングを濡れたまま放置しておくと、表面だけでなくフローリングの木材の奥までカビ菌が繁殖してしまいます。
フローリングが黒ずむ5つの原因
足の裏の皮脂汚れ
フローリングの黒ずみの主な原因は、足の裏の皮脂汚れといわれています。素足で毎日動き回ると汚れやすいです。子供やペットがいる家庭は汚れやすいです。
黒カビ
フローリングの上で物を置きっぱなしにしていたり、カーペットやラグを敷きっぱなしにしていると、汗を吸い込んだ布団の湿気が災いしてフローリングにカビが発生することがあります。結露しやすい窓の近くなどは、フローリングが黒ずみカビが生えやすくなります。
雨水や飲み物などの液体
雨水がフローリングにかかった状態を放置したり、床に水やジュースをこぼしても拭かないなどするとフローリングが痛みます。木が腐り黒く変色することもあります。こうなってはクリーニングで黒ずみを落とすのは難しいです。
ワックスの劣化
木でできたフローリングは傷つきやすく汚れやすいです。ワックスをかけることでフローリングの上に薄い膜を作りフローリングを保護できます。また光沢が出るため部屋が明るくなります。しかし、ワックスは時間とともに劣化して、特によく歩く場所は劣化しやすく黒ずんできます。
キッチンは油汚れ
キッチンのフローリングは、油汚れで黒ずむことが多いです。どんなに注意していても料理すると油が飛び散り、料理で飛び散った油をスリッパや足の裏で塗り広げてしまうためリビングのフローリングに持ち込んでしまう場合もあります。
フローリングのカビが生える4つの原因
部屋の湿気が多い
フローリングのカビは湿度75%温度20℃を超えると、活発に繁殖するといわれています。換気しなかったり、洗濯物を室内に干したりすることで部屋の湿気が多くなるとフローリングにカビが生える可能性が高くなります。
直接布団を敷いている
人間は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。その湿気と人の体温によって布団下がカビの繁殖しやすい環境になり、フローリングや布団にカビが生えてしまいます。また、カビは人間の皮脂も栄養分として繁殖するので布団周辺は要注意です。
カーペットを敷いている
カーペットに落ちたホコリや、髪の毛もカビの大好物なので栄養にしてカーペット下のフローリングにカビが生えることもあります。ジュースなどの飲み物をこぼした時は、しっかりと拭いて乾燥させることが大切です。
部屋に植物がある
植物には水をあげますが、その水によって湿気が高い状態になることがあります。特に鉢植えをフローリングに、そのまま置いている場合は要注意です。フローリングと植物との距離が近いことで、フローリングにカビが生えやすい状態になります。
キッチンの油汚れをクリーニングする方法
【道具】
・食器用洗剤
・雑巾(3枚)
- 1.洗剤液を作る
- 水2Lに対して、食器用洗剤を小さじ1~2杯程度を溶かして洗剤液を作る。
- 2.キッチンフローリングの油汚れを拭き取る
- 洗剤液に雑巾を浸して固くしぼり、ベタベタした油汚れを拭き取る。
- 3.水拭きと乾拭きする
- 水拭きで洗剤液を拭き取り、乾拭きで水分を取り除て完了。
フローリングのワックスがけするタイミングと頻度
ワックスがけするタイミング
思い立ったが吉日!早速ワックスを買ってきて実践したいところですが、雨が降っていたら我慢しましょう。フローリングにワックスがけするなら、晴れていてあまり風のない日にしましょう。フローリングにワックスがけした日は乾かすことが大切なため、晴れていてあまり風のない日がオススメです。できるだけ雨や雪が降っている日、湿度の高い日を避けてワックスがけをする方が効率よく作業できます。
ワックスがけする頻度
フローリングにワックスをかける頻度は、半年に1回が目安です。毎日生活していると知らない間にはがれてくるので、適切な頻度で塗り直しが必要です。また、2~3年に一度は剥離剤を使ってワックスをはがしましょう。ワックスをはがさなければいけない理由はワックスがけを数回重ねることでゴミや汚れが入ってしまい、床全体が黒ずんだりくすんだりするためです。