換気扇の油汚れを放置していると油汚れが酸化し、洗剤で軽くこすった程度では落ちない樹脂汚れに変化します。換気扇についた油汚れは「もう取れない…」と諦める前に換気扇を重曹で掃除してみましょう。重曹は油汚れを中和する効果があり油汚れが落ちやすくなります。
レンジフード(換気扇)が汚れる原因と掃除頻度
レンジフード(換気扇)が汚れる原因は油汚れ
料理で加熱した時に白煙のような蒸気が立ち上ります。発生した蒸気の中には、たくさんの油が含まれているために白くなっています。炒め物や揚げ物でも、油が気化したものが部屋の空中に舞います。
料理する時に換気扇をつけるのは臭いや蒸気を部屋の外に吐き出すためです。その蒸気が換気扇のフードやファンに付着して、冷えて油(液体)に戻ります。料理を繰り返すたびに、ギトギトの油汚れが積み重なって汚れてしまいます。
レンジフード(換気扇)の掃除頻度
換気扇の油汚れは固まらないうちに掃除すれば簡単に落ちます。レンジフード(本体のカバー)は1週間に1回、分解掃除は3ヶ月~6ケ月に1回が理想的です。
毎日料理する場合は洗いもののついでにレンジフード周りを拭く習慣をつけると掃除が楽になります。レンジフードの分解掃除も3ヶ月~6ケ月を目安にすると無理のないペースで清潔に保てます。
レンジフード(換気扇)クリーニング業者の料金相場
クリーニング業者に依頼する最大のメリットは、やはり隅々まで徹底的にクリーニングしてもらえることです。手間と時間を考えたら一考の価値があるかもしれません。
・プロペラタイプ…9,000円~12,000円
・レンジフードタイプ…10,000円~15,000円
レンジフード(換気扇)クリーニングする流れと内容
一般的なレンジフード換気扇クリーニングの作業の流れは、以下の6ステップです。
- 1.養生する
- レンジフードや換気扇の下にある物を移動させて、床材や家具が汚れないようビニールで保護する。
- 2.分解し取り外す
- 分解できる部品を全て取り外す。
- 3.部品をつけ置き洗浄する
- 取り外した部品を洗剤につけ置きして洗浄する。
- 4.ブラシ洗浄する
- つけ置きした部品の汚れが浮いてきたら、ブラシで洗浄する。
- 5.内部洗浄する
- 取り外せない換気扇内部の汚れをブラシで落とし拭き上げる。
- 6.分解した物を元に戻す
- 分解した物を元通り組み立てて動作確認する。
自分でレンジフード(キッチン換気扇)クリーニングする方法
【道具】
・重曹(粉末)
・古歯ブラシ
自分でできるエアコンクリーニングの手順は、以下の4ステップです。
- 1.換気扇フィルターを外す
- 整流板のある換気扇の場合は整流板から外す。左右にあるストッパーを押しながら、少し上に押し上げて整流板を手前にゆっくり下ろす。換気扇フィルターを少しずらすと簡単に取り外できる。
- 2.換気扇フィルターに重曹をたっぷり振りかける
- 換気扇フィルターに重曹(粉末)をたっぷり振りかけて2時間程度放置する。2時間程度放置している間に時々フィルターをひっくり返しながら、重曹が油を吸着しきれていない部分には追加で重曹を振りかける。
- 3.古歯ブラシでこすり洗いする
- 古歯ブラシで軽くこすると油を吸った重曹がサラサラと簡単にとれます。油汚れがひどい場合は重曹を振りかけて古歯ブラシでこする。
- 4.ィルターをぬるま湯で洗い流す
- 換気扇フィルターをぬるま湯でキレイに洗い流して、乾燥させてから元の位置に戻して完了。