防草シートの敷き方|初心者でも失敗しないシートの選び方から施工方法を解説

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防草シート 敷き方
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この記事で分かること 防草シートは何年もつ?

シートの素材や厚さ、製法によって変わりますが、一般的な防草シートであれば耐用年数は4年~5年程度です。

防草シートを敷く前に準備することは?

整地が必要です。不要物を取り除いて地面を平らにすることで、シートが傷ついたり害虫の住処になることを防ぎます。また防草シートがめくれてしまうのを防ぐために、固定ピンやU字ピンを用意しておきます。

雑草対策に便利な「防草シート」には種類があります。そこで今回は防草シートの種類から敷き方を紹介します。これで失敗の心配はありません。

防草シートとは?

防草シートとは?
防草シートとは?

自宅の庭や駐車場、ウッドデッキの下などの雑草に悩まされていませんか?
こまめに抜いたり、除草剤を利用したり、さまざまな方法で対策していてもいつの間にか草が伸び放題になっていることもあるでしょう。地面に敷くだけで、雑草の生長を効果的に抑制してくれる「防草シート」について紹介します。

防草シートの役割

防草シートとは雑草が生えるのを防ぎ、草刈りしなくてもいいようにという目的で作られたシートです。遮光性と透水性を持ったシートで、敷くことで日光が雑草に届かなくなり成長を妨げられます。

ご家庭で気軽に使用できるため、雑草対策でお悩みの方に人気があります。防草シートはポリエチレンや、ポリプロピレンなどの素材から作られており「遮光性」「透水性」があります。

日光が雑草に届かないことで光合成ができず生長が止まり、水はけも良いためシートの上に飛来した種が発芽しづらくなるといった効果があります。

水はけが悪いとカビや苔、ジメジメした場所が好きな虫などを寄せ付けてしまうこともありますので、商品を選ぶときは透水性も確認しましょう。

防草シートの耐用年数

防草シートを一度購入すれば、ずっと使えるのではないので耐用年数に応じて交換が必要です。一般的な防草シートであれば耐用年数は4年~5年ほどです。

ニードルパンチ加工がされているものなら8年以上も持ちます。ものによっては13年~15年以上も持つというものもあります。防草シートを使っている環境や、敷き方で寿命は短くなる事もあります。

防草シートの選び方

防草シートの選び方
防草シートの選び方

防草シートの選び方にはいくつかのポイントがあります。以下の点に注目して選ぶといいでしょう。

素材別の種類

防草シートには、さまざまな素材が使用されており、それぞれの特徴や用途によって選び方が異なります。

プラスチック製(ポリエチレン・ポリプロピレン)

耐久性が高く、長期間の使用に向いています。紫外線や雨風に強く、長期間にわたって雑草の成長を防ぎたい場所に適しています。駐車場や歩道など、定期的にメンテナンスができない場所におすすめです。

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ポリエステル製

耐久性はプラスチック製よりやや劣りますが、通気性と透水性に優れています。庭や花壇など、水はけが重要な場所に向いています。水が溜まりにくく、植物の根に良い環境を作りやすいのが特徴です。

不織布

不織布タイプは、繊維を絡み合わせて作られたシートで、織り目がないため、表面が滑らかで均一な構造です。この構造により、比較的軽く、柔らかいのが特徴です。不織布は比較的耐久性が低いですが、短期的な雑草対策には有効です。

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麻製(天然繊維)

環境に優しい素材で自然分解されるため、エコな選択肢として人気があります。ただし、耐久性は低めで、短期間の使用や一時的な雑草対策に適しています。自然の美観を保ちたい場所に最適です。

耐久性と透水性

素材によって耐久性や、透水性が大きく異なります。設置場所や目的に応じて、これらの特性を考慮することが重要です。

耐久性

プラスチック製は特に耐久性が高く、数年から十数年持続します。逆に麻製は数ヶ月から1年程度で分解されるため、短期的な使用に向いています。

透水性

ポリエステル製や麻製は透水性に優れており、土壌の水分管理がしやすいです。プラスチック製は耐久性は高いですが、透水性が低い製品もあるため、排水が重要な場所では注意が必要です。

シートの厚さ

防草シートは厚さによって耐久性や防草効果が異なります。

薄手(0.1mm~0.5mm程度)

軽量で扱いやすく、短期的な使用に適しています。庭や花壇など、頻繁に手入れする場所に向いています。

中厚(0.5mm~1mm程度)

通気性と耐久性のバランスが取れており、一般的な庭や歩道に最適です。耐久性は数年程度で、定期的な交換が必要です。

厚手(1mm以上)

駐車場や重い物が頻繁に動く場所に向いています。耐久性が非常に高く、長期間交換する必要がありませんが、価格も高くなります。

設置場所に適した素材

設置場所によって、最適な防草シートが異なります。ポリエチレン製やポリプロピレン製のシートは一般的に耐久性が高く、長期間使用できるものが多いです。長期的に雑草を防ぎたい場合は、厚手で紫外線に強いシートを選ぶといいでしょう。

庭や花壇

植物が育つ環境を整えるため、通気性と透水性が良いポリエステル製や麻製のシートが適しています。

駐車場や歩道

耐久性が最も重要なため、プラスチック製の厚手シートがおすすめです。重い車両や頻繁な歩行がある場所には、耐久性が高いものを選びましょう。

自然景観を重視した場所

環境への負担を減らしたい場合、麻製のシートが最適です。自然の美観を損なわず、エコフレンドリーな選択です。

防草シートを敷く前の準備

 防草シートを敷く前の準備
防草シートを敷く前の準備

防草シートを長持ちさせるためには、地面の整備が非常に重要です。

地面の整備

雑草や障害物の除去

シートを敷く前に地面に生えている雑草や石、ゴミなどを徹底的に取り除きます。これにより、シートがしっかりと密着し、雑草がシートを突き破るのを防げます。

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敷地の均し方

地面が不均一だと、シートの効果が半減することがあります。スコップやレーキで土を平らにならし、凹凸をなくすことでシートがしっかりと設置でき、雨水も均等に流れます。駐車場や歩道などでは、この工程が非常に重要です。

ドレイン機能の確保

水はけが悪い場所では、排水がスムーズに行われるように地盤を整えます。必要に応じて砂利を敷き、透水性を高めることで、シートの下に水が溜まるのを防ぎます。雨水が自然に流れるよう、軽い傾斜をつけるのも有効です。

必要な道具の準備

防草シートを効率よく設置するために、次の道具を事前に準備しておくとスムーズに作業が進みます。

準備物

  • カッター
  • ハンマー
  • 防草シート
  • 固定ピン(グラウンドステープル)
  • メジャー
  • レーキやスコップ
  • 砂利や砕石

防草シートを敷く方法

防草シートを敷く方法
防草シートを敷く方法

防草シートを敷く手順

  1. 敷く場所の広さを計測し、シートをそれに合わせてカットします。少し余裕を持たせてカットすることで、隙間ができるのを防げます。
  2. 防草シートが風や歩行によってずれないように、しっかりと固定します。
  3. 駐車場や歩道などでは、シートの耐久性を高めるために、上に砂利や砕石を敷くことをおすすめします。
  4. 防草シートがしっかりと設置されているかを確認し完了。

防草シートを固定する際は、シートの端や中間部分に固定ピンやステープルを使い地面に打ち込みます。ピンは50cm~1mごとに打ち込み、端や角、重ねた部分にはしっかりと固定することがポイントです。風の強い地域や大きな面積を敷設する場合、強固に固定する必要があります。シートが緩むと効果が減少するため、ピンを多めに打つことを心がけましょう。

防草シートの上に砂利や砕石を均等に敷くことで、シートが破れにくくなります。また、砂利や砕石がシートを押さえつける役割を果たし、風でシートがずれるのを防ぎます。駐車場や庭の仕上げ材としては、砕石(20~40mm程度)や砂利が一般的です。歩道や庭であれば色付きの砂利など、見た目も考慮した材料を選べます。

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施工はDIY?それとも業者に依頼する?

施工はDIY?それとも業者に依頼する?
施工はDIY?それとも業者に依頼する?

防草シートを利用したいと思っても「DIYでできるの?」「自分ですると、失敗するかもしれない・・・」といった不安もあるでしょう。そこで専門の業者に依頼した方がいいケースを紹介します。

専門業者に依頼した方がいいケース

  • 防草シートを敷きたい範囲が広い
  • 障害物がある
  • DIYの経験が少ない
  • 道具が揃っていない

DIYの経験がない方や、時間がないという方は専門業者への依頼をおすすめします。

防草シートを敷く前には、雑草や石を除去したり、デコボコの土地を平らにしたり、除草剤をまいたり整地作業を丁寧に行うことが重要になります。下準備を丁寧にすることにより、仕上がりが大きく異なってきます。

もし土の中に根が残っているとシートの隙間や織目や、壁とシートの隙間などから雑草が生えてきたり、地面の凸凹を解消しないままシートを張ってしまうと表面にシワができ、砂埃やたまりやすくなったり、破れの原因となってしまいます。

また、複数枚をキレイに敷いたり、はがれないように敷くには防草シート同士を10cm程度重ね合わせて補修テープやピンでしっかりと留めるなどコツも必要になります。除草効果をしっかりと得たいという方は、プロのいる専門業者に依頼することをおすすめします。プロに依頼することで、面倒な除草作業や整地も任せられるだけでなく、高い除草効果が期待できます。そして何よりも、美しい見た目の庭や畑が完成する、という大きなメリットがあります。

不安を感じたらプロへ依頼するのがおすすめ

防草シートは適切なものを選べば、雑草対策の効果が期待できます。雑草対策したい場所、雑草の種類、使い方によって防草シートの種類を選びましょう。

毎日の仕事や家事、育児の合間をぬって庭を整備するのは余程好きでない限りしんどいです。高齢の方や、持病をお持ちの方にとっても大きな負担がかかります。そんな時は業者に防草シートの施工を依頼しましょう。

使用する防草シートの種類をプロならではの知識と豊富な経験から提案してもらえます。施工も丁寧にしてくれるので、見た目もとてもキレイです。

すまいのホットラインで専門業者に依頼できます

出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った防草シート施工の専門業者が多数出店しています。

無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。

すまいのホットラインで防草シート施工を利用した方の口コミ

すまいのホットラインで、実際に防草シート施工サービスを利用した方の口コミを一部紹介します。

利用者の口コミ

5.00
利用サービスは防草シート施工とありますが正しくは庭の草刈りです。今まで別の業者さんにお願いしていたのですが昨年からの値上げの影響もあり見積したら7万を超えてしまうので予算オーバーになってしまい困っていたところこちらの業者さんを見つけて施工していただきました。作業も丁寧にやっていただいたのと植木鉢の中の土の処分に困っていると相談したところ簡単に処分する方法まで教えていただき助かりました。次回もお願いしたいと思います。ありがとうございました。

出典:口コミ|すまいのホットライン

利用者の口コミ

5.00
作業内容が、二転三転する中で臨機応変に対応いただき助かりました

出典:口コミ|すまいのホットライン

利用者の口コミ

5.00
今回、初めて利用させて頂きましたが、本当に感謝です。細かいところまで説明していただき、心遣いもしていただき。本当にありがとうございました。次回もお願いしたいと思います。 お人柄もとても良かったです。

出典:口コミ|すまいのホットライン

すまいのホットライン
ライター

すまいのホットライン

すまい快適マガジン編集部

「ハウスクリーニング」「不用品回収」「リフォーム」まで、すまいに関する「こまった!」「どうしよう!」を解決するために、200ジャンルを超えるお悩み解決コンテンツを発信しています。

庭園管理士 福嶋店長(造園業)
アドバイザー

庭園管理士

福嶋店長(造園業)

造園会社で2年間修行した後に独立。年間施工500件以上の作業実績あり。個人宅、事業所、マンションの植栽管理などに主に携る。

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