雑草対策する前に!草むしりがラクになる4つのコツと草むしりの道具をまとめて紹介
しつこい雑草対策はやみくもに草むしりするより、正しいタイミングで効率よく作業することで楽になります。雑草を生えにくくするために除草剤や、防草シートを使う方法もあります。今回は草むしりするタイミングや注意点や、しつこい雑草の対処方法を紹介します。
草むしりするタイミングはいつ?
春先から悩まされる草むしりですが、雑草は「一年草」か「多年草」の2種類あります。一年草か多年草によって雑草の抜くタイミングが違うので、抜きたい草はどちらかの種類か確認しましょう。
一年草は春先に草むしりする
一年草の雑草は春と秋に発芽するので、春先のメヒシバやブタクサは背丈が低いうちに抜きましょう。まだ芽が出始めた時は雑草の根が強く張っておらず、背丈も低いので簡単に抜けます。芽が出始めたばかりの春先に草むしりしましょう。
秋雑草は秋に発芽し、冬を越してから春や夏に枯れます。オオイヌノフグリやホトケノザなどは秋に発芽した直後に抜くと効果があります。
秋雑草は発芽しある程度成長すると一定期間は枯れたような状態になりますが、地面の下で根は張っています。そして次の年に地下茎や生きている根から、再び芽が出て生い茂ってしまいます。
大きくなって生い茂った状態になると、根がかなり力強く張って抜くのが大変になります。生え始めの早い時期に処理した方が抜くのも楽です。生え始めの秋のうちに芽が小さいので、しっかりと抜くと次の年に楽になります。
多年草は見つけ次第草むしりする
多年草は時期に関係なく発芽して成長し、枯れてしまっても根が残っていればそこからまた成長する厄介な種類です。多年草はオオバコやクローバー、セイヨウタンポポ、ドクダミといった知っている雑草が多いです。このような雑草は見つけ次第、根っこから抜くしかありません。
中には成長しきってしまい中々抜けない雑草もあります。そんな時は雨が降った後に、草むしりしましょう。土が水を吸収し柔らかくなっているので、雑草が抜きやすくなります。
これらの雑草を放置すると元々庭に咲いていた花がしおれてしまい、雑草まみれの庭になってしまうかもしれません。そうならないためにも、雑草がまだ小さいうちに抜きましょう。
草むしりする時の服装は日焼けやシミ対策しよう
草むしりする時は日焼けやシミに注意しましょう。対策として日焼け止めクリームや、虫除けスプレーを使いましょう。日焼け止めクリームや虫除けスプレーは時間が経つと効果が薄れてくるので服装でも対策しましょう。
紫外線から頭を守る帽子をかぶる
熱中症対策としてどの方向でも日差しから守れるように、麦わら帽子のようなつばの広い帽子をかぶりましょう。
風通しのいい長袖や長ズボンを着る
服は半袖でも大丈夫かと思うかもしれませんが雑草にかぶれたり、虫に刺されたりするので、暑い時期に草むしりする時は熱がこもらないように風通しのいい長袖や長ズボンを着ましょう。
ケガしないために手袋を装着する
草むしりは手で直接土や草に触れるので、草や虫に刺されることが一番多い部分です。土に汚れてもいいように手袋を装着しましょう。
虫に刺されないようにスニーカーを履く
サンダルやつっかけで草むしりすると、虫に刺される可能性が高くなります。履きなれたスニーカーや長靴をはいて草むしりしましょう。
草むしりする時の3つの注意点
草むしりする時は、自分の庭とはいえ何が起こるのかわかりません。安全のためにも、しっかり対策を取っていても損はありません。そこで注意点を3つ紹介します。
こまめに水分補給する
熱中症で毎年亡くなる方がいます。汗が流れると水分だけでなく、塩分も一緒にでていきます。喉が渇いたらスポーツドリンクや、飴を口に入れるようにしましょう。近年では脱水症状対策として経口補水液が販売されてますが、自宅にある物でも簡単に作れるので紹介します。
準備物
- 水
- 塩
- 砂糖
- レモン汁
経口補水液の作り方
- 水を1L、塩を3g、砂糖を40g、レモン汁数滴を溶けきるまで混ぜて完成。
腰を痛めないために運動する
草むしりは腰をずっと下ろして抜くので腰に負担がかかります。草むしりする前にスクワットなど腰をストレッチしておくと痛めにくくなります。
ケガした時は早めに処置する
虫や草に刺された時は、雑菌が入らないように水洗いしてから薬を塗りましょう。毒などで傷が酷い場合は救急車を呼びましょう。
草むしりする時にあると便利な5つの道具
草むしりは素手でもできますが、道具を使うとよりスムーズにできます。効果も違いがあるので用途をよく理解し自分の庭に合った道具を使いましょう。
根が深い時はスコップ、シャベル、鍬
根が深く抜けない時はスコップや、シャベルで掘り起こして土を払いましょう。大きい雑草には鍬(くわ)で周りの雑草ごと掘り起こしましょう。
根っこから抜くのが難しいなら鎌で刈る
根っこから抜くのが難しい場合は、鎌で刈りましょう。刈る時は地面から3cm以内を目安に刈ると、成長しにくくなります。
また、石やコンクリートの隙間に生えた雑草は引き抜くのが難しいですが、鎌のような先がとがった物だと狭い場所でも入り込み刈れます。
腰が痛くなる前に椅子で休憩する
高齢の方は特に腰を痛めやすいので、腰を下ろす体勢がきついときは低めの椅子を用意しましょう。腰に負担がかからず草むしりもできます。園芸用も販売していてキャスター付きの椅子だと移動する時にも、腰を上げずにすむので便利です。
草むしりが終わったら雑草を枯らす除草剤
雑草を抜いた後に除草剤をまけば、そこから雑草が出にくくなります。しかし、他の草木や人体の健康に影響が出ないか心配という人もいます。除草剤を購入する時は慎重に選びましょう。
草むしりが終わったら砂利や防草シート
こちらも雑草を抜いたところをまくと日光を遮ったり、水をかけると固まったりするといった効果があり雑草を成長しにくくします。
これらの道具はインターネットやホームセンターで販売されています。草むしりの道具については下記の記事で詳しく紹介しています。
草むしりする時の4つのポイント
庭の雑草を抜いても、外から種子が風で運ばれるので雑草をなくすことは難しいですが、庭をキレイに保つためにも負担は少しでも減らしたいですよね。そこで草むしりをラクにするコツを4つ紹介します。
土を柔らかくしてから草むしりする
雨が降った後や翌日に草むしりすると抜きやすくなりますがく、雨がなかなか降らない時はホースやじょうろなどで水をまき土が乾く前に雑草を抜きましょう。
草むしりは狭い範囲で目立つところから始める
雑草を抜くだけの単純な作業なので、全部をやろうとすると疲労がたまります。そんな時は場所を決めて目立つ場所を優先的にやり抜いた場所を見返えすと、達成感ともっとやりたいという気持ちが出てきます。
お湯をかけて雑草を枯らして草むしりする
熱い湯をかけると数日で雑草は枯れますが根っこまでは枯れないので、根が地面に張る前にお湯をかけるのがオススメです。お湯を沸かすのが面倒な場合は、麺類の湯切りやお風呂の残り湯などを使うと雑草も枯らせられて一石二鳥です。
黒いビニールをかぶせて除草する
黒は光を吸収する効果があり雑草にかぶせると成長しにくくなるので、若い芽を見つけた時にすると効果的です。
雑草の種類別に草むしりする方法
雑草の種類によって草むしりに適した時期が異なるので、それぞれに合わせた時期に草むしりしましょう。
春雑草の草むしりする方法
ブタクサ、メヒシバなどの春雑草は、春に発芽して秋に枯れる雑草です。春雑草の草むしりに適した時期は芽が出始める春です。草丈も小さく根の張りも弱いうちに抜きましょう。
秋雑草の草むしりする方法
ホトケノザ、オオイヌノフグリなどの秋雑草は、秋に発芽して春や夏に枯れる雑草です。冬を越す越年性の種類として知られています。秋雑草の草むしりに適した時期は、少し涼しくなってくる秋です。作業しやすい気候の日を狙って草むしりするといいですね。
多年草の草むしりする方法
多年草は2年以上にわたって生きる性質を持つ植物のことです。クローバー、ドクダミなどが有名です。多年草の草むしりに適した時期はこれといってありません。生える度に抜くことが大切です。根っこが残っているとすぐに成長してしまうので、しっかりと根から抜いて下さい。
雑草に適した時期に草むしりができない時は土を湿らす
仕事や家事が忙しく、どうしても雑草に適した時期に草むしりができない場合もあります。そんな時は土を湿らせてからすることも1つのコツです。乾いた状態で草むしりしようとすると固くて抜きにくいため雨が降った直後やその翌日、そうでなければ事前に水をまいてから草むしりするのがオススメです。
草むしりを効率よく進める3つの方法
草むしりは目立つところから始める
草むしりは淡々とした作業が続くので、モチベーションを保つことがポイントです。そのためには雑草が目立つ場所から始めて、キレイになったことを実感するのが大切です。キレイになった様子を確認して「もっと頑張ろう!」とモチベーションを上げながら草むしりするといいでしょう。
玄関周りや石畳などは、キレイになったことを実感しやすい場所なのでオススメです。
草むしりは根っこから抜く
やみくもに雑草を抜くと根っこが残ってしまいます。そうなるとすぐに雑草が生えて、草むしりの頻度を増やさなければなりません。そうならないためにも雑草は根っこから抜くようにしましょう。上手く抜けない時はクワや鎌などの道具を使いましょう。
草むしりが終わったあとのご褒美を準備する
草むしりが終わった後の楽しみを準備しておくと大変な作業も頑張れます。食べたいケーキを食べる、好きな本を読むなど自分にとってのご褒美を考えておくといいでしょう。
ご褒美に関しては「先取りをする」のもオススメです。甘いスイーツなどを先に食べておいて、その分「草むしりで消費するぞー!」というのも女性には効果的です。いずれにしても、自分の好きなタイミングでご褒美をとってモチベーションを上げましょう。家族と一緒に作業する時は、家族へのご褒美も忘れずに♪
草むしり後に雑草を生えにくくする対策
草むしりを終えたら、雑草を生えにくくする対策しましょう。次回の草むしりまでの期間を長くしたり、今後の草むしりをラクにできます。草むしりのまでの期間を長くする方法を3つ紹介します。
除草剤を使って雑草をはえにくくする方法
除草剤はまくだけで効果があるので、広範囲を対策したい人にオススメです。全ての植物を枯らす非選択性除草剤と、雑草のみを枯らす選択性除草剤があるので自分に合った除草剤を選びましょう。
除草剤はホームセンターやインタネットで購入でき、時間もかからず手軽にできるので忙しい人にもオススメです。除草剤の種類や使い方については下記の記事で詳しく紹介しています。
防草シートを使って雑草をはえにくくする方法
完璧に対策したい人は防草シートがオススメです。今後雑草を生やしたくない場所に敷き、風に飛ばされないように固定するだけで大丈夫です。防草シートは黒いものが多く実際に庭に敷くと目立ちますが、とにかく雑草を生やしたくない人にはいいでしょう。
砂利を使って雑草をはえにくくする方法
雑草を生やしたくない場所に砂利を敷くだけでも効果があります。砂利にも色々な種類があるので、庭の雰囲気に合ったものを選んで下さいね。砂利の隙間から雑草が生えることもありますが、見た目よく雑草対策したい人にはオススメです。
他にも庭の雑草を生えにくくする対策や、芝生に生える雑草対策については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回は草むしりするタイミングや注意点や、しつこい雑草の対処方法を紹介しました。草むしりのコツを試してみても雑草が減らなかったり、忙しくて草むしりができなかったりする時もあると思います。
そんな時は専門業者に依頼するのも1つの方法です。専門業者はその道のプロなので、徹底的に雑草を処理して想像以上に庭をキレイにしてくれるでしょう。仕事や家事、子育てで忙しい人や、高齢者にも嬉しいサービスです。
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