モンステラの植え替えの時期は?植え替えに必要な土や支柱、失敗しない植え替え方法
鮮やかなグリーと葉の形が特徴的なモンステラは人気のある観葉植物です。モンステラはとても大きく育つため「植え替え」が必要です。今回はモンステラの植え替えの時期や方法を紹介します。
モンステラは植え替えが必要?
モンステラに限らず植え替えは、ほとんどの植物に必要な作業です。長年同じ鉢で植物を育てていると、根の生長で鉢内は窮屈な状態になり、土の粒も粉々になってヘドロ状態になり、水はけが悪くなります。
根腐れを防ぐ
モンステラは室内で鉢に植えて育てることがほとんどです。鉢のスペースは限られており、長い間同じ鉢で育てていると成長したモンステラの根がだんだん窮屈になってきます。
植え替えせずにいると窮屈になった鉢の中で根腐れが起きやすくなり、やがて枯れてしまいます。そのためモンステラは植え替え必要です。
土の栄養がなくなる
モンステラの成長とともに土の中の栄養分を吸収します。土も栄養分がなくなると弱ってきます。栄養分の抜けた土の中ではモンステラもしだいに弱るため植え替えします。
モンステラの成長とともに鉢も大きいものに植え替えすることで根を伸ばせて、呼吸しやすくなりまです。土も新しいものに変えて栄養分をたっぷり補給できるようにしてあげましょう。
根詰まり
モンステラの葉が黄色くなってしまったり、元気がない場合は水不足や水のあげすぎも考えられます。
また、根っこが詰まり過ぎて必要な栄養分が十分に取れていない可能性もあります。水やりの時に水が土に浸み込んでいるか、鉢底から根っこが出ていないか確認してみましょう。当てはまる場合は植え替えタイミングです。根詰まりしているサインについては下記の記事で詳しく紹介しています。
植え替えすることにより、モンステラの育ちやすい環境が整います。植え替え作業はモンステラに限らず他の植物にも効果的です。モンステラの育て方や増やし方などは下記の記事で詳しく紹介しています。
モンステラの植え替え時期の見極め方
モンステラの植え替え作業に最適な時期は5月~7月です。この時期はモンステラの生育期にあたり、植え替えするのに向いています。
植え替えはモンステラにとって、ストレスがかかる作業です。生育期にこの作業すれば、モンステラにストレスをかけてしまったとしても回復が早いです。生育期を選んで植え替えすることは、モンステラの植え替えを失敗しないためのポイントの一つです。ストレスをかけないために雨の日は避けて、温かい晴天に植え替えしましょう。
植え替え時期を見極めるサインとして、次の状態が見られるか確認しましょう。
植え替え時期を見極めるサイン
- 鉢の底穴から根が見えている
- 水やりをしても水が染み込みにくくなった
- 鉢とモンステラのバランスが悪い
- 葉の色が悪い
- 気根(※)が伸び、樹形が崩れてきた
- 鉢が倒れる
- 2~3年植え替えしていない
このような状態になっていると鉢の中で根詰まりを起こしているので、植え替え作業しましょう。植え替え頻度は2年に1回程度を目安にするといいでしょう。
※気根(きこん)とは、モンステラの茎の途中からヒモのようなものが垂れてくることがあります。自然界のモンステラはこの気根が地面につくまで伸びて、体全体のバランスをとっています。屋内で育てるなら、それほど大きく育てるわけではないので、見栄えを気にする人は切っても大丈夫です。
モンステラの植え替えに必要な道具
鉢
モンステラを植え替える時の鉢は、今使用している鉢より一回り大きいものを用意しましょう。太い支柱を使用する場合は今使用している鉢より2サイズ大きいものを用意しましょう。
土
ツル性のモンステラは日本のム蒸し暑さにも強いです。植え替えに使用する土は通気性のいい土を選びましょう。市販の観葉植物の土を使えば簡単で、失敗なく植え替えできます。
支柱
モンステラは何年か育てていると、茎が伸びて支柱が必要になるほどに育ちます。茎が伸びて倒れそうになっている場合は、支柱を使って樹形を整えましょう。気根が絡みやすい支柱や、へご棒を使うとモンステラがしっかり絡みます。
モンステラを植え替える方法
準備物
- 一回り大きな鉢
- スコップ
- 新しい培養土
- 剪定ばさみ
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 新聞紙またはビニールシート
- 軍手
- 支柱
- 麻ひも
モンステラを植え替える手順
- あらかじめ植え替え前は水やりを控え、土を乾燥させておく。
- 鉢からモンステラを取り出し、根っこについた土は払い落とす。
- 新しい鉢の底に鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を底が見えなくなる程度に敷く。
- 鉢底石の上に新しい土を鉢の1/3程度入れる。
- モンステラを鉢の中心に置き、モンステラの位置が決まったら土を入れる。
- 植え替えてみてバランスが悪い場合は支柱を立てる。
- 植え替えが完了したら、水をたっぷりとあげます。鉢底から流れ出るくらいたっぷりとあげて完了。
モンステラが鉢から抜けない時は、割りばしなどで土をほぐすと抜けやすくなります。黒ずんだ根っこや、傷んでいる根っこなどは剪定ばさみで切り落とす。ただし根っこは全て切り落さないように注意しましょう。
土を入れる量は鉢の縁から2~3cm低くなるようにする。根っこの隙間にもしっかりと土を流し込みましょう。
支柱を立てる時は、鉢の底穴をふさがないよう中心から外して立てましょう。支柱を立てたら麻ひもなどでモンステラと結びます。
植え替え後の管理と2つの注意点
植え替えした後2週間程度は、モンステラに負担がかからないように風通しのいい日陰で管理しましょう。水やりは土の表面が乾いていたら、鉢底に水がでるまでたっぷりとあげましょう。肥料は特に与える必要はありません。
2週間ほど経つと、根っこの部分も徐々に伸び始め安定するめ、日当たりのいい場所に置けます。次第に茎が伸びたり、新芽が顔を出したりするでしょう。
モンステラを育てる上で注意しておいた方がいい事は何でしょうか。よくあるトラブルについて解説していきます。
病害虫
モンステラのみならず、植物には病害虫はつきものです。育てていれば病気にかかってしまったり、害虫の被害にあってしまったりするものです。病害虫予防としてモンステラを日当たりのいい場所に置き、通気性のいい環境を作ってあげましょう。支柱を使い葉の密集を避けることで通気性がよくなります。
モンステラに被害があるカイガラムシ、アブラムシ、ナメクジ、カメムシについては下記の記事で詳しく紹介しています。
葉が大きいですので、葉どうしが重なると日が当たらなくなり通気性も悪くなってしまいます。これは病害虫を引き起こす原因の一つになるので注意しましょう。
葉っぱが黒くなる病気については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はモンステラの植え替えの時期や方法を紹介しました。モンステラだけでなく他の観葉植物にも活用できますので、観葉植物が置いてある方はぜひ挑戦してみてください。
「大きくなりすぎてしまった…」「枯らしてしまった…」という方や、仕事が忙しくて観葉植物のお世話まで手が回らない時もあると思います。そんな時は専門業者に相談してみましょう。植え替えなど適格なアドバイスをもらえるので安心です。
地元の鉢の植え替え業者を探す
出張訪問サービスの検索予約サイトすまいのホットラインでは、高い技術を持った鉢の植え替えの専門業者が多数出店しています。
予約前に無料で質問ができ、作業料金や利用者の口コミも公開されているので、あなたの悩みを解決するピッタリの専門家を見つけることができます。
すまいのホットラインは、引越し・不用品回収・ハウスクリーニングなど、
200種以上の出張訪問サービスを予約できる、日本最大級の検索予約サイトです。
- 「相場」がわかる
- 総額料金や実際に利用した人の口コミで選べる
- 「人柄」で選べる
- スタッフの技術力や雰囲気・こだわりで選べる
- 「何でも」頼める
- どうすればいいかわからないお困りごとも解決