ガジュマルの植え替え時期から手順！植え替え時は根腐りや根詰まりなど失敗に注意
インテリアとして人気なガジュマルを育てているのに、葉が枯れてしまうなど悩みはありませんか？ガジュマルは定期的に植え替えすることで根詰まりなどトラブルを防げます。今回はガジュマルの植え替えの時期や方法を紹介します。ガジュマルの育て方のコツも合わせて紹介します。
ガジュマルとはどんな観葉植物？
おしゃれな雰囲気を演出するのにピッタリなガジュマルとは、一体どのような植物なのでしょうか。
コンパクトで育てやすい
観葉植物としても育てやすい品種で成長スピードが遅いため、コンパクトなサイズで楽しめます。日陰に強く育てやすいことから、初心者でも簡単にグリーンを取り入れられるでしょう。
インテリアや風水で人気がある
独特な姿が印象的なガジュマルは、インテリアや風水で人気がある観葉植物としても有名です。見た目のユニークさからも感じられる生命力があり、ガジュマルの形は様々で、神秘的な樹形を楽しめます。
また、風水では気分を落ち着かせてくれるリラックス効果を期待できるといわれています。
ガジュマルの種類
一般的なガジュマル
一般的なガジュマルは沖縄に自生しています。新芽が出やすく、定期的なお手入れもしやすいため、自分好みの形に育てられます。日光を浴びるとスクスクと成長し、大きいサイズは20mを超える大木もあるほどです。
ニンジンガジュマル
ニンジンのように幹がポッコリと膨らんでいるのが特徴のニンジンガジュマルです。ユニークな見た目からインテリアグリーンとして人気が高く、園芸店などの商品として取り扱われています。育て方は一般的なガジュマルと変わりません。
センカクガジュマル
生息地が尖閣諸島になる品種で地を這うように伸び、根が空気中に出ているのが特徴的です。他のガジュマルより葉が小さいですが、寒さに強く耐陰性で丈夫に育てられます。希少品種になるため園芸店で購入できるものは接ぎ木が多く、オリジナルを手に入れるのは難しいでしょう。
パンダガジュマル
センカクガジュマルの突然変異した種類で、高価な希少種として認知されています。見た目がパンダの耳のような葉っぱをしており、丸くて可愛らしいのが特徴です。ガジュマル好きの間では、憧れの存在として人気の的になっています。
ガジュマルの植え替えの時期
ガジュマルは適切な時期に植え替えすることで元気に育てられます。
植え替え時期
ガジュマルの植え替え時期は5～7月と言われています。買ったばかりのガジュマルでも鉢から根が飛び出している場合は、植え替えしましょう。
秋や冬に植え替えしてしまうと根が定着しないまま冬を越すことになり、ガジュマルが弱ってしまい枯れるリスクが高くなります。そのため夏の生育期前の5～7月に植え替えするとガジュマルの負担を軽減できます。
植え替えるタイミング
どのタイミングで植え替えするといいのか、ガジュマルの様子を見てサインを見極めましょう。水をやってもしみこまなければ、根詰まりを起こしている可能性があり植え替えが必要です。
また、鉢の底から根が出ていたり、日当たり水やりしても葉か枯れる時は同じように根詰まりが考えられます。これは植え替えのサインになるので、見逃さずに植え替えしましょう。根詰まりしている時の4つのサインについては下記の記事で詳しく紹介しています。
根詰まり以外にも根と土の間に黒いカビが生える根腐りしている場合は、新しい土に植え替えてあげなければ、さらに腐食が進行してしまいます。
ガジュマルの植え替え方法
ガジュマルの鉢の選び方
ガジュマルを植え替える時の鉢は、今使用している鉢より一回り大きいものを用意しましょう。ガジュマルの気根の形はさまざまです。気根の形に合わせて植木鉢を選ぶといいでしょう。
植木鉢の高さがあまりないものの方がバランスよく見えます。インテリアグリーンとして楽しめるガジュマルだからこそ、鉢選びを楽しみながらしてみるのもいいでしょう。
ガジュマルの土
ガジュマルは多湿を好みますが、植え替えに使用する土は通気性のいい土を選びましょう。市販の観葉植物の土を使えば簡単で、失敗なく植え替えできます。
自分で土を配合する場合は、水はけのことを考えて配合しましょう。赤玉土7、腐葉土2、排水性に優れたパーライトかバーミキュライトを1の割合が目安です。
植え替え方法
準備物
- 今の鉢よりも一回り大きい鉢
- 土
- 鉢底ネット
- 軽石
- スコップ
- ハサミ
- 割りばし
- 軍手
- 新聞紙またはピクニックシート
植え替え手順
- 植え替える数日前から水をあげるのをやめて、土を乾燥させた状態にする。
- 新しい鉢にネットを敷いて、軽石を鉢の底が隠れるまで入れて土を数cm敷く。
- ガジュマル鉢から根ごと取り出し根をほぐす。傷んでいる根をハサミで切る。
- 新しい鉢の真ん中にガジュマルを置いて、高さを見ながら土を入れて調節する。
- 割りばしで土をつつき根と土を馴染ませて、鉢の縁2cm程度下まで土を入れる。
- たっぷりの水やりし、土が沈む場合はさらに土を足します。
植え替え後のガジュマルの育て方
ガジュマルの育て方は比較的簡単ですが、いくつかのお手入れのコツなどがあります。
定期的に植え替えが必要
フレッシュな土を入れ替えてあげるためにも、2年に一度は植え替えする必要があります。そうすることで根詰まりや、根腐りを防ぐ効果が期待できます。適切な時期やタイミングで植え替えすることで、元気でスクスクと成長させることに繋がります。
ガジュマルの増やし方
ガジュマルを増やすには挿し木で増やすのが一般的です。剪定でカットした枝を挿し木に使えるため、新芽が出やすい4～6月に剪定するといいでしょう。
準備物
- 剪定ハサミ
- コップ
ガジュマルの増やし方
- 切り落としたガジュマルの枝を先端から10cm程度に切る。
- 葉は先端だけを残して残りはすべて取り除き、白い樹液を水で洗い流す。
- コップに水を入れて枝の切り口を数時間つけておく。
- 鉢に枝を挿し土にたっぷりの水をあげて、直射日光を避けて育てる。
- 新芽が出て根がしっかりと生えたら新しい鉢に植え替える。
日々お手入れして病気を防ぐ
水やりする時に直接霧吹きなどで葉に吹きかけることで、防虫対策や乾燥を防げます。湿気を好むガジュマルだからこそ、霧吹きをすることで理想の環境になります。そうすることで葉についたダニやアブラムシの予防にもなります。アブラムシの駆除方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
今回はガジュマルの植え替えの時期や方法を紹介しました。ガジュマルは普段のお手入れがしやすく丈夫なため、初心者の方でも楽しみながら育てられます。
しかし、定期的な植え替えが必要になり、大きく成長すればそれだけ大きな鉢にすることになります。大がかりな作業になることもあるので、自分で植え替えるのが大変な方は、プロにお願いするのもいいかもしれません。コンパクトなサイズから大きなサイズのガジュマルをインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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