コーヒーの木の育て方から植え替え方法まで解説!コーヒーの木の風水や剪定方法も紹介
最近おしゃれな観葉植物として注目されているのがコーヒーの木です。飾るだけでなく、上手に育てればコーヒー豆を収穫する楽しみもあります。今回はコーヒーの木の剪定方法や、植え替えする方法を紹介します。
コーヒーの木の特徴や基本の育て方
コーヒーの木の種類
コーヒーの木は全世界に約60種類200品種以上あるといわれています。なかでも最もポピュラーなのがアラビカ種です。世界のコーヒーの7~8割はこのアラビカ種です。他にロブスタ種、リベリカ種などがあります。
日本で観賞用に販売されているコーヒーの木はほとんどアラビカ種です。原産地がエチオピアなので、乾燥に強く寒さに弱いという特徴があります。
- 分類・・・コーヒーの木はアカネ科コーヒーノキ属に属する植物です
- 生育地・・・熱帯アフリカなど「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道を挟んだ北緯25度~南緯25度がコーヒー豆の生産地帯です
コーヒーの木を育てる場所
コーヒーの木を育てるのは20℃~25℃を保てる、寒くても10℃以下にならない場所が適しています。置き場所は日当たりと風通しがよく、エアコンの風が直接当たらない場所を選びましょう。夏の強い直射日光に当たると枝葉が枯れてしまいます。窓辺に置く時はレースカーテンやブラインドを下げるか、午前中のみ日が当たる場所に置いて葉が焼けるのを防いでください。
冬は外気温が10℃を下回ることが増えるので窓際では寒過ぎます。窓から離して置くか、段ボールで覆うなど工夫しましょう。春や秋の暖かい日には時々外に出して、日に当ててやると元気いっぱいに成長します。
コーヒーの木の水やり
春から秋はコーヒーの木の成長期です。土が乾いたらたっぷり水を与えてください。土が乾いていなければ水やりしなくても大丈夫です。夏はしょっちゅう水やりしないと土が乾いてしまいますが、それ以外の季節は週2回程度の水やりでOKです。
冬はコーヒーの木の成長が止まる時期なので、逆にあまり水をあげ過ぎると根腐れします。週1回程度、土が乾いて2~3日過ぎた頃に水をあげて乾燥気味に育てましょう。
肥料は生育が衰える真夏や真冬を避け、成長期の5月~9月に2ヶ月に1回のペースで固形の緩行性化成肥料を与えましょう。
コーヒーの葉に白い斑点ができるサビ病、うどん粉のようなものが付くうどん粉病に注意しましょう。病気になったら薬品で殺菌消毒したり、感染した枝葉ごと切り落として処分したり、感染を広げないようにしましょう。
また、アブラムシやカイガラムシにも注意が必要です。見つけたら殺虫剤で退治したり、歯ブラシでこすり落としましょう。自分ではできない人はプロの害虫駆除サービス業者に依頼しましょう。
コーヒーの実のならせ方
コーヒーの木は発芽後4~5年たって樹高1m以上に成長すると、5月~7月頃に小さな白い花を咲かせます。花は2~3日ですぐ落ちてしまうので、咲いたら即受粉させましょう。外に出して風や昆虫の力を借りたり、自分で細い筆の先に雌しべと雄しべの花粉をつけて人工受粉させます。コーヒーの実は9月頃に付き、次第に赤くなり(品種によっては黄色いものもあります)約9ヶ月後に完熟します。
コーヒーの実は生食可能で、甘くて美味しいです。実の中に入っている種がコーヒー豆で、1つの実から2粒のコーヒー豆を収穫できます。これを焙煎するとコーヒーになります。
コーヒーの木の風水
コーヒーの木の葉の形や、実をたくさん付ける姿から「金運」「仕事運」「健康運」が上がるといわれています。また、置き場所によっても得られる風水効果が違います。
コーヒーの木のような下向き葉っぱはリラックス効果や、穏やかな気持ちにすると考えられています。また、赤い実のなる観葉植物は、子宝を授けてくれる言われています。
コーヒーの木を剪定する時期や方法
コーヒーの木は成長して枝葉が伸びすぎると生育が妨げられます。コーヒーの木が伸びたなと思ったら余分な枝葉を切り落としましょう。剪定時期に決まりはありませんが、4月~6月の成長期の初期が適しています。
コーヒーの木を剪定する方法
準備物
- 軍手
- 剪定バサミ
- ゴミ袋
コーヒーの木を剪定する手順
- 切り戻し剪定する。コーヒーの木全体を見て伸び過ぎた枝を真ん中~1/3程度切り落とす。
- 間引き剪定する。密生して混みあった枝や、不要な枝を付け根から切り落とす。
切り戻し剪定の目的は枝の若返りと樹木の大きさを整えることです。新芽のすぐ上で切りましょう。
間引き剪定は「枝透かし」または「枝抜き剪定」とも呼ばれています。目的は日当たりや風通しをよくして病気や害虫を防きます。
どんな枝を切ったらいいのか?
- 他の枝にからみついている枝(からみ枝)
- 害虫や病気で枯れた枝(枯れ枝)
- 同じ場所から複数の枝が伸びているもの(車枝)
- 他の枝と交差している枝(交差枝)
- 幹に向かって逆に伸びている枝(逆さ枝)
- 下に向かって伸びている枝(下がり枝)
- 横ではなく真上に伸びている枝(立ち枝)
- 他の枝より目立って伸びている枝(徒長枝)
- 幹から突然伸びた細い枝(胴吹き)
- 幹の根元に生えている細い枝(ひこばえ)
- 幹から内側に向かって伸びている枝(ふところ枝)
自分で庭木の枝を剪定する方法については下記の記事で詳しく紹介しています。
コーヒーの木を植え替えする時期や方法
枝葉が成長するように根も成長します。そのまま放っておくと鉢の中で根が詰まり、根腐れをおこしてしまうので年1回、5月~7月頃に植え替えしましょう。
植え替えのやり方
準備物
- 軍手
- シャベル
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 土
- 剪定バサミ
コーヒーの木を植え替えする手順
- 大きく育てたい場合は一回り大きい鉢、大きくしたくない場合は同じ大きさの鉢を準備する。
- 鉢底の穴を塞ぐため鉢底ネットを敷いて、ネットの上に鉢底石を敷く。
- 鉢底石の上に土を7割程度入れる。
- 古い鉢からコーヒーの木を引き抜く。
- コーヒーの木を鉢に替えて、残りの土をかぶせて残りの土をかぶせて完了。
土は市販の観葉植物用培養土、または観葉植物用の土と赤玉土や鹿沼土などを自分で混ぜて配合土を作りましょう。
古い鉢からコーヒーの木を引き抜き土を落として、剪定バサミで伸びた根や黒ずんだ根を切り落としましょう。枝を1/3剪定したら、根も1/3切るとバランスが整います。
コーヒーの木を増やす3つの方法
挿し木
コーヒーを増やすには、新しく苗を購入しなくとも、枝を挿して増やす挿し木という手法があります。剪定した後に、虫がついていない枝を選んで使うのがおすすめです。挿し木する時期は5月~7月、特に梅雨の6月が適しています。
準備物
- 剪定ハサミ
- コップ
- 軍手
- シャベル
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 土
挿し木でコーヒーの木を増やす手順
- 枝を10cmくらいの長さに切り、切り口を断面積が大きくなるよう斜めにカットする。葉は2~3枚だけ残して切り落とす。
- 枝をしばらく水の入ったコップに入れ、水を吸わせる。
- 植え替えする方法と同じやり方で切った枝を土に植える。
- たっぷり水やりして完了。
鉢に鉢底ネット→鉢底石→土の順に入れて、土の中央に枝を挿して残りの土をかぶせましょう。
種まき
種まきする時期は5月~9月の成長期が適しています。
実がなった後の種を取り出し、土に植えます。発芽するまで数ヶ月かかります。種を植えたらいつも通り土が乾かないように水やりして芽が出るのを待ちましょう。
株分け
株分けする時期は5月~7月が適しています。植え替えした後に丈夫な株を選んで株分けしてください。
準備物
- 剪定ハサミ
- コップ
- 軍手
- シャベル
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 土
株分けしてコーヒーの木を増やす手順
- 古い鉢からコーヒーの木を抜き、株を半分に分ける。
- 植え替えする方法と同じやり方で株を土に植える。
- たっぷり水やりして完了。
株を半分に分ける時は手で分けるより、剪定バサミで根を切りながら分けた方が簡単です。
鉢に鉢底ネット→鉢底石→土の順に入れて、土の中央に株を植えて土をかぶせましょう。
まとめ
今回はコーヒーの木の剪定方法や、植え替えする方法を紹介しました。コーヒーの木は温度管理にさえ注意すれば、水やりや肥料の回数が少なくあまり手間がかからないため育てやすい観葉植物です。寒い冬でも室内に置いておけば1年中濃い緑色の葉を楽しめます。
様子を見て枝葉が伸びてきたら剪定してあげてください。自分で剪定できるかどうか心配な方は庭木の剪定(手作業)サービスを利用してください。植え替えもプロの鉢の植え替えサービスを利用できます。コーヒーの木を枯らさず楽しみましょう。
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